第34節 富山×J-22 マッチレポート■苔口2発。しぶとく勝ち切る
- 2015/10/19
- 10:44
【第34節 富山2―1J-22 ▽得点者:前半14分・苔口(富)、後半2分・平岡(J)、同41分・苔口(富)】
カターレは4試合ぶりの勝利を収めて連敗を3でストップ。順位を8位から6位に上げた。Jリーグ・アンダー22選抜(J-22)にも勝機があった試合展開だったが、球際での争いや終盤の運動量、「ホームで勝つ」という気持ちで上回り勝点3を引き寄せた。
開始直後から縦パスでDF裏を狙う攻めで圧力をかけた。
J-22との戦いで譲れない球際の勝負でも優勢だった。3分にMF森泰次郎が右サイドでボールを奪い、FW苔口卓也にスルーパスを通して最初の決定機を創出。続く14分に苔口が先制点を挙げたが、左サイドで相手に競り勝ったDF國吉貴博が一連のプレーの起点になっている。その1点目、國吉がドリブルで持ち上がってMF大西容平が中央から左へ浮き球のスルーパス。苔口が角度のない位置から左足を振り抜きサイドネットを揺らした。
J-22は最終ラインを高くしてコンパクトな布陣を保つ教科書通りの対応。ロングボール中心のカターレの攻めに対し、序盤は後手に回るシーンが多かった。しかし、カターレは「得点後に前へいかなくなってしまった。ハーフタイムに前線を見て速く攻めようと改めて確認した」(FW木本敬介)という。先制後に一気にたたみ掛けることができず、J-22がペースをつかむ時間の猶予を与えてしまった。
J-22は右サイドMF平岡翼(F東京)のドリブルが相手を圧倒。ここを足掛かりに反撃に転じる。パスが回るようになり、ボールを保持しながら攻める自分たちのリズムに乗った。後半開始直後、クロスのクリアミスがFW遠藤純輝(岐阜)の足もとに入って好機を迎え、その流れから右CKへ。MF和田達也(松本)のキックが、GK永井堅梧の目の前に飛び込んだ平岡の頭にピンポイントで合って同点に追い付いた。
同6分にも平岡のアーリークロスに対し、ボランチ水野泰輔(岐阜)がゴール前に飛び出して決定機をつくった。勢いづいて球際でも踏ん張るようになり、強みである巧さを発揮しながら逆転を目指して攻め立てる。同15分、左サイドバック山中亮輔(柏)がドリブルで持ち上がってサイドチェンジから平岡がシュート性のクロスを入れる。同20分、25分にはFW大津耀誠(群馬)が好機を迎えたが決め切れなかった。
苦しい時間が続いたカターレは「大山(俊輔)の働きが劣勢から優勢に転じるポイントになった」(澤入重雄監督)。後半17分に投入され、後ろでボールをさばいて攻撃の起点になった。逆に森が高めに位置してボール奪取に注力。J-22の運動量が落ち始めたのも重なり、同30分過ぎからは主導権を握った。
ツートップの苔口、木本が「(勝ち越しの)チャンスは必ずあると思っていた」と口をそろえたように、終盤の攻撃からはゴールへの意欲が伝わってきた。同38分、大山のスライディングでボールを奪い、木本のスルーパスからMF北井佑季が抜けてゴールに迫る。そして同41分、DF平出涼の右サイドへのフィードをDF内田錬平が頭で合わせてペナルティーエリア内へつなぐ。MF進藤誠司がニアでつぶれ、こぼれてきたボールを苔口が右足ボレーで突き刺した。
試合後の会見で澤入監督は「選手たちはカターレを背負っている。(これまでの戦いを通じて)現有戦力である彼らの力をうまく引き出せればきちっと戦えるというのは少し見えた。J2復帰を考えた時に足りないものは考えていかなければならないが、潜在能力をきちっと発揮させられたらきちっと結果を残していける選手たちだと思う」と話した。選手には次も存分に力を発揮してほしい。一丸となって“カターレには力がある”と証明してほしい。残り4試合。
