■試合日程決まる/安達監督の会見詳報
- 2020/06/19
- 13:17
J3の日程が6月15日に発表され、カターレは6月28日の第1節で長野とホームで対戦する。リモートマッチ(無観客試合)で行われる。
当初の予定から約4カ月遅れでの開幕となる。会場確保が困難との理由でFC東京U-23が参加を辞退し、18チームで実施。当初より1週遅れの12月20日に終了する。
リーグが始まると毎週試合があり、うち8週は中2~4日の3連戦となる。
日程発表に合わせて15日に安達亮監督が会見して抱負を語った。主なやり取りは以下。
●安達亮監督
いよいよ6月28日にリーグ戦が開幕する。本来の日程なら既に14、15試合を終えている時期に当たり、ずいぶん長い準備期間だった。コロナ禍により思うように練習できない時期もあったが、ようやくチームもまとまってきた。
一時期は今シーズンができるのか不安もあった。改めてサッカーができる喜びを感じている。開催に至るまでに多くの方の苦労があったと思う。感謝いています。サッカーができる喜び、感謝の気持ちを存分に表現し、みなさんにお届けしたいと思っている。
Q:初戦の相手が長野になった。
長野とは春にトレーニングマッチを2回行っているが、いずれも完敗だった。長野はチームの仕上がりが非常に良く、「リーグで最も力があるのでは」と思うぐらいだった。そんな長野と初戦で対戦できるのは我々にとって喜ばしい。仕上がりの良いチームと早く試合をすることで、自分たちの力量、さらにやらなければならないことなどが明確になると思う。
今季初戦ではあるが、一番内容の濃い試合になるかもしれない。リモートマッチ(無観客試合)なのが残念だが、みなさんにお届けできたらよい。画面ごしにはなるが熱い声援を送ってください。
Q:過密な試合日程とどう向き合うか。
J3ではこのような連戦はかつてなく、カターレにとってもこれまでに経験のない戦いになる。また、今季は選手交代が3回5人までできる。それをうまく使えることもあれば、相手にうまく使われることもあるだろう。いずれも、やってみないと分からないが、自分は楽しみながらやれると思っている。
多くの選手を起用しようと思っている。開幕の延期で準備期間が長くなったぶん、新加入や若い選手が伸びてきて選手層がぐっと厚くなった。誰が出場しても遜色ない状況になってきている。連戦をみんなの力で乗り切りたい。
J3は会場への移動時間が長い。そういった時間をいかに楽しめるかも大事だと思う。ほかにも、移動中のマスク着用や得点しても抱き合って喜んではいけないといった、新型コロナウイルス感染予防のための規制があるが、嫌なストレスをためるのではなくて、普段との違いを逆に楽しむぐらいにやれたらよいと思う。
Q:長野と春にトレーニングマッチを行ったころよりチーム状態は上がっているのか。
当時よりもチームは良くなっている。わたしは開幕戦にトップコンディションまでもっていかないタイプの監督。今季も3試合目ぐらいでトップパフォーマンスを発揮できるようになればと考えて備えていた。仕上がり具合は80%ぐらいだったかな。今はその時よりも良い。
Q:過密日程の短期決戦でチームのピーキングなど調整が難しいのでは。
難しい。やってみないと分からない。
心配していることが1つある。秋ぐらいにウイルスが再流行した場合にリーグが打ち切られる恐れがある。リーグ成立には全試合の75%を消化しなければならない。昨季は尻上がりに調子を上げたが、そういったことを考えると、今季はスタートからできるだけ早いうちに勝点を積んでいきたい。
(試合が連続するのは)選手は練習が軽くなるのでうれしいんじゃないかな。連戦だとしごけない(笑い)選手はやっぱり練習よりも試合が楽しい。体はきついけれど楽しみに思っているのでは。
Q:初戦はリモートマッチ(無観客試合)で行われる。
選手も無観客試合は始めてだと思う。勝手が分からないのではないか。わたしも初めての経験なので想像がつかない。
初戦は内容よりも結果がほしい。勝点3を獲得し、大きなケガ人を出さなければ120点といえる。
Q:開幕が約4カ月延びた。チームにとってのプラス面、マイナス面をどう捉えている。
新加入選手が多かったので、彼らがチームに溶け込むにはこの期間はプラスだった。大卒の新人をはじめ若手はまちがいなく力をつけている。これによりチーム力が上がった。
不安な点はコンディション。久しぶりの公式戦になるので選手はフレッシュな気持ちでプレーするだろうが、体のほうが公式戦用になっているかどうか。大きなケガがないように気をつけなければいけない。
