【天皇杯2回戦vs京都プレビュー】初のJ1撃破へ。J3筆頭の意地を
- 2023/06/07
- 08:03
まだ果たせていないJ1クラブ撃破を目指して京都に挑む。
今夜はカターレを含めJ3の10クラブが格上と勝負する。首位の意地を示したい。
京都との対戦はJ2以来9年ぶり。当時は安間貴義監督と大木武監督の師弟が双方を率いて一歩も引かない激戦を繰り返し、対戦成績は2勝4分2敗だった。今回はいかに。
京都はかつて湘南を指揮した曺貴裁監督のもと12年ぶりのJ1復帰を果たして昨年は16位だった。湘南がそうだったように、ハードワークと攻守のスピーディーな切り替えが徹底されたプレッシングサッカーはカターレが目指すところとも重なる。「寄せのスピードは映像で見ていても相当速い。それにいかに早く慣れるかがポイントになる。立ち上がりが重要だ」と小田切道治監督。互いに強みを押し出した真っ向勝負になれば得るものは大きいだろう。昨年の2回戦では神戸から2点を先取したが終盤にひっくり返された。日本代表経験のあるFW大迫勇也とDF酒井高徳の底力を肌で感じて選手たちはおおいに刺激を受けていた。今回も多くを収穫してリーグ戦につなげたい。
2019年まで京都でプレーしたFW大野耀平だけでなく、小田切監督にとっても古巣との一戦になる。富山第一高校を卒業して1997年に加入して2年間在籍し、99年に甲府へ移籍した。当時は公式戦への出場がかなわなかったが、熱心なサポーターならば高卒ルーキーとして京都で歩み始めた彼のことを忘れてはいないだろう。知り合いの記者によると、昨秋の小田切監督の就任は関係者のあいだで話題になっていたそうだ。
小田切監督は「実は僕にとっても古巣戦なんですよね。プロとしてスタートさせてもらった、お世話になったクラブで恩義を感じています。最初は会場が新スタジアムでないことが残念でしたが、そうじゃないなと思い返しました。選手として一度も立てなかった西京極のスタジアムでこのようなかたちで試合をできることがうれしい」と話している。
前節から中2日のゲームで、今季の選手層の厚さとそれぞれの充実ぶりを考えるとスタメンの顔ぶれは大きく変わる可能性が高い。大野は出場が濃厚だろう。今季はまだ無得点だが、昨季のこの季節に覚醒したストライカーとして才能を発揮して京都サポーターを驚かせてほしい。「空回りしないように、対戦相手のことよりも試合のことを意識してトレーニングしている。これまではケガによるブランクがあって体の動きとイメージに少しズレがあったが徐々に良くなってきた。チームが好調なのに自分だけ完全に出遅れてしまっている。チームの力になれるように、この試合をきっかけにしたい」と話している。
※Jリーグ公式サイトに試合の見どころが掲載されています。こちらも御覧ください。
・京都vs富山/特別な思いが交錯するであろう一戦。勝負は「聖地」にて
今夜はカターレを含めJ3の10クラブが格上と勝負する。首位の意地を示したい。
京都との対戦はJ2以来9年ぶり。当時は安間貴義監督と大木武監督の師弟が双方を率いて一歩も引かない激戦を繰り返し、対戦成績は2勝4分2敗だった。今回はいかに。
京都はかつて湘南を指揮した曺貴裁監督のもと12年ぶりのJ1復帰を果たして昨年は16位だった。湘南がそうだったように、ハードワークと攻守のスピーディーな切り替えが徹底されたプレッシングサッカーはカターレが目指すところとも重なる。「寄せのスピードは映像で見ていても相当速い。それにいかに早く慣れるかがポイントになる。立ち上がりが重要だ」と小田切道治監督。互いに強みを押し出した真っ向勝負になれば得るものは大きいだろう。昨年の2回戦では神戸から2点を先取したが終盤にひっくり返された。日本代表経験のあるFW大迫勇也とDF酒井高徳の底力を肌で感じて選手たちはおおいに刺激を受けていた。今回も多くを収穫してリーグ戦につなげたい。
2019年まで京都でプレーしたFW大野耀平だけでなく、小田切監督にとっても古巣との一戦になる。富山第一高校を卒業して1997年に加入して2年間在籍し、99年に甲府へ移籍した。当時は公式戦への出場がかなわなかったが、熱心なサポーターならば高卒ルーキーとして京都で歩み始めた彼のことを忘れてはいないだろう。知り合いの記者によると、昨秋の小田切監督の就任は関係者のあいだで話題になっていたそうだ。
小田切監督は「実は僕にとっても古巣戦なんですよね。プロとしてスタートさせてもらった、お世話になったクラブで恩義を感じています。最初は会場が新スタジアムでないことが残念でしたが、そうじゃないなと思い返しました。選手として一度も立てなかった西京極のスタジアムでこのようなかたちで試合をできることがうれしい」と話している。
前節から中2日のゲームで、今季の選手層の厚さとそれぞれの充実ぶりを考えるとスタメンの顔ぶれは大きく変わる可能性が高い。大野は出場が濃厚だろう。今季はまだ無得点だが、昨季のこの季節に覚醒したストライカーとして才能を発揮して京都サポーターを驚かせてほしい。「空回りしないように、対戦相手のことよりも試合のことを意識してトレーニングしている。これまではケガによるブランクがあって体の動きとイメージに少しズレがあったが徐々に良くなってきた。チームが好調なのに自分だけ完全に出遅れてしまっている。チームの力になれるように、この試合をきっかけにしたい」と話している。
※Jリーグ公式サイトに試合の見どころが掲載されています。こちらも御覧ください。
・京都vs富山/特別な思いが交錯するであろう一戦。勝負は「聖地」にて
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