第26節 富山×熊本 マッチレポート■追い付かれ連勝止まる
- 2019/10/18
- 08:45
【第26節 富山1―1熊本 ▽得点者:後半15分・大谷(富)、同38分・原(熊)】
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
追い付かれて引き分け連勝が5で止まった。追う立場でありホームで勝ちたかったが甘くはなかった。しかし試合後の会見で安達亮監督の表情に曇りはなかった。「全体的に内容は非常に良かった。昇格争いをするというのはこういうこと。きょうから昇格争いのゲームが始まったような気がする。選手たちが1試合1試合学んでいってくれたらよい。残り8試合だが、わたしは『まだ8試合もある』という感覚。その中でもうひと伸びしないと昇格できないと思う。逆に言えばもうひと伸び、ふた伸びできるぐらいの伸びしろはある。ここから先が楽しみ」と語った。指揮官は肝が据わっていている。チームの地力強化は明らかで、「調子が良い」という表現が軽く感じるほど。これまでにない期待を抱かせて、シーズンが佳境に入る。存分に味わいたい。
熊本はこの試合に合わせたかのように先発を5人も入れ替え、前半戦の首位に立っていたころに近い布陣でスタート。勝負パスを配球できるボランチの岡本知剛がけがから復帰して7月の第15節以来の出場を果たした。
開始4分に熊本のFW佐野翼がクリアの処理に手間取ったDF今瀬淳也からボールをかっさらってGKと1対1になるがシュートがわずかに左に外れ命拾いした。
その後すぐに主導権を掌握。ロングパスで相手の裏を狙い、パスワークで表から揺さぶる多彩な攻めを展開した。セカンドボールを回収して押し込むようになり、相手を圧倒する時間が続いた。14分、CKから受けたMF碓井鉄平がグラウンダーのミドルシュートを放ち、DF脇本晃成が触ってコースを変えたが、熊本GK山本海人が好セーブで防ぐ。立て続けにCKを得てゴールに迫った。
熊本は前半途中から引いて守って態勢を整え、30分を過ぎてようやくチャンスをつくようになる。36分にDF高瀬優孝の左からのクロスをFW北村知也が頭で合わせるがGK榎本哲也が阻む。44分にはカターレの前線からのプレスを外してスピードアップして高瀬が持ち上り、佐野が中央から狙う。再び榎本が好セーブで立ちはだかった。
後半もカターレペースで始まり、10分にFW大谷駿斗が自陣からドリブルで加速してシュートまで持ち込み、直後にもMF白石智之がMF花井聖とのワンツーでチャンスメークした。同20分、左から仕掛けたDF前嶋洋太からスイッチするかたちで、途中から入っていたMF伊藤優汰がさらにドリブルで切り込みファーへ浮き球のクロスを供給。大谷が頭で押し込み先制点を奪った。大谷は第21節・相模原戦での自身初得点からホームゲーム4戦連発の6点目。
同30分にMF稲葉修土を投入して守りを強化し押し切りを狙う。しかし、熊本も攻勢を強め、同38分に右サイドでボールを奪って素早く攻め、クロスに走り込んだ北村がPKを獲得。FW原一樹が決めて同点に追い付いた。
榎本は「先に点を取るとどうしても相手にボールを持たれるかたちになる。もう少し奪い切ることができたらカウンターで追加点を狙えたかもしれない。サイドに追い込んでクロスは入れられてもよいというかたちで守れていたが、不運な失点だった」と振り返った。
4位の熊本、5位のカターレとも勝ちたい試合だったが、勝点1を分け合うかたちで決着。勝点で並ぶ群馬、北九州、藤枝を追ってともに次の戦いへ向かう。
★都合により掲載が遅くなりました。申し訳ございません。
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
追い付かれて引き分け連勝が5で止まった。追う立場でありホームで勝ちたかったが甘くはなかった。しかし試合後の会見で安達亮監督の表情に曇りはなかった。「全体的に内容は非常に良かった。昇格争いをするというのはこういうこと。きょうから昇格争いのゲームが始まったような気がする。選手たちが1試合1試合学んでいってくれたらよい。残り8試合だが、わたしは『まだ8試合もある』という感覚。その中でもうひと伸びしないと昇格できないと思う。逆に言えばもうひと伸び、ふた伸びできるぐらいの伸びしろはある。ここから先が楽しみ」と語った。指揮官は肝が据わっていている。チームの地力強化は明らかで、「調子が良い」という表現が軽く感じるほど。これまでにない期待を抱かせて、シーズンが佳境に入る。存分に味わいたい。
熊本はこの試合に合わせたかのように先発を5人も入れ替え、前半戦の首位に立っていたころに近い布陣でスタート。勝負パスを配球できるボランチの岡本知剛がけがから復帰して7月の第15節以来の出場を果たした。
開始4分に熊本のFW佐野翼がクリアの処理に手間取ったDF今瀬淳也からボールをかっさらってGKと1対1になるがシュートがわずかに左に外れ命拾いした。
その後すぐに主導権を掌握。ロングパスで相手の裏を狙い、パスワークで表から揺さぶる多彩な攻めを展開した。セカンドボールを回収して押し込むようになり、相手を圧倒する時間が続いた。14分、CKから受けたMF碓井鉄平がグラウンダーのミドルシュートを放ち、DF脇本晃成が触ってコースを変えたが、熊本GK山本海人が好セーブで防ぐ。立て続けにCKを得てゴールに迫った。
熊本は前半途中から引いて守って態勢を整え、30分を過ぎてようやくチャンスをつくようになる。36分にDF高瀬優孝の左からのクロスをFW北村知也が頭で合わせるがGK榎本哲也が阻む。44分にはカターレの前線からのプレスを外してスピードアップして高瀬が持ち上り、佐野が中央から狙う。再び榎本が好セーブで立ちはだかった。
後半もカターレペースで始まり、10分にFW大谷駿斗が自陣からドリブルで加速してシュートまで持ち込み、直後にもMF白石智之がMF花井聖とのワンツーでチャンスメークした。同20分、左から仕掛けたDF前嶋洋太からスイッチするかたちで、途中から入っていたMF伊藤優汰がさらにドリブルで切り込みファーへ浮き球のクロスを供給。大谷が頭で押し込み先制点を奪った。大谷は第21節・相模原戦での自身初得点からホームゲーム4戦連発の6点目。
同30分にMF稲葉修土を投入して守りを強化し押し切りを狙う。しかし、熊本も攻勢を強め、同38分に右サイドでボールを奪って素早く攻め、クロスに走り込んだ北村がPKを獲得。FW原一樹が決めて同点に追い付いた。
榎本は「先に点を取るとどうしても相手にボールを持たれるかたちになる。もう少し奪い切ることができたらカウンターで追加点を狙えたかもしれない。サイドに追い込んでクロスは入れられてもよいというかたちで守れていたが、不運な失点だった」と振り返った。
4位の熊本、5位のカターレとも勝ちたい試合だったが、勝点1を分け合うかたちで決着。勝点で並ぶ群馬、北九州、藤枝を追ってともに次の戦いへ向かう。
★都合により掲載が遅くなりました。申し訳ございません。
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