第34節 沼津×富山 マッチレポート■3連勝で有終。過去最高4位で終える
- 2019/12/31
- 11:41
【第34節 沼津0―3富山 ▽得点者:後半21分・脇本、同41分・平松、同44分・高橋(以上富)】
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
3-0で天敵の沼津を初めて破った。ラスト3試合をいずれも複数得点を挙げての完封勝ち。順位も過去最高の4位に上げ、充実の1年にふさわしい締めくくり方で戦いを終えた。
馬渡隼暉が右サイドバックに抜てきされ、最終戦にして先発で今季初出場。期限付き移籍を挟み2017年6月のJ3第12節・秋田戦以来の出場だった。
立ち上がりにMF白石智之のドリブルでの仕掛けを中心にチャンスをつくるが決め切れない。10分過ぎからは沼津が押し返すようになり、14分にDF濱託巳の左からのクロスがファーに抜けてMF染矢一樹が狙い、カターレは体を張って防ぐ。前半29分には右CKにニアで合わせたFW田中直基のヘディングシュートがクロスバーに当たる際どい場面も。キッカーのMF中山雄希は左足の精度の高さでその後も相手に脅威を与えた。
カターレは同37分にMF稲葉修土がペナルティーエリア左のFW大谷駿斗にパスを通して好機をつくり、こぼれ球をMF佐々木陽次がシュートするが相手に阻まれた。
沼津が強みとする球際のところでも互角に踏ん張り0-0で折り返す。後半は冒頭でMF花井聖のスルーパスで大谷が抜けて決定機をつくる。同11分に佐々木陽に代えてFW高橋駿太を投入。裏への抜け出しを効果的に交えながら押し込みにかかり主導権を握った。この流れから同21分に先制点を奪取。花井の左CKをファーのDF今瀬淳也が頭で落とし、DF脇本晃成が蹴り込んだ。
直後の同24分にGK榎本哲也のパスがゴール前で相手にカットされヒヤリとするが、DF前嶋洋太が素早くシュートブロックに入ってしのぐ。
沼津は同31分にも大きなサイドチェンジから染矢が左サイドを突破してクロスを入れる。逆サイドで拾ってさらにDF濱がドリブルでえぐってマイナスのクロスを供給して決定機をつくったが、ここでもカターレは榎本と馬渡が体を張ってFW前澤甲気のシュートをはじき出した。
カターレは同35分にDFルーカス・ダウベルマンを入れて[5-3-2]で守りを固める。さらにカウンターから追加点を奪い、理想的なゲーム運びで勝負を決めた。同41分、今瀬のインターセプトを起点に高橋、大谷、今瀬とつながり最後はFW平松宗が左から決めて2点目。同44分には相手陣右サイドから平松と高橋が2対3の状況からコンビネーションで崩し切って高橋が3点目を挙げた。
セットプレーでゴールをこじ開け、カウンターを決め切る勝負強さと決定力、守備面での球際やゴール前での粘りにチームの成長が示された。昨季と同様に右肩上がりでシーズンを終える。
今季限りの引退を決めてこの試合に臨んでいたFW苔口卓也は「亮さんのもとで最後まで勝負にこだわった。この勝利は来季につながる。カターレは来季、昇格すると僕は確信しました」と振り返った。ピッチで選手たちの抱擁が続き、長いリーグ戦が幕を閉じた。
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
3-0で天敵の沼津を初めて破った。ラスト3試合をいずれも複数得点を挙げての完封勝ち。順位も過去最高の4位に上げ、充実の1年にふさわしい締めくくり方で戦いを終えた。
馬渡隼暉が右サイドバックに抜てきされ、最終戦にして先発で今季初出場。期限付き移籍を挟み2017年6月のJ3第12節・秋田戦以来の出場だった。
立ち上がりにMF白石智之のドリブルでの仕掛けを中心にチャンスをつくるが決め切れない。10分過ぎからは沼津が押し返すようになり、14分にDF濱託巳の左からのクロスがファーに抜けてMF染矢一樹が狙い、カターレは体を張って防ぐ。前半29分には右CKにニアで合わせたFW田中直基のヘディングシュートがクロスバーに当たる際どい場面も。キッカーのMF中山雄希は左足の精度の高さでその後も相手に脅威を与えた。
カターレは同37分にMF稲葉修土がペナルティーエリア左のFW大谷駿斗にパスを通して好機をつくり、こぼれ球をMF佐々木陽次がシュートするが相手に阻まれた。
沼津が強みとする球際のところでも互角に踏ん張り0-0で折り返す。後半は冒頭でMF花井聖のスルーパスで大谷が抜けて決定機をつくる。同11分に佐々木陽に代えてFW高橋駿太を投入。裏への抜け出しを効果的に交えながら押し込みにかかり主導権を握った。この流れから同21分に先制点を奪取。花井の左CKをファーのDF今瀬淳也が頭で落とし、DF脇本晃成が蹴り込んだ。
直後の同24分にGK榎本哲也のパスがゴール前で相手にカットされヒヤリとするが、DF前嶋洋太が素早くシュートブロックに入ってしのぐ。
沼津は同31分にも大きなサイドチェンジから染矢が左サイドを突破してクロスを入れる。逆サイドで拾ってさらにDF濱がドリブルでえぐってマイナスのクロスを供給して決定機をつくったが、ここでもカターレは榎本と馬渡が体を張ってFW前澤甲気のシュートをはじき出した。
カターレは同35分にDFルーカス・ダウベルマンを入れて[5-3-2]で守りを固める。さらにカウンターから追加点を奪い、理想的なゲーム運びで勝負を決めた。同41分、今瀬のインターセプトを起点に高橋、大谷、今瀬とつながり最後はFW平松宗が左から決めて2点目。同44分には相手陣右サイドから平松と高橋が2対3の状況からコンビネーションで崩し切って高橋が3点目を挙げた。
セットプレーでゴールをこじ開け、カウンターを決め切る勝負強さと決定力、守備面での球際やゴール前での粘りにチームの成長が示された。昨季と同様に右肩上がりでシーズンを終える。
今季限りの引退を決めてこの試合に臨んでいたFW苔口卓也は「亮さんのもとで最後まで勝負にこだわった。この勝利は来季につながる。カターレは来季、昇格すると僕は確信しました」と振り返った。ピッチで選手たちの抱擁が続き、長いリーグ戦が幕を閉じた。
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