Q:攻撃の構築は順調に進んでいるか。
昨季は前嶋と白石の左サイドが強くて攻撃の中心だったが、2人が他クラブに引き抜かれた。今年はどこからでも攻められるように攻撃パターンを増やそうとしている。おととしの5月に監督に就任してから順序だてて取り組んできた。昨年は(左サイド中心に)得意なかたちで攻めるケースが多かったが、3年目となる今季は相手に脅威を与えられるよう、どこからでも得点が取れるようにしたい。
Q:昨季は勢いに乗るまで時間がかかった印象。今季は早めに勝点を積み上げたいところだ。
昨年はゲーム内容を重視していた。試合を重ねて自信をつけていったが、それに思っていた以上に時間を要してしまった。後半が結果も出るようになって、「自分たちがリーグで一番強い」と自信をもってプレーしていたと思う。
それを引き継いでのシーズンになる。序盤から勝点を積み上げて自信をさらに深め、シーズンの最初から最後まで相手を圧倒できる状態にしたい。ポイントは昨年から言っているように両方のゴール前。得点を奪い切る、ぎりぎりのピンチのところでも失点しない。そして結果として勝点3を取る。勝負にこだわるプレーと試合をしていきたい。それについては練習からこだわって取り組んでいる。
Q:今季の暫定ルールで交代枠が3人から5人に。どう活用しようと考えているのか。
わたしとしては楽しみ。有効に使いたい。今季のチームは選手の実力が拮抗しており、いろんな選手を試せる。短い時間でも結果を出せる選手が数人いる。ワンポイントの起用で得点を取る、失点をしないという仕事をしてもらうという起用が考えられる。
また、前半がうまくいかなかった場合に、5人交代できるなら試合中やハーフタイムに戦術をがらっと変えられる。しっかりゲーム分析をしながら、良い一手を打てるようにしたい。
やっとリーグが始まります。J3で優勝して、J2に昇格するという目標はどんな状況にあっても変わらない。全力で突き進んでいきたい。とにかく1試合1試合、サッカーができる喜びと感謝を表現できるような良いゲームをして必ず優勝したい。
サッカーのある意味を我々が富山のみなさんに発信できればよいと思っている。スポーツやサッカーのある意味を今こそきちんと表現したい。
当初の予定から約4カ月遅れでの開幕となる。会場確保が困難との理由でFC東京U-23が参加を辞退し、18チームで実施。当初より1週遅れの12月20日に終了する。
リーグが始まると毎週試合があり、うち8週は中2~4日の3連戦となる。
日程発表に合わせて15日に安達亮監督が会見して抱負を語った。主なやり取りは以下。
●安達亮監督
いよいよ6月28日にリーグ戦が開幕する。本来の日程なら既に14、15試合を終えている時期に当たり、ずいぶん長い準備期間だった。コロナ禍により思うように練習できない時期もあったが、ようやくチームもまとまってきた。
一時期は今シーズンができるのか不安もあった。改めてサッカーができる喜びを感じている。開催に至るまでに多くの方の苦労があったと思う。感謝いています。サッカーができる喜び、感謝の気持ちを存分に表現し、みなさんにお届けしたいと思っている。
Q:初戦の相手が長野になった。
長野とは春にトレーニングマッチを2回行っているが、いずれも完敗だった。長野はチームの仕上がりが非常に良く、「リーグで最も力があるのでは」と思うぐらいだった。そんな長野と初戦で対戦できるのは我々にとって喜ばしい。仕上がりの良いチームと早く試合をすることで、自分たちの力量、さらにやらなければならないことなどが明確になると思う。
今季初戦ではあるが、一番内容の濃い試合になるかもしれない。リモートマッチ(無観客試合)なのが残念だが、みなさんにお届けできたらよい。画面ごしにはなるが熱い声援を送ってください。
Q:過密な試合日程とどう向き合うか。
J3ではこのような連戦はかつてなく、カターレにとってもこれまでに経験のない戦いになる。また、今季は選手交代が3回5人までできる。それをうまく使えることもあれば、相手にうまく使われることもあるだろう。いずれも、やってみないと分からないが、自分は楽しみながらやれると思っている。
多くの選手を起用しようと思っている。開幕の延期で準備期間が長くなったぶん、新加入や若い選手が伸びてきて選手層がぐっと厚くなった。誰が出場しても遜色ない状況になってきている。連戦をみんなの力で乗り切りたい。
