第33節 富山×F東京U-23 マッチレポート■長野で示したカターレ魂
- 2019/12/01
- 10:57
【第33節 富山2―0F東京U-23 ▽得点者:前半44分・柳下(富)、後半25分・碓井(富)】
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
長野でのホームゲームに1136人が来場し、その期待に応えて選手たちが勝利を届けた。
サポーターのみなさんは帰りの車中でどんな会話を交わしたのだろう。ゴールをはじめとする好プレーのことか、あるいはピンチでハラハラしたことか。球技専用スタジアムの臨場感や今冬初めて経験する寒さか。いずれにせよ足を運んで良かったと思った人が多かっただろう。多くの関係者の苦労と協力があり初めての県外開催を終えた。クラブとサポーターのつながりがまたひとつ強まる印象深い一日となった。
開始1分過ぎに敵陣でボールを奪ってMF花井聖がGKと1対1になるビッグチャンスが到来。福島戦やYS横浜戦のように頭上を越す浮き球のシュートで狙ったが高さが足りずGKにキャッチされた。
出だしはカターレがやや優勢だったが、ゴール付近での精度が足りず主導権を掌握するまでには至らない。15分を過ぎるとF東京U-23が盛り返し、7月の第18節以来の出場だった特別強化指定で来季の加入が決まっている法政大4年MF紺野和也の突破力やFW原大智のキープ力と高さを生かしてチャンスをつくった。29分に右CKのファーへのこぼれ球に詰めた左サイドバックのバングーナガンデ佳史扶がポスト近くからシュートを放つがGK榎本哲也らが体で防いだ。
劣勢とみた安達亮監督はベンチ前に花井を呼び寄せて指示を与える。1.5列目の花井をボランチに下げ、8月の第19節・藤枝戦以来の先発出場だった右サイドハーフ才藤龍治をFWへ。ボランチの椎名伸志が右サイドにまわった。
才藤と平松宗のツートップが相手DFラインへのプレッシャーを強めながら、攻撃では積極的に裏を狙う。これで再び流れを引き戻してゴールに迫るようになり、44分に左CKからDF柳下大樹がニアから頭で流し込んで先制点が挙がった。
後半の立ち上がりにMF白石智之が左サイドからえぐって得点チャンスをつくるが決め切れない。すると同14分にF東京U-23のツートップがカターレのバックパスに合わせてGK榎本にプレッシャーをかけてミスを誘う。後半からFWにまわっていたMF宮崎幾笑がパスをカットしてGKがいないゴールに向けて決定的なシュートを放ったが、カターレはカバーに入ったMF碓井鉄平が弾き返してチームを救った。その碓井がほしかった追加点を奪取。同24分、中盤で平松が相手選手と競り合ってこぼれたボールを狙いすまして拾って素早く攻撃へ。MF高橋駿太と2人でスピードに乗ってゴールに向かい、ワンツーから左足でゴール右隅に蹴り込んだ。
その後は点差が広がってやや元気がなくなったF東京U-23を尻目にカウンターで3点目を狙いながら危なげなく2-0で押し切って2連勝を飾った。無失点は前節・YS横浜戦に続いて11試合目。2点以上奪った試合も前節に続いてこれで今季14戦全勝となった。
J3降格後のシーズン最多勝と最多勝点を更新(これまでは15年の14勝/勝点52)。
今季のU-23との対戦成績は4勝2分。個々の能力が高い3クラブに対し、チーム力と勝利への執念を示したかたちとなった。
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
長野でのホームゲームに1136人が来場し、その期待に応えて選手たちが勝利を届けた。
サポーターのみなさんは帰りの車中でどんな会話を交わしたのだろう。ゴールをはじめとする好プレーのことか、あるいはピンチでハラハラしたことか。球技専用スタジアムの臨場感や今冬初めて経験する寒さか。いずれにせよ足を運んで良かったと思った人が多かっただろう。多くの関係者の苦労と協力があり初めての県外開催を終えた。クラブとサポーターのつながりがまたひとつ強まる印象深い一日となった。
開始1分過ぎに敵陣でボールを奪ってMF花井聖がGKと1対1になるビッグチャンスが到来。福島戦やYS横浜戦のように頭上を越す浮き球のシュートで狙ったが高さが足りずGKにキャッチされた。
出だしはカターレがやや優勢だったが、ゴール付近での精度が足りず主導権を掌握するまでには至らない。15分を過ぎるとF東京U-23が盛り返し、7月の第18節以来の出場だった特別強化指定で来季の加入が決まっている法政大4年MF紺野和也の突破力やFW原大智のキープ力と高さを生かしてチャンスをつくった。29分に右CKのファーへのこぼれ球に詰めた左サイドバックのバングーナガンデ佳史扶がポスト近くからシュートを放つがGK榎本哲也らが体で防いだ。
劣勢とみた安達亮監督はベンチ前に花井を呼び寄せて指示を与える。1.5列目の花井をボランチに下げ、8月の第19節・藤枝戦以来の先発出場だった右サイドハーフ才藤龍治をFWへ。ボランチの椎名伸志が右サイドにまわった。
才藤と平松宗のツートップが相手DFラインへのプレッシャーを強めながら、攻撃では積極的に裏を狙う。これで再び流れを引き戻してゴールに迫るようになり、44分に左CKからDF柳下大樹がニアから頭で流し込んで先制点が挙がった。
後半の立ち上がりにMF白石智之が左サイドからえぐって得点チャンスをつくるが決め切れない。すると同14分にF東京U-23のツートップがカターレのバックパスに合わせてGK榎本にプレッシャーをかけてミスを誘う。後半からFWにまわっていたMF宮崎幾笑がパスをカットしてGKがいないゴールに向けて決定的なシュートを放ったが、カターレはカバーに入ったMF碓井鉄平が弾き返してチームを救った。その碓井がほしかった追加点を奪取。同24分、中盤で平松が相手選手と競り合ってこぼれたボールを狙いすまして拾って素早く攻撃へ。MF高橋駿太と2人でスピードに乗ってゴールに向かい、ワンツーから左足でゴール右隅に蹴り込んだ。
その後は点差が広がってやや元気がなくなったF東京U-23を尻目にカウンターで3点目を狙いながら危なげなく2-0で押し切って2連勝を飾った。無失点は前節・YS横浜戦に続いて11試合目。2点以上奪った試合も前節に続いてこれで今季14戦全勝となった。
J3降格後のシーズン最多勝と最多勝点を更新(これまでは15年の14勝/勝点52)。
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