第15節 富山×YS横浜 マッチレポート■決め切れずドロー。思い切りのよさで明暗
- 2015/06/08
- 14:40
【第15節 富山1―1YS横浜 ▽得点者:前半16分・平間(Y)、同21分・北井(富)】
数多くの得点機をつくりながらも決め切れない。最後にはカウンターからポスト直撃のシュートを許して負けていてもおかしくなかった。サッカーではあり得る展開ではあるが、カターレにとってのこの試合の位置づけを考えるとやるせない。「(勝って)ターニングポイントにしようと話していた。残念だ」と岸野靖之監督。12位のYS横浜から勝点を取りこぼし、首位・山口との勝点差はダブルスコアの18に広がった。
カターレは開始直後から好機を量産。パスを回しながら高い位置でサイドバックにつけてスピードアップしサイドを突破する、縦に素早く送って中西の高さを生かす、前線でボールを奪うなど、バランスよく攻め手を繰り出して押し込んだ。9分に右からのクロスに対し、ペナルティーエリアに3人が入ってMF北井佑季がヘディングシュートを放つ。11分にはFW中西倫也が奪ってFW苔口卓也が左からフリーで狙うが時間がかかってGKにブロックされた。13分にも右からのクロスに中西がボレーで合わせたがゴール左に外れた。
しかし、先制点はYS横浜に生まれた。中盤でのハイボールの競り合いからFW吉田明生につなぎワンタッチで右へ。「信じて走った」というMF平間直道がバウンドに合わせて思い切りよく右足を振り切るとシュートが勢いよくゴールネットを揺らした。
YS横浜は前節までリーグワーストタイの5得点しか挙げられず9戦未勝利だった。前節がシュート2本に終わったこともあり、シュートを打つことへの意識は高かったという。また、ボランチでの出場が多かった平間も今回はトップ下で起用されて得点への意欲があった。これらの伏線もあって迷いなく狙ったことが好結果を引き寄せた。有馬賢二監督は『(先制点が)「やればできる」という気持ちを選手に思い出させてくれた』と振り返った。
カターレは先制を許しても乱れることなく攻めて21分に同点に追い付いた。北井が右後方からの中西のパスをまたいで流して左足の前に置き、グラウンダーのシュートで決めた。北井にとって待望の移籍後初ゴールになった。その後も勝ち越し点を目指して攻勢を続け、23分にはFKから苔口がヘディングシュートを放ち、26分には敵陣でのボール奪取からMF三上陽輔がフリーで狙う。しかし決め切れずに1-1で折り返した。
後半は5分にYS横浜がゴール前でボールを奪い、平間がミドルシュートを狙うもGK江角浩司が好セーブ。カターレは15分に苔口が右からえぐりセンタリングするも中西が届かずボールがゴール前を横切った。17分にはDF日高拓磨のスルーパスで抜けた苔口が右から狙うが枠を捉え切れず天を仰いだ。
その後、カターレは交代枠を使って追い込みをかけようとしたが逆に好機をつくれなくなった。40分過ぎに左からのクロスに中央のスペースからMF朝日大輔が狙ったが左に大きく外れた。
逆に残り15分を切ってからはYS横浜のカウンターを食らってピンチが続いた。36分と43分にはフリーでシュートを打たれて冷や汗をかく。アディショナルタイムには吉田に独走されてGKとの1対1に持ち込まれたがシュートがGK右のポストに弾かれて敗戦を免れた。
カターレは次節試合がない。第17節でJ-22と対戦し、次の今月28日には首位・山口とのホームゲームが待つ。日高は試合後、「チームは今、良くなりつつあり、つかめそうな時期にある。来週試合がないのが痛いぐらい」と話していた。山口戦は格好の目標になる。捲土重来を期して力をつける時だ。
数多くの得点機をつくりながらも決め切れない。最後にはカウンターからポスト直撃のシュートを許して負けていてもおかしくなかった。サッカーではあり得る展開ではあるが、カターレにとってのこの試合の位置づけを考えるとやるせない。「(勝って)ターニングポイントにしようと話していた。残念だ」と岸野靖之監督。12位のYS横浜から勝点を取りこぼし、首位・山口との勝点差はダブルスコアの18に広がった。
カターレは開始直後から好機を量産。パスを回しながら高い位置でサイドバックにつけてスピードアップしサイドを突破する、縦に素早く送って中西の高さを生かす、前線でボールを奪うなど、バランスよく攻め手を繰り出して押し込んだ。9分に右からのクロスに対し、ペナルティーエリアに3人が入ってMF北井佑季がヘディングシュートを放つ。11分にはFW中西倫也が奪ってFW苔口卓也が左からフリーで狙うが時間がかかってGKにブロックされた。13分にも右からのクロスに中西がボレーで合わせたがゴール左に外れた。
しかし、先制点はYS横浜に生まれた。中盤でのハイボールの競り合いからFW吉田明生につなぎワンタッチで右へ。「信じて走った」というMF平間直道がバウンドに合わせて思い切りよく右足を振り切るとシュートが勢いよくゴールネットを揺らした。
YS横浜は前節までリーグワーストタイの5得点しか挙げられず9戦未勝利だった。前節がシュート2本に終わったこともあり、シュートを打つことへの意識は高かったという。また、ボランチでの出場が多かった平間も今回はトップ下で起用されて得点への意欲があった。これらの伏線もあって迷いなく狙ったことが好結果を引き寄せた。有馬賢二監督は『(先制点が)「やればできる」という気持ちを選手に思い出させてくれた』と振り返った。
カターレは先制を許しても乱れることなく攻めて21分に同点に追い付いた。北井が右後方からの中西のパスをまたいで流して左足の前に置き、グラウンダーのシュートで決めた。北井にとって待望の移籍後初ゴールになった。その後も勝ち越し点を目指して攻勢を続け、23分にはFKから苔口がヘディングシュートを放ち、26分には敵陣でのボール奪取からMF三上陽輔がフリーで狙う。しかし決め切れずに1-1で折り返した。
後半は5分にYS横浜がゴール前でボールを奪い、平間がミドルシュートを狙うもGK江角浩司が好セーブ。カターレは15分に苔口が右からえぐりセンタリングするも中西が届かずボールがゴール前を横切った。17分にはDF日高拓磨のスルーパスで抜けた苔口が右から狙うが枠を捉え切れず天を仰いだ。
その後、カターレは交代枠を使って追い込みをかけようとしたが逆に好機をつくれなくなった。40分過ぎに左からのクロスに中央のスペースからMF朝日大輔が狙ったが左に大きく外れた。
逆に残り15分を切ってからはYS横浜のカウンターを食らってピンチが続いた。36分と43分にはフリーでシュートを打たれて冷や汗をかく。アディショナルタイムには吉田に独走されてGKとの1対1に持ち込まれたがシュートがGK右のポストに弾かれて敗戦を免れた。
カターレは次節試合がない。第17節でJ-22と対戦し、次の今月28日には首位・山口とのホームゲームが待つ。日高は試合後、「チームは今、良くなりつつあり、つかめそうな時期にある。来週試合がないのが痛いぐらい」と話していた。山口戦は格好の目標になる。捲土重来を期して力をつける時だ。
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- テーマ:Jリーグ
- ジャンル:スポーツ
- カテゴリ:第15節△1-1YS横浜