第29節 福島×富山 福島・松田岳夫監督の会見コメント★質疑応答を追加
- 2019/11/04
- 19:03
★質疑応答を追加しました
●福島・松田岳夫監督
ここ最近で最も何もできなかったゲームだと感じる。その要因としては風。ボールがまともに飛ばない状況だった。プレーの質(が悪かった)というよりは、それによるメンタル的な動揺によってボールが動かなかったと思う。
(プレー環境は)相手も同じだが、サインプルに縦に付けて前への推進力を生かしていく相手に対し、うちは(どうするのか)迷いが生じてしまった。選手たちの迷いが、特に前半の流れの悪さにつながったと感じる。後半になって若干ボールは動くようになったが、逆にシュートまでいけなくなった。このように前半も後半も自分たちのサッカーができなかった。その結果だと思う。
きょうのゲームも最初に失点して追う展開になった。追い付いても前半のうちに勝ち越し点を与えてしまった。失点のところで自分たちのリズムが崩れるのは今までと同じで、改善し切れていない問題。そこの部分も考えていく必要があると改めて感じた。
Q:終盤は小牟田選手、イスマイラ選手を投入してFW登録が一時は4人も同時にピッチに立った。どういう狙いがあったのか。
チームとして今回のようにFWがグラウンド上に3人いる時、システムありきで1人がサイドに回ると個々の良さが出なくなってしまう。FWが3人とも真ん中でプレーするのが良いと考えて、トレーニングも少し積んできた。まだ細かく徹底できているわけではないがオプションのひとつとして考えていけたらと思う。選手が生きるかたちが理想で、そうしてゴールを目指していけたらよい。
Q:自陣でのパス回しでボールを奪われて先制点を許した。パスをつなぐサッカーをしていくうえで最も注意すべきところだと思うが、どう見たか。
後ろ向きでボールを受けた選手が無理をし過ぎて相手につつかれて、ミスによって失点につながった。ボールを持っている選手の受け方、後ろの選手のサポートの質を上げていかなければいけない。
ミスと言ってしまえばそれまでだが、あそこをしっかりボールを動かしながら前に進むというのはチームとして考えていきたい。リスクがあるからあそこでボールを受けない、FWにすべて付ける、相手の背後を目指す、というのでは自分たちの良さはでないと思っている。勝ちはもちろん目指すが、どうやって勝つかの「どうやって」の部分にはあそこでボールを動かすということも含まれている。選手はもちろん質を高めなければいけない。リスクはある、でも取り組む。ミスはトレーニングによってできるだけ少なくする。そういう取り組みをしていきたい。
Q:残り5試合をどう戦う。
巡り合わせで、鳥取、熊本、群馬といった昇格の可能性の残している上位と対戦できる。我々にとって力を試す良いチャンスだと思っている。無責任に「やれることをやる」ではなく、勝負がかかって死にものぐるいでくる強い相手に対し、自分たちが何をできるか。真剣に対戦して自分たちの力に変えていきたい。勝つためだけではなく、自分たちの良さも出しつつ、自分たちらしいやり方をやっていきたい。
Q:ルーキーの吉永選手が初先発した。
前半はチームの(良くない)流れもあったし、うまく機能できなかったと思う。本人も感じているだろう。彼の能力的な部分ではなく、まわりとの兼ね合いの部分が大きかったと思う。後半は少し割り切ってプレーできていたのを見ると、前半はメンタル的な、例えば緊張感などの影響で、やれることが若干少なくなってしまったのではないか。経験していけばもちろん身についていくと思うが、やはり彼自身がしっかりと感じて次につなげていってほしい。
Q:残り試合が少なくなり、これからも吉永選手のような若手に経験を積ませたいという気持ちがあるのか。
若手に経験を積ませたい気持ちがあるのは事実だが、これからも勝つことから逆算して選手起用を考えていくし、勝てる選手を11人ピッチに出す。その中で若手の選手が1人でも2人でも増えてくるのが理想で、そういう競争を普段のトレーニングでできるように考えていく。残り5試合ではあるが、日数にすると約1カ月ある。たった5試合なのか、まだ1カ月あると考えるかによって異なる。後者の考えでやっていく。
Q:台風19号で被災した方を無料招待した。どんな気持ちで試合に臨んだのか。
我々もボランティアや募金活動をはじめ様々なかたちで支援を考えていかなければならないが、まずできることは戦う姿を見せること。それによって少しでも笑顔になってもらい、勇気が伝わればと思っている。(ホームスタジアムのピッチ状態が悪化した影響で)ここ2試合はJヴィレッジのほうで試合があり、福島市の方々に試合を見てもらう機会が少なかった。(今回から使用することができ)ここで試合ができる喜び、思いをピッチで表現できたらよいと選手とは話していた。そういう意味で試合を振り返ると、気持ちの部分がどれだけみなさんに伝わったかと考えるともの足りなさを感じるし、もっとできたんじゃないかという反省が残る。残りの試合はそういう思いも含めて、気持ちの面でも戦えるようにしなければいけない。「プレーの質」には気持ち、メンタルも含まれていることを選手たちとともにもう一度見つめ直してゲームに臨んでいきたいと思っている。
