第4節 富山×秋田 マッチレポート■先発総入れ替えで健闘も首位に屈す
- 2020/07/16
- 15:28
【第4節 富山0―1秋田 ▽得点者:後半32分・井上(秋)】
※ハイライト映像(J公式サイト)
カターレは4日前の前節・沼津戦からスターティングメンバー11人をすべて入れ替えて臨んだ。首位にも臆さない大胆な一手。安達亮監督は厚くなった選手層と積み上げてきたチーム力を信じて心身ともにフレッシュな選手たちにゲームを託した。プラン通りに進んで、後半は主導権を完全に掌握した。あと一押しがあれば「富山は強い」と広く知らしめる夜になっていただろう。しかし、秋田にワンチャンスをモノにされて惜敗。指揮官は「これぐらいの内容で戦える自信はあった。勝点がついてこなかったのが悔しい」と話した。
7人が今季初先発。うち昨年けがに泣いたDF戸根一誓、ルーキーFW松澤彰がJリーグ初出場だった。
対照的に秋田のスタメンはアウェイ続きにもかかわらず前節・八戸戦とまったく同じ。吉田謙監督も熟慮しただろうが最終的には「勢いに乗ったチームを崩さずに」と考えた。
前半は一進一退の攻防となり、ともに2度ほど得点チャンスをつくった。カターレはロングボールで押してくる秋田の攻撃を、センターバックの戸根とルーカス・ダウベルマンを中心によくしのいだ。攻撃でも寄せの早い相手との密集戦にもひるまず、球際で戦い、パスをつないで打開してチャンスをつくるシーンが何度もあった。
秋田は31分にパス交換からMF山田尚幸がペナルティーエリア左でフリーになりシュート。41分にはロングボールのこぼれ球から展開して左からのアーリークロスに逆サイドからMF沖野将基が飛び込んでゴールに迫った。
カターレは18分にクロスを松澤が頭で落としてMF椎名伸志がミドルレンジから狙い、こぼれ球にFW武颯が詰める。44分にはボールを動かして相手を大きく揺さぶり、DF柳下大樹の右からのクロスにMF佐々木陽次がファーから飛び込むも、相手DFにゴール寸前で阻まれた。前半アディショナルタイム、相手ペナルティーエリア右から椎名がグラウンダーで中央に折り返したボールが、滑り込んできた相手選手の腕に当たったように見えたがPKにはならず。前半は0-0で折り返した。
前半の終わりからペースをつかんだカターレは、後半に入るとゲームを支配。パスをつないで相手を押し込み、得点の機会をうかがった。相手選手に疲れが見え始め、いかにしてゴールをこじ開けるかが焦点に。しかし、崩し切るまでには至らず、セットプレーからも決定機をつくれなかった。
秋田のチームリーダー山田は「(連戦で)いつもよりもみんなの体が動いていないなとは感じてはいたが、秋田らしい粘り強さが最後まで見られた」と言う。我慢して守ったかいあって後半32分に先制点が挙がる。左からのクロスのこぼれ球を拾って入れ直したボールがカターレのDFとGKのあいだをすり抜け、詰めていたルーキーFW井上直輝が押し込んだ。
このまま秋田が逃げ切って開幕4連勝を達成。カターレはホームで2連敗となり、秋田との勝点差は早くも8に広がった。
カターレは選手を入れ替えても首位と互角以上に渡り合い、この試合でもポテンシャルの高さは示した。しかし、開幕してからの4試合で目指している圧倒的な強さを結果で披露するまでには至っていない。勝点8差はすぐには縮まらないだろう。出直してしっかり力を付けていきたい。
※ハイライト映像(J公式サイト)
カターレは4日前の前節・沼津戦からスターティングメンバー11人をすべて入れ替えて臨んだ。首位にも臆さない大胆な一手。安達亮監督は厚くなった選手層と積み上げてきたチーム力を信じて心身ともにフレッシュな選手たちにゲームを託した。プラン通りに進んで、後半は主導権を完全に掌握した。あと一押しがあれば「富山は強い」と広く知らしめる夜になっていただろう。しかし、秋田にワンチャンスをモノにされて惜敗。指揮官は「これぐらいの内容で戦える自信はあった。勝点がついてこなかったのが悔しい」と話した。
7人が今季初先発。うち昨年けがに泣いたDF戸根一誓、ルーキーFW松澤彰がJリーグ初出場だった。
対照的に秋田のスタメンはアウェイ続きにもかかわらず前節・八戸戦とまったく同じ。吉田謙監督も熟慮しただろうが最終的には「勢いに乗ったチームを崩さずに」と考えた。
前半は一進一退の攻防となり、ともに2度ほど得点チャンスをつくった。カターレはロングボールで押してくる秋田の攻撃を、センターバックの戸根とルーカス・ダウベルマンを中心によくしのいだ。攻撃でも寄せの早い相手との密集戦にもひるまず、球際で戦い、パスをつないで打開してチャンスをつくるシーンが何度もあった。
秋田は31分にパス交換からMF山田尚幸がペナルティーエリア左でフリーになりシュート。41分にはロングボールのこぼれ球から展開して左からのアーリークロスに逆サイドからMF沖野将基が飛び込んでゴールに迫った。
カターレは18分にクロスを松澤が頭で落としてMF椎名伸志がミドルレンジから狙い、こぼれ球にFW武颯が詰める。44分にはボールを動かして相手を大きく揺さぶり、DF柳下大樹の右からのクロスにMF佐々木陽次がファーから飛び込むも、相手DFにゴール寸前で阻まれた。前半アディショナルタイム、相手ペナルティーエリア右から椎名がグラウンダーで中央に折り返したボールが、滑り込んできた相手選手の腕に当たったように見えたがPKにはならず。前半は0-0で折り返した。
前半の終わりからペースをつかんだカターレは、後半に入るとゲームを支配。パスをつないで相手を押し込み、得点の機会をうかがった。相手選手に疲れが見え始め、いかにしてゴールをこじ開けるかが焦点に。しかし、崩し切るまでには至らず、セットプレーからも決定機をつくれなかった。
秋田のチームリーダー山田は「(連戦で)いつもよりもみんなの体が動いていないなとは感じてはいたが、秋田らしい粘り強さが最後まで見られた」と言う。我慢して守ったかいあって後半32分に先制点が挙がる。左からのクロスのこぼれ球を拾って入れ直したボールがカターレのDFとGKのあいだをすり抜け、詰めていたルーキーFW井上直輝が押し込んだ。
このまま秋田が逃げ切って開幕4連勝を達成。カターレはホームで2連敗となり、秋田との勝点差は早くも8に広がった。
カターレは選手を入れ替えても首位と互角以上に渡り合い、この試合でもポテンシャルの高さは示した。しかし、開幕してからの4試合で目指している圧倒的な強さを結果で披露するまでには至っていない。勝点8差はすぐには縮まらないだろう。出直してしっかり力を付けていきたい。
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