J3は会場への移動時間が長い。そういった時間をいかに楽しめるかも大事だと思う。ほかにも、移動中のマスク着用や得点しても抱き合って喜んではいけないといった、新型コロナウイルス感染予防のための規制があるが、嫌なストレスをためるのではなくて、普段との違いを逆に楽しむぐらいにやれたらよいと思う。
Q:長野と春にトレーニングマッチを行ったころよりチーム状態は上がっているのか。
当時よりもチームは良くなっている。わたしは開幕戦にトップコンディションまでもっていかないタイプの監督。今季も3試合目ぐらいでトップパフォーマンスを発揮できるようになればと考えて備えていた。仕上がり具合は80%ぐらいだったかな。今はその時よりも良い。
Q:過密日程の短期決戦でチームのピーキングなど調整が難しいのでは。
難しい。やってみないと分からない。
心配していることが1つある。秋ぐらいにウイルスが再流行した場合にリーグが打ち切られる恐れがある。リーグ成立には全試合の75%を消化しなければならない。昨季は尻上がりに調子を上げたが、そういったことを考えると、今季はスタートからできるだけ早いうちに勝点を積んでいきたい。
(試合が連続するのは)選手は練習が軽くなるのでうれしいんじゃないかな。連戦だとしごけない(笑い)選手はやっぱり練習よりも試合が楽しい。体はきついけれど楽しみに思っているのでは。
Q:初戦はリモートマッチ(無観客試合)で行われる。
選手も無観客試合は始めてだと思う。勝手が分からないのではないか。わたしも初めての経験なので想像がつかない。
初戦は内容よりも結果がほしい。勝点3を獲得し、大きなケガ人を出さなければ120点といえる。
Q:開幕が約4カ月延びた。チームにとってのプラス面、マイナス面をどう捉えている。
新加入選手が多かったので、彼らがチームに溶け込むにはこの期間はプラスだった。大卒の新人をはじめ若手はまちがいなく力をつけている。これによりチーム力が上がった。
不安な点はコンディション。久しぶりの公式戦になるので選手はフレッシュな気持ちでプレーするだろうが、体のほうが公式戦用になっているかどうか。大きなケガがないように気をつけなければいけない。
Q:攻撃の構築は順調に進んでいるか。
昨季は前嶋と白石の左サイドが強くて攻撃の中心だったが、2人が他クラブに引き抜かれた。今年はどこからでも攻められるように攻撃パターンを増やそうとしている。おととしの5月に監督に就任してから順序だてて取り組んできた。昨年は(左サイド中心に)得意なかたちで攻めるケースが多かったが、3年目となる今季は相手に脅威を与えられるよう、どこからでも得点が取れるようにしたい。
Q:昨季は勢いに乗るまで時間がかかった印象。今季は早めに勝点を積み上げたいところだ。
昨年はゲーム内容を重視していた。試合を重ねて自信をつけていったが、それに思っていた以上に時間を要してしまった。後半が結果も出るようになって、「自分たちがリーグで一番強い」と自信をもってプレーしていたと思う。
それを引き継いでのシーズンになる。序盤から勝点を積み上げて自信をさらに深め、シーズンの最初から最後まで相手を圧倒できる状態にしたい。ポイントは昨年から言っているように両方のゴール前。得点を奪い切る、ぎりぎりのピンチのところでも失点しない。そして結果として勝点3を取る。勝負にこだわるプレーと試合をしていきたい。それについては練習からこだわって取り組んでいる。
Q:今季の暫定ルールで交代枠が3人から5人に。どう活用しようと考えているのか。
わたしとしては楽しみ。有効に使いたい。今季のチームは選手の実力が拮抗しており、いろんな選手を試せる。短い時間でも結果を出せる選手が数人いる。ワンポイントの起用で得点を取る、失点をしないという仕事をしてもらうという起用が考えられる。
また、前半がうまくいかなかった場合に、5人交代できるなら試合中やハーフタイムに戦術をがらっと変えられる。しっかりゲーム分析をしながら、良い一手を打てるようにしたい。
やっとリーグが始まります。J3で優勝して、J2に昇格するという目標はどんな状況にあっても変わらない。全力で突き進んでいきたい。とにかく1試合1試合、サッカーができる喜びと感謝を表現できるような良いゲームをして必ず優勝したい。
サッカーのある意味を我々が富山のみなさんに発信できればよいと思っている。スポーツやサッカーのある意味を今こそきちんと表現したい。
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