●福島・松田岳夫監督
ここ最近で最も何もできなかったゲームだと感じる。その要因としては風。ボールがまともに飛ばない状況だった。プレーの質(が悪かった)というよりは、それによるメンタル的な動揺によってボールが動かなかったと思う。
(プレー環境は)相手も同じだが、サインプルに縦に付けて前への推進力を生かしていく相手に対し、うちは(どうするのか)迷いが生じてしまった。選手たちの迷いが、特に前半の流れの悪さにつながったと感じる。後半になって若干ボールは動くようになったが、逆にシュートまでいけなくなった。このように前半も後半も自分たちのサッカーができなかった。その結果だと思う。
きょうのゲームも最初に失点して追う展開になった。追い付いても前半のうちに勝ち越し点を与えてしまった。失点のところで自分たちのリズムが崩れるのは今までと同じで、改善し切れていない問題。そこの部分も考えていく必要があると改めて感じた。
Q:終盤は小牟田選手、イスマイラ選手を投入してFW登録が一時は4人も同時にピッチに立った。どういう狙いがあったのか。
チームとして今回のようにFWがグラウンド上に3人いる時、システムありきで1人がサイドに回ると個々の良さが出なくなってしまう。FWが3人とも真ん中でプレーするのが良いと考えて、トレーニングも少し積んできた。まだ細かく徹底できているわけではないがオプションのひとつとして考えていけたらと思う。選手が生きるかたちが理想で、そうしてゴールを目指していけたらよい。
Q:自陣でのパス回しでボールを奪われて先制点を許した。パスをつなぐサッカーをしていくうえで最も注意すべきところだと思うが、どう見たか。
後ろ向きでボールを受けた選手が無理をし過ぎて相手につつかれて、ミスによって失点につながった。ボールを持っている選手の受け方、後ろの選手のサポートの質を上げていかなければいけない。
ミスと言ってしまえばそれまでだが、あそこをしっかりボールを動かしながら前に進むというのはチームとして考えていきたい。リスクがあるからあそこでボールを受けない、FWにすべて付ける、相手の背後を目指す、というのでは自分たちの良さはでないと思っている。勝ちはもちろん目指すが、どうやって勝つかの「どうやって」の部分にはあそこでボールを動かすということも含まれている。選手はもちろん質を高めなければいけない。リスクはある、でも取り組む。ミスはトレーニングによってできるだけ少なくする。そういう取り組みをしていきたい。
Q:残り5試合をどう戦う。
巡り合わせで、鳥取、熊本、群馬といった昇格の可能性の残している上位と対戦できる。我々にとって力を試す良いチャンスだと思っている。無責任に「やれることをやる」ではなく、勝負がかかって死にものぐるいでくる強い相手に対し、自分たちが何をできるか。真剣に対戦して自分たちの力に変えていきたい。勝つためだけではなく、自分たちの良さも出しつつ、自分たちらしいやり方をやっていきたい。
Q:ルーキーの吉永選手が初先発した。
前半はチームの(良くない)流れもあったし、うまく機能できなかったと思う。本人も感じているだろう。彼の能力的な部分ではなく、まわりとの兼ね合いの部分が大きかったと思う。後半は少し割り切ってプレーできていたのを見ると、前半はメンタル的な、例えば緊張感などの影響で、やれることが若干少なくなってしまったのではないか。経験していけばもちろん身についていくと思うが、やはり彼自身がしっかりと感じて次につなげていってほしい。
Q:残り試合が少なくなり、これからも吉永選手のような若手に経験を積ませたいという気持ちがあるのか。
若手に経験を積ませたい気持ちがあるのは事実だが、これからも勝つことから逆算して選手起用を考えていくし、勝てる選手を11人ピッチに出す。その中で若手の選手が1人でも2人でも増えてくるのが理想で、そういう競争を普段のトレーニングでできるように考えていく。残り5試合ではあるが、日数にすると約1カ月ある。たった5試合なのか、まだ1カ月あると考えるかによって異なる。後者の考えでやっていく。
Q:台風19号で被災した方を無料招待した。どんな気持ちで試合に臨んだのか。
我々もボランティアや募金活動をはじめ様々なかたちで支援を考えていかなければならないが、まずできることは戦う姿を見せること。それによって少しでも笑顔になってもらい、勇気が伝わればと思っている。(ホームスタジアムのピッチ状態が悪化した影響で)ここ2試合はJヴィレッジのほうで試合があり、福島市の方々に試合を見てもらう機会が少なかった。(今回から使用することができ)ここで試合ができる喜び、思いをピッチで表現できたらよいと選手とは話していた。そういう意味で試合を振り返ると、気持ちの部分がどれだけみなさんに伝わったかと考えるともの足りなさを感じるし、もっとできたんじゃないかという反省が残る。残りの試合はそういう思いも含めて、気持ちの面でも戦えるようにしなければいけない。「プレーの質」には気持ち、メンタルも含まれていることを選手たちとともにもう一度見つめ直してゲームに臨んでいきたいと思っている。
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