【第1節vs長野プレビュー】いきなり大一番。ライバル撃破し勢いに乗れ
- 2020/06/27
- 21:56
カターレのJリーグ12年目のシーズンが始まる。新型コロナウイルスの影響で開幕が約4カ月順延され、難しい調整を強いられてきた。だが、「圧倒的にJ3を制してJ2に昇格する」という志に揺るぎはない。道のりの険しさは覚悟している。頂上を目指し、さあ出発だ。
戦う準備は十分に整っている。この4カ月で新加入選手に戦術が浸透した。若手が伸びて選手層も底上げされた。けがによる離脱者もリハビリ中のFW高橋駿太を除き皆無。当初開幕予定だった3月よりも間違いなくチーム力は高まっている。トレーニングマッチの内容と結果も上々だ。かなりの高確率で好パフォーマンスが期待できる。
これを前提に、開幕戦では以下のような注目点を挙げられる。
▽スターティングメンバーはいかに。フォーメーションは
▽昨季の強みだった左サイド攻撃に代わる攻撃パターンは確立されたか
▽開幕が延期になり重点的に取り組んだ守備力強化の成果は
▽3回5人に増えた交代枠をどう使うか
選手層が厚くなり、決め手を持つ能力の高い者も増えて、布陣や戦い方の選択肢は広がっている。チームづくりが進み、予想される開幕スタメンは、3月の想定メンバーから何人か入れ替わっている。当日の発表が楽しみだ。サプライズがあるかもしれない。
対戦相手が長野になり、開幕戦への興味はさらに深まった。安達亮監督は日程が発表された15日の記者会見で、春先に練習試合で長野と2度対戦していずれも完敗を喫したことを明らかにした。「(当時の)長野はチームの仕上がりが非常に良く、『リーグで最も力があるのではないか』と思ったほどだった。そんな長野と初戦で対戦できるのは我々にとって喜ばしい。自分たちの力量、さらにやらなければならないことが明確になるからだ。今季の初戦ではあるが、(もしかすると)最も内容の濃い試合になるかもしれない」と語る。MF碓井鉄平は「長野が強いのはみんな分かっており、勝って勢いに乗りたい」と話した。
長野は横山雄次監督が就任2年目を迎えて選手の顔ぶれが大きく変わった。FW宇野沢祐次やDF大島嵩弘といった長くチームを支えたベテランが去り、代わって大卒ルーキーら若手が数多く加入して年齢構成も若返っている。横山監督とともに栃木をJ2に復帰させたセンターバック広瀬健太が新潟から移籍し、前線に八戸のエース格だったMF三田尚希が加わっている。
昨季は9位にとどまったが後半戦の成績はカターレと並ぶ10勝4分3敗だった。第30節に大城佑斗の一撃でカターレを下してから5連勝でシーズンを終えている。さらなる上積みが見込める今季をJ2昇格のチャンスと捉えているはずだ。
長野はハードワークを徹底した堅守速攻に磨きをかけている。対するカターレはどう出るか。自らのスタイルに徹してパスワークで真っ向勝負を挑むもよし、プレッシャーを回避する長めのボールで早めに前線で起点をつくるのもよいだろう。状況を把握して臨機応変に進めるのが望ましいが、たとえマイペースで進められなくても今季は繰り出す次の一手がいくつもある。
「どんなゲーム展開になっても最後は勝つ」。そんな究極の強さにカターレはどこまで迫れるのか。いきなりの長野戦は今季の可能性を推し量るにうってつけの大一番になる。
戦う準備は十分に整っている。この4カ月で新加入選手に戦術が浸透した。若手が伸びて選手層も底上げされた。けがによる離脱者もリハビリ中のFW高橋駿太を除き皆無。当初開幕予定だった3月よりも間違いなくチーム力は高まっている。トレーニングマッチの内容と結果も上々だ。かなりの高確率で好パフォーマンスが期待できる。
これを前提に、開幕戦では以下のような注目点を挙げられる。
▽スターティングメンバーはいかに。フォーメーションは
▽昨季の強みだった左サイド攻撃に代わる攻撃パターンは確立されたか
▽開幕が延期になり重点的に取り組んだ守備力強化の成果は
▽3回5人に増えた交代枠をどう使うか
選手層が厚くなり、決め手を持つ能力の高い者も増えて、布陣や戦い方の選択肢は広がっている。チームづくりが進み、予想される開幕スタメンは、3月の想定メンバーから何人か入れ替わっている。当日の発表が楽しみだ。サプライズがあるかもしれない。
対戦相手が長野になり、開幕戦への興味はさらに深まった。安達亮監督は日程が発表された15日の記者会見で、春先に練習試合で長野と2度対戦していずれも完敗を喫したことを明らかにした。「(当時の)長野はチームの仕上がりが非常に良く、『リーグで最も力があるのではないか』と思ったほどだった。そんな長野と初戦で対戦できるのは我々にとって喜ばしい。自分たちの力量、さらにやらなければならないことが明確になるからだ。今季の初戦ではあるが、(もしかすると)最も内容の濃い試合になるかもしれない」と語る。MF碓井鉄平は「長野が強いのはみんな分かっており、勝って勢いに乗りたい」と話した。
長野は横山雄次監督が就任2年目を迎えて選手の顔ぶれが大きく変わった。FW宇野沢祐次やDF大島嵩弘といった長くチームを支えたベテランが去り、代わって大卒ルーキーら若手が数多く加入して年齢構成も若返っている。横山監督とともに栃木をJ2に復帰させたセンターバック広瀬健太が新潟から移籍し、前線に八戸のエース格だったMF三田尚希が加わっている。
昨季は9位にとどまったが後半戦の成績はカターレと並ぶ10勝4分3敗だった。第30節に大城佑斗の一撃でカターレを下してから5連勝でシーズンを終えている。さらなる上積みが見込める今季をJ2昇格のチャンスと捉えているはずだ。
長野はハードワークを徹底した堅守速攻に磨きをかけている。対するカターレはどう出るか。自らのスタイルに徹してパスワークで真っ向勝負を挑むもよし、プレッシャーを回避する長めのボールで早めに前線で起点をつくるのもよいだろう。状況を把握して臨機応変に進めるのが望ましいが、たとえマイペースで進められなくても今季は繰り出す次の一手がいくつもある。
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