【第29節vs福島プレビュー】果たしたい春の雪辱。示せるか強さ
- 2019/11/02
- 00:11
2試合ぶりの勝利を目指して敵地に乗り込む。5位につけ、残り6試合で2位との勝点差は5。逆転するには勝ち続けなければならないが、その力は十分にある。目前の1試合に集中して勝ち切りたい。
残り試合の対戦相手は順に、福島、長野、八戸、YS横浜、F東京U-23、沼津。この6チームとの1巡目の対戦成績をまとめると2勝2分2敗。現在の順位はカターレのほうが上位だが、まったくもって油断できない相手がそろっている。
中でも今節ぶつかる福島は強敵だ。ホーム開幕戦だった3月17日の第2節で対戦した際は1-3で敗れた。今季3失点したのも、2点差をつけられたのもこの試合だけ(ちなみにカターレは今季、0-1で敗れた第19節・藤枝戦以外は先制点を許しても一旦は追い付いており、2点を追う展開になったのは福島戦で3点目を失った後半36分以降のみ)。大願を成就するにはまず、この難関を突破しなければならない。
福島は現在10位ながら11勝(4分13敗)を挙げている(カターレ12勝10分6敗)。夏の中断期間前の第20節終了時にはカターレより上の7位につけていた。2巡目の対戦に入ってからは5勝1分5敗。最近は3試合勝ちがなく、前節のF東京U-23戦、前々節の秋田戦ともに終了間際に失点して1-2で敗れている。
就任1年目の松田岳夫監督のもと丁寧にパスをつなぐサッカーを継続しており、Football LABが公開しているデータによると1試合平均のパス本数545.8はリーグ2位(カターレ507.1本・6位)、ボール支配率54.3%は同3位(同52.0%・6位)。シュート数も同4位と多い。FW武颯がチームトップの13得点を挙げている。
ゴール前でのコンビネーションによる崩しはレベルが高い。パスを1人飛ばして遠くの味方を使ったり、おとりになるランニングでスペースをつくったりする攻めからは、カターレと似た狙いもうかがえる。MF池田昌生、DF輪笠祐士の右サイドがストロングポイントで、ドリブルやポジションチェンジ、カットインからのシュートで攻めにアクセントをつけている。カターレが強みとするMF白石智之、DF前嶋洋太の左サイドとの攻防が楽しみだ。
福島のパス精度の高さはカウンターアタックにも生かされる。カターレは第2節でカウンターから2点目、3点目を失っており、この対応が勝負のカギを握る。前節は群馬の速攻をよく防いでおり、試合後にGK榎本哲也は「今瀬や脇本と意思疎通しながら守れていた。DFが我慢して飛び込まずに対応してくれたらシュートは止められる。シーズンを通じて言い続けてきたことだが、それができるようになってきた」と話した。7カ月半ぶりの福島戦でもこれまでとの違いを示したい。
安達亮監督は「福島はうまくて攻撃力があるだけに、(攻め合って)行ったり来たりするようなゲームはできるなら避けたい」と話す。先制点を奪い、ゲームをコントロールしながら押し切るのが理想だ。チームは充実期を迎えており、今節も優位にゲームを進める可能性は高い。ただ、前節のように相手を圧倒しても勝ち切れないことがあるのが難しさ。際どい勝負をモノにする強さが求められている。
★現在の9戦負けなし(6勝3分)は同一シーズンでのクラブ新記録です。
それまでの記録「8」は2009年J2第28~35節(5勝3分)、2019年J3第3~10節(4勝4分)。
シーズンまたぎだと「12」2015年J3第34節~2016年J3第8節(7勝5分)が記録となっています。
※上位チームのこれからの日程(Jリーグ公式サイト)
https://www.jleague.jp/special/finalphase/2019/j3.html#schedule
残り試合の対戦相手は順に、福島、長野、八戸、YS横浜、F東京U-23、沼津。この6チームとの1巡目の対戦成績をまとめると2勝2分2敗。現在の順位はカターレのほうが上位だが、まったくもって油断できない相手がそろっている。
中でも今節ぶつかる福島は強敵だ。ホーム開幕戦だった3月17日の第2節で対戦した際は1-3で敗れた。今季3失点したのも、2点差をつけられたのもこの試合だけ(ちなみにカターレは今季、0-1で敗れた第19節・藤枝戦以外は先制点を許しても一旦は追い付いており、2点を追う展開になったのは福島戦で3点目を失った後半36分以降のみ)。大願を成就するにはまず、この難関を突破しなければならない。
福島は現在10位ながら11勝(4分13敗)を挙げている(カターレ12勝10分6敗)。夏の中断期間前の第20節終了時にはカターレより上の7位につけていた。2巡目の対戦に入ってからは5勝1分5敗。最近は3試合勝ちがなく、前節のF東京U-23戦、前々節の秋田戦ともに終了間際に失点して1-2で敗れている。
就任1年目の松田岳夫監督のもと丁寧にパスをつなぐサッカーを継続しており、Football LABが公開しているデータによると1試合平均のパス本数545.8はリーグ2位(カターレ507.1本・6位)、ボール支配率54.3%は同3位(同52.0%・6位)。シュート数も同4位と多い。FW武颯がチームトップの13得点を挙げている。
ゴール前でのコンビネーションによる崩しはレベルが高い。パスを1人飛ばして遠くの味方を使ったり、おとりになるランニングでスペースをつくったりする攻めからは、カターレと似た狙いもうかがえる。MF池田昌生、DF輪笠祐士の右サイドがストロングポイントで、ドリブルやポジションチェンジ、カットインからのシュートで攻めにアクセントをつけている。カターレが強みとするMF白石智之、DF前嶋洋太の左サイドとの攻防が楽しみだ。
福島のパス精度の高さはカウンターアタックにも生かされる。カターレは第2節でカウンターから2点目、3点目を失っており、この対応が勝負のカギを握る。前節は群馬の速攻をよく防いでおり、試合後にGK榎本哲也は「今瀬や脇本と意思疎通しながら守れていた。DFが我慢して飛び込まずに対応してくれたらシュートは止められる。シーズンを通じて言い続けてきたことだが、それができるようになってきた」と話した。7カ月半ぶりの福島戦でもこれまでとの違いを示したい。
安達亮監督は「福島はうまくて攻撃力があるだけに、(攻め合って)行ったり来たりするようなゲームはできるなら避けたい」と話す。先制点を奪い、ゲームをコントロールしながら押し切るのが理想だ。チームは充実期を迎えており、今節も優位にゲームを進める可能性は高い。ただ、前節のように相手を圧倒しても勝ち切れないことがあるのが難しさ。際どい勝負をモノにする強さが求められている。
★現在の9戦負けなし(6勝3分)は同一シーズンでのクラブ新記録です。
それまでの記録「8」は2009年J2第28~35節(5勝3分)、2019年J3第3~10節(4勝4分)。
シーズンまたぎだと「12」2015年J3第34節~2016年J3第8節(7勝5分)が記録となっています。
※上位チームのこれからの日程(Jリーグ公式サイト)
https://www.jleague.jp/special/finalphase/2019/j3.html#schedule
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