第12節 富山×讃岐 マッチレポート■ナンバーセブンの輝き
- 2023/06/07
- 07:36
【第12節 富山3―0讃岐 ▽得点者:前半31分・佐々木、同36分・佐々木、後半39分・高橋(以上富)】
※ハイライト映像(J公式サイト)
徳島から移籍した2017年のホーム開幕・鹿児島戦で決めた鮮烈なゴールを想起したサポーターがいるのではないか。ナンバーセブンを託された在籍7年目のMF佐々木陽次が輝きを放ち、20年最終戦以来となるゴールを含む2得点1アシストでチームを勝利に導いた。
佐々木は今節がリーグ戦今季初先発。「自分を表現したかった。これまで出場機会が少なく苦しい時間が長かったので、「やってやるぞ」「2点ぐらい取ってやるぞ」という強い気持ちで臨んだ。今はベンチ外でも自信を失う必要はなく、誰だって試合でヒーローになれる。チームにそういう雰囲気をつくりたかった。これからも言葉と行動で示していきたい」。言葉を選びながら淡々と試合後に語った。
ピッチで自分らしさを表現できない苦しさは今季だけではない。得点から遠ざかった2年半はずっともどかしい思いを抱えてきた。安達体制ではパスワークの要として存在感を発揮。だが、石﨑体制の守りを重視するサッカースタイルの中で出場機会が減った。
この日の活躍を見て安達亮監督が口にした言葉を思い出した。「陽次がもう少し得点を取って目立っていたら、上のクラブに引き抜かれてもうこのチームにはいないよね」。本人はけなされたと思うかもしれないが、これは真似できない彼の才能を称えたものだ。当時、彼はトップ下に入って誰よりも長い距離を走った。ボールを受けるために絶えずポジションを取り直し、動き続けていることをデータが示していた。パスサッカーを目指すに当たって監督がキーマンに据えたのが彼であり、不可欠な存在だった。
この日、見事に複数得点をマークした姿を見て、「もう少し得点を」というこれまでのイメージまでも振り払ったのではないか。
カターレ在籍中の得点はこれで20点に到達した。59点の苔口卓也、26点の朝日大輔、22点の黒部光昭に次ぐ歴代4位。再び動かしたスコアをさらに伸ばしてチームを引っ張っていってくれるだろう。
※ハイライト映像(J公式サイト)
徳島から移籍した2017年のホーム開幕・鹿児島戦で決めた鮮烈なゴールを想起したサポーターがいるのではないか。ナンバーセブンを託された在籍7年目のMF佐々木陽次が輝きを放ち、20年最終戦以来となるゴールを含む2得点1アシストでチームを勝利に導いた。
佐々木は今節がリーグ戦今季初先発。「自分を表現したかった。これまで出場機会が少なく苦しい時間が長かったので、「やってやるぞ」「2点ぐらい取ってやるぞ」という強い気持ちで臨んだ。今はベンチ外でも自信を失う必要はなく、誰だって試合でヒーローになれる。チームにそういう雰囲気をつくりたかった。これからも言葉と行動で示していきたい」。言葉を選びながら淡々と試合後に語った。
ピッチで自分らしさを表現できない苦しさは今季だけではない。得点から遠ざかった2年半はずっともどかしい思いを抱えてきた。安達体制ではパスワークの要として存在感を発揮。だが、石﨑体制の守りを重視するサッカースタイルの中で出場機会が減った。
この日の活躍を見て安達亮監督が口にした言葉を思い出した。「陽次がもう少し得点を取って目立っていたら、上のクラブに引き抜かれてもうこのチームにはいないよね」。本人はけなされたと思うかもしれないが、これは真似できない彼の才能を称えたものだ。当時、彼はトップ下に入って誰よりも長い距離を走った。ボールを受けるために絶えずポジションを取り直し、動き続けていることをデータが示していた。パスサッカーを目指すに当たって監督がキーマンに据えたのが彼であり、不可欠な存在だった。
この日、見事に複数得点をマークした姿を見て、「もう少し得点を」というこれまでのイメージまでも振り払ったのではないか。
カターレ在籍中の得点はこれで20点に到達した。59点の苔口卓也、26点の朝日大輔、22点の黒部光昭に次ぐ歴代4位。再び動かしたスコアをさらに伸ばしてチームを引っ張っていってくれるだろう。
- 関連記事
-
- 天皇杯2回戦 京都×富山 富山・小田切道治監督の会見コメント
- 【天皇杯2回戦vs京都プレビュー】初のJ1撃破へ。J3筆頭の意地を
- 第12節 富山×讃岐 マッチレポート■ナンバーセブンの輝き
- 第12節 富山×讃岐 讃岐・米山篤志監督の会見コメント
- 第12節 富山×讃岐 富山・小田切道治監督の会見コメント