カターレは4試合ぶりの勝利を収めて連敗を3でストップ。順位を8位から6位に上げた。Jリーグ・アンダー22選抜(J-22)にも勝機があった試合展開だったが、球際での争いや終盤の運動量、「ホームで勝つ」という気持ちで上回り勝点3を引き寄せた。
開始直後から縦パスでDF裏を狙う攻めで圧力をかけた。
J-22との戦いで譲れない球際の勝負でも優勢だった。3分にMF森泰次郎が右サイドでボールを奪い、FW苔口卓也にスルーパスを通して最初の決定機を創出。続く14分に苔口が先制点を挙げたが、左サイドで相手に競り勝ったDF國吉貴博が一連のプレーの起点になっている。その1点目、國吉がドリブルで持ち上がってMF大西容平が中央から左へ浮き球のスルーパス。苔口が角度のない位置から左足を振り抜きサイドネットを揺らした。
J-22は最終ラインを高くしてコンパクトな布陣を保つ教科書通りの対応。ロングボール中心のカターレの攻めに対し、序盤は後手に回るシーンが多かった。しかし、カターレは「得点後に前へいかなくなってしまった。ハーフタイムに前線を見て速く攻めようと改めて確認した」(FW木本敬介)という。先制後に一気にたたみ掛けることができず、J-22がペースをつかむ時間の猶予を与えてしまった。
J-22は右サイドMF平岡翼(F東京)のドリブルが相手を圧倒。ここを足掛かりに反撃に転じる。パスが回るようになり、ボールを保持しながら攻める自分たちのリズムに乗った。後半開始直後、クロスのクリアミスがFW遠藤純輝(岐阜)の足もとに入って好機を迎え、その流れから右CKへ。MF和田達也(松本)のキックが、GK永井堅梧の目の前に飛び込んだ平岡の頭にピンポイントで合って同点に追い付いた。
同6分にも平岡のアーリークロスに対し、ボランチ水野泰輔(岐阜)がゴール前に飛び出して決定機をつくった。勢いづいて球際でも踏ん張るようになり、強みである巧さを発揮しながら逆転を目指して攻め立てる。同15分、左サイドバック山中亮輔(柏)がドリブルで持ち上がってサイドチェンジから平岡がシュート性のクロスを入れる。同20分、25分にはFW大津耀誠(群馬)が好機を迎えたが決め切れなかった。
苦しい時間が続いたカターレは「大山(俊輔)の働きが劣勢から優勢に転じるポイントになった」(澤入重雄監督)。後半17分に投入され、後ろでボールをさばいて攻撃の起点になった。逆に森が高めに位置してボール奪取に注力。J-22の運動量が落ち始めたのも重なり、同30分過ぎからは主導権を握った。
ツートップの苔口、木本が「(勝ち越しの)チャンスは必ずあると思っていた」と口をそろえたように、終盤の攻撃からはゴールへの意欲が伝わってきた。同38分、大山のスライディングでボールを奪い、木本のスルーパスからMF北井佑季が抜けてゴールに迫る。そして同41分、DF平出涼の右サイドへのフィードをDF内田錬平が頭で合わせてペナルティーエリア内へつなぐ。MF進藤誠司がニアでつぶれ、こぼれてきたボールを苔口が右足ボレーで突き刺した。
試合後の会見で澤入監督は「選手たちはカターレを背負っている。(これまでの戦いを通じて)現有戦力である彼らの力をうまく引き出せればきちっと戦えるというのは少し見えた。J2復帰を考えた時に足りないものは考えていかなければならないが、潜在能力をきちっと発揮させられたらきちっと結果を残していける選手たちだと思う」と話した。選手には次も存分に力を発揮してほしい。一丸となって“カターレには力がある”と証明してほしい。残り4試合。
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- テーマ:Jリーグ
- ジャンル:スポーツ
- カテゴリ:第34節○2-1J-22