第11節 今治×富山 マッチレポート■一致団結。暑さに負けじ熱き1勝
- 2020/08/24
- 13:51
【第11節 今治0―3富山 ▽得点者:前半44分・戸高、後半28分・大谷、同32分・田中佑(以上富)】
※ハイライト映像(J公式サイト)
試合前のミーティングで安達亮監督は「(田中)佑昌の500試合目。チームメートのためにそういう記念の試合は絶対に勝つぞ」と話したそうだ。2004年に18歳でプロになり17年目での達成。その数字のすごみは選手たちが最も分かっている。戦う意味がもう1つ加わり、ピッチに向かう彼らの士気は一層高まったに違いない。猛暑への懸念を振り払って3-0で快勝した。
両チームともボールを丁寧につなぐ自分たちのスタイルで立ち上がる。カターレは今治の力をリスペクトして守備意識を高めていたという。対する今治もコンパクトな守備陣形をつくって対応。互いに大きなチャンスもピンチもなく時間が進んだ。
今治は累積警告による出場停止でMF楠美圭史を欠き、もう1人の主力ボランチ橋本英郎も軽い負傷があったらしくベンチからも外れた。攻守の舵取り役がそろっていなくなった影響は小さくなかった。リュイス・プラナグマ監督は加入して10日ほどのFW澤上竜二を初先発させて早めに前線にボールを入れる攻めを狙っていたが、考えていたようにはうまくチャンスをつくれなかった。
これもあって飲水タイムが明けた前半25分過ぎからカターレに流れが傾きボールを持つ時間が長くなる。相手陣でボールを動かしながらチャンスをうかがった。押し気味だったこの時間にほしかった先制点が挙がった。左のスローインからつなぎペナルティーエリア左からMF末木裕也が狙う。シュートが相手選手に当たって同サイドのMF戸高弘貴の足もとに収まり、GKと1対1に。戸高はしっかり相手を見ながらボールを浮かせて対角のゴールネットを揺らした。
今治は直後に右からのグラウンダーのクロスにFW2人が中央から詰めてつぶれ、ファーに流れたところをDF上原拓郎が狙ったがシュートは勢いよく左に外れた。
ハーフタイムにカターレは前線で2人を変えて大谷駿斗と武颯を投入。大谷のスピードを生かしながら攻勢を維持して後半28分に2点目を奪取。相手GKからのフィードをヘディングで前方につなぐと武が迷わずワンタッチでMF花井聖に預ける。そこから裏にパスが出て大谷が抜け出し、GKの頭上を抜いて決めた。
さらに同32分には左CKから田中佑が自身Jリーグ通算63点目をヘディングで決めてメモリアルゲームを飾った。
「きょうは戦う姿勢が前面に出ていて、我々としても単なる勝点3だけではない収穫がたくさんあった」と安達監督は選手たちを称える。
「前線の選手で得点を決めていないのは自分だけ。結果を出したい」と話していた大谷に待望の今季初ゴールが生まれた。MF池髙暢希が今季初先発を果たし、先発に抜てきされたDF戸根一誓が安定したプレーをみせた。MF稲葉修土は守備だけでなくボールに数多く関与して攻撃でも存在感を発揮。前半途中に急きょ投入されたDF松本雄真は出場5試合目にして最長の63分プレーして勝利に貢献した。
この日も3得点を挙げ、カターレは今季の勝った5試合はすべて3得点以上奪っている。29日の次節・八戸戦から熊本戦、讃岐戦と続く3連戦でもこの爆発力を発揮できるか注目だ。
※ハイライト映像(J公式サイト)
試合前のミーティングで安達亮監督は「(田中)佑昌の500試合目。チームメートのためにそういう記念の試合は絶対に勝つぞ」と話したそうだ。2004年に18歳でプロになり17年目での達成。その数字のすごみは選手たちが最も分かっている。戦う意味がもう1つ加わり、ピッチに向かう彼らの士気は一層高まったに違いない。猛暑への懸念を振り払って3-0で快勝した。
両チームともボールを丁寧につなぐ自分たちのスタイルで立ち上がる。カターレは今治の力をリスペクトして守備意識を高めていたという。対する今治もコンパクトな守備陣形をつくって対応。互いに大きなチャンスもピンチもなく時間が進んだ。
今治は累積警告による出場停止でMF楠美圭史を欠き、もう1人の主力ボランチ橋本英郎も軽い負傷があったらしくベンチからも外れた。攻守の舵取り役がそろっていなくなった影響は小さくなかった。リュイス・プラナグマ監督は加入して10日ほどのFW澤上竜二を初先発させて早めに前線にボールを入れる攻めを狙っていたが、考えていたようにはうまくチャンスをつくれなかった。
これもあって飲水タイムが明けた前半25分過ぎからカターレに流れが傾きボールを持つ時間が長くなる。相手陣でボールを動かしながらチャンスをうかがった。押し気味だったこの時間にほしかった先制点が挙がった。左のスローインからつなぎペナルティーエリア左からMF末木裕也が狙う。シュートが相手選手に当たって同サイドのMF戸高弘貴の足もとに収まり、GKと1対1に。戸高はしっかり相手を見ながらボールを浮かせて対角のゴールネットを揺らした。
今治は直後に右からのグラウンダーのクロスにFW2人が中央から詰めてつぶれ、ファーに流れたところをDF上原拓郎が狙ったがシュートは勢いよく左に外れた。
ハーフタイムにカターレは前線で2人を変えて大谷駿斗と武颯を投入。大谷のスピードを生かしながら攻勢を維持して後半28分に2点目を奪取。相手GKからのフィードをヘディングで前方につなぐと武が迷わずワンタッチでMF花井聖に預ける。そこから裏にパスが出て大谷が抜け出し、GKの頭上を抜いて決めた。
さらに同32分には左CKから田中佑が自身Jリーグ通算63点目をヘディングで決めてメモリアルゲームを飾った。
「きょうは戦う姿勢が前面に出ていて、我々としても単なる勝点3だけではない収穫がたくさんあった」と安達監督は選手たちを称える。
「前線の選手で得点を決めていないのは自分だけ。結果を出したい」と話していた大谷に待望の今季初ゴールが生まれた。MF池髙暢希が今季初先発を果たし、先発に抜てきされたDF戸根一誓が安定したプレーをみせた。MF稲葉修土は守備だけでなくボールに数多く関与して攻撃でも存在感を発揮。前半途中に急きょ投入されたDF松本雄真は出場5試合目にして最長の63分プレーして勝利に貢献した。
この日も3得点を挙げ、カターレは今季の勝った5試合はすべて3得点以上奪っている。29日の次節・八戸戦から熊本戦、讃岐戦と続く3連戦でもこの爆発力を発揮できるか注目だ。
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