【第30節vs長野プレビュー】昇格への壮行試合。大声援で後押しを
- 2019/11/08
- 22:48
今節が地元での今季ラストマッチになる。県総合運動公園陸上競技場がピッチの改修工事に入り、ホームゲームの第33節は長野Uスタジアムで行うためだ。選手、スタッフ、サポーターが一丸となって勝利をつかみ、昇格争いに弾みをつけたい。
残り5試合で5位に付け、2位・藤枝との勝点差は5。10戦負けなし(7勝3分)で勢いに乗っているものの、これからの戦いは引き分けも許されない。勝ち切るだけの“強さ”が求められる。さらに今節は対戦相手の12位・長野が調子を上げており相当に手ごわい。これまで積み上げてきたチーム力の真価を問う決戦になる。
安達亮監督は「長野は力がある。本来なら今ごろ一緒に昇格争いをしていてもおかしくなかった。強い相手が自分たちの力を引き出してくれる。なによりも勝たねばならないが、それと同じぐらいに良いゲームがしたいと思っている」と話した。
長野は台風19号の影響で中止になった第26節・YS横浜戦を先週木曜日の10月31日に行い、3-0で快勝。4試合ぶりの、ホームでは8月11日以来の白星を挙げた。この試合を挟む3連戦は1勝2分。初戦の讃岐戦でフォーメーションを[3-4-3]から[4-2-3-1]に変更して0-0の引き分け、YS横浜戦から中3日の前節は好調な鳥取と1-1で引き分けた。
この3連戦でスタメンの入れ替えがほとんどなかったことを特筆したい。就任1年目の横山雄次監督が、信頼できるベストな組み合わせを見いだしたのではないか。最後の鳥取戦もスケジュールのハンディキャップを感じさせない、堅い守りと、多彩な攻めで昇格を狙う相手を苦しめていた。短期間に好内容のゲームを重ねたことでチームが一層まとまった可能性は高い。
今季は栃木をJ2復帰に導いた横山監督のもとまず守備の再構築を図り、総失点はリーグ6位の32(カターレ27)に抑えている。最近7試合(2勝4分1敗)で区切ると3失点しかしておらず4試合を無失点で終えている。一方、総得点がリーグ最少の28(カターレ46)で、これが苦戦の要因になった。しかし、夏以降に水戸からFW齋藤恵太が加入し、昨季カターレでプレーしたMF木村裕が戦列に復帰。この2人とMF東浩史、前カターレMF三上陽輔で構成する前線は、巧さと力強さ、スピードをバランスよく兼ね備え、得点力不足の解消にようやく目途が立っている。
10月12、13日に東日本を縦断した台風19号によって長野県内は大きな被害を受けた。パルセイロも当日は避難所で過ごした選手が少なくないそうだ。千曲川そばにある練習グラウンドは使用できなくなっている。地元では「かんばろう長野」が合言葉になっており、スポーツで明るい話題を届けようという思いが強いだろう。
カターレ、長野とも今季は引き分けがリーグ最多の10試合。しかし、昇格を争うカターレにとって引き分けは負けに等しい。勝ち切るために、長野の堅守を破って得点を奪わなければならない。FW平松宗は「スペースを見つけていきたい」、FW大谷駿斗は「長野の守りは中央が固い。外から攻めながら、相手を広げていきたい」。MF花井聖は「先制点を挙げれば相手も前に出てこざるを得なくなる。早いうちに先制点を奪いたい」と話した。総失点32の長野も後半31分以降に13失点している。拮抗した展開になっても我慢強く戦えば終盤に勝機は巡ってくるはずだ。
残り5試合で5位に付け、2位・藤枝との勝点差は5。10戦負けなし(7勝3分)で勢いに乗っているものの、これからの戦いは引き分けも許されない。勝ち切るだけの“強さ”が求められる。さらに今節は対戦相手の12位・長野が調子を上げており相当に手ごわい。これまで積み上げてきたチーム力の真価を問う決戦になる。
安達亮監督は「長野は力がある。本来なら今ごろ一緒に昇格争いをしていてもおかしくなかった。強い相手が自分たちの力を引き出してくれる。なによりも勝たねばならないが、それと同じぐらいに良いゲームがしたいと思っている」と話した。
長野は台風19号の影響で中止になった第26節・YS横浜戦を先週木曜日の10月31日に行い、3-0で快勝。4試合ぶりの、ホームでは8月11日以来の白星を挙げた。この試合を挟む3連戦は1勝2分。初戦の讃岐戦でフォーメーションを[3-4-3]から[4-2-3-1]に変更して0-0の引き分け、YS横浜戦から中3日の前節は好調な鳥取と1-1で引き分けた。
この3連戦でスタメンの入れ替えがほとんどなかったことを特筆したい。就任1年目の横山雄次監督が、信頼できるベストな組み合わせを見いだしたのではないか。最後の鳥取戦もスケジュールのハンディキャップを感じさせない、堅い守りと、多彩な攻めで昇格を狙う相手を苦しめていた。短期間に好内容のゲームを重ねたことでチームが一層まとまった可能性は高い。
今季は栃木をJ2復帰に導いた横山監督のもとまず守備の再構築を図り、総失点はリーグ6位の32(カターレ27)に抑えている。最近7試合(2勝4分1敗)で区切ると3失点しかしておらず4試合を無失点で終えている。一方、総得点がリーグ最少の28(カターレ46)で、これが苦戦の要因になった。しかし、夏以降に水戸からFW齋藤恵太が加入し、昨季カターレでプレーしたMF木村裕が戦列に復帰。この2人とMF東浩史、前カターレMF三上陽輔で構成する前線は、巧さと力強さ、スピードをバランスよく兼ね備え、得点力不足の解消にようやく目途が立っている。
10月12、13日に東日本を縦断した台風19号によって長野県内は大きな被害を受けた。パルセイロも当日は避難所で過ごした選手が少なくないそうだ。千曲川そばにある練習グラウンドは使用できなくなっている。地元では「かんばろう長野」が合言葉になっており、スポーツで明るい話題を届けようという思いが強いだろう。
カターレ、長野とも今季は引き分けがリーグ最多の10試合。しかし、昇格を争うカターレにとって引き分けは負けに等しい。勝ち切るために、長野の堅守を破って得点を奪わなければならない。FW平松宗は「スペースを見つけていきたい」、FW大谷駿斗は「長野の守りは中央が固い。外から攻めながら、相手を広げていきたい」。MF花井聖は「先制点を挙げれば相手も前に出てこざるを得なくなる。早いうちに先制点を奪いたい」と話した。総失点32の長野も後半31分以降に13失点している。拮抗した展開になっても我慢強く戦えば終盤に勝機は巡ってくるはずだ。
- 関連記事
-
- 第30節 富山×長野 富山・安達亮監督の会見コメント★質疑応答を追加
- 第30節 富山×長野 試合後の選手コメント
- 【第30節vs長野プレビュー】昇格への壮行試合。大声援で後押しを
- 第29節 福島×富山 マッチレポート■勝負に徹して守り切る
- 第29節 福島×富山 福島・松田岳夫監督の会見コメント★質疑応答を追加