【第22節vs讃岐プレビュー】逆転劇第一幕「香川丸亀編」
- 2019/09/06
- 17:44
リーグ再開初戦の第21節を終え、勝点38の群馬、藤枝、熊本、同37の北九州が先頭グループを形成。8位のカターレは後続集団から抜け出して4強との差を縮めていきたい。今節は勝点29で並んでいる9位・讃岐との一戦。今季2度目の連勝を目指す。
讃岐にはJ2で残留争いをした14年に1分1敗だった。6月29日のJ3第14節で対戦した際にも1-2で敗北。ゲーム内容では圧倒していたがPK失敗や審判のハンド見落としによる失点が響いた。今度はきっちりと借りを返したい。
前節の相模原戦は縦に素早く攻める作戦が当たって4試合ぶりの勝利をつかんだ。ボールを保持して押し込むことは可能だが、それだと敵がゴール前に密集して逆に得点が奪いにくくなるため、攻撃パターンを見直した。プレー選択の傾向がデータにもはっきり表れ、パス本数は362(今季平均528.7)、ボール支配率は46.8%(同53.3%)だった(フットボール・ラボより)。しかし、数字ほど相手にボールを握られた印象はない。長いボールで裏を狙うにしても前段階でしっかりボールを動かしながらタイミングを計り、主体的に攻撃を組み立てていたからだろう。
前節はDF今瀬淳也からFW平松宗への長めの縦パスから何度かビッグチャンスが生まれた。国士舘大学で同期生の2人は互いのプレースタイルもよく理解しており、得点に直結するホットラインになり得る。今瀬の正確なフィードはチームにとっても武器のひとつ。戦術の見直しによって、その威力がさらに発揮されそうだ。
相模原戦では、速攻だけでなくゴール前のコンビネーションにも見どころがあった。MF佐々木陽次を軸に前線が流動的にプレーするさまや、ヒールパスやフリックで3人目を使って決定機をつくったシーンは、攻撃的なパスサッカーがもう1つ上のレベルに移行しつつあることを感じさせる。現在のチーム力をもってすれば今節も得点チャンスが数多くつくれるのではないか。前節のようにゴールを決め切って強さを証明してほしい。
讃岐も再開初戦の前節・YS横浜戦を3-2で制した。第14節でカターレに勝ったのを最後に、3連敗を含む1分5敗と苦しみ、前節が約2カ月ぶりの白星だった。ホームで再びカターレを叩いて巻き返しへの弾みにしたいと考えているはずだ。
総得点26/総失点28はカターレの25/23と同水準で、得点が伸び悩んでいる。失点は多くはないが、無失点で終えたのがカターレと同じく今季4試合しかなく、やや詰めの甘さを抱えている。前回のカターレ戦では今季基本とする[4-1-4-1]から[4-4-2]にフォーメーションを変えてきた。防戦一方になった前回の内容を踏まえ、守備面を考慮して何らかの策を打ってくるかもしれない。
ただし点の取り合いになると、昨季までJ2で戦った讃岐には、前節の決勝点を含む今季6得点のMF重松健太郎、前節にクラブJリーグ200点目となる先制点を挙げた同4得点の38歳FW我那覇和樹、前回のカターレ戦で大けがからの復活ゴールを決めたMF木島徹也ら決め手のあるアタッカーがそろっており脅威だ。
今瀬は「讃岐には個々にパワーのある選手が多くいて攻撃力がある。体を張って守らなければならない場面があるだろう。前節に1つ勝つことができて今回が大事。勢いに乗れるように勝点3を持ち帰りたい」と話す。
讃岐にはJ2で残留争いをした14年に1分1敗だった。6月29日のJ3第14節で対戦した際にも1-2で敗北。ゲーム内容では圧倒していたがPK失敗や審判のハンド見落としによる失点が響いた。今度はきっちりと借りを返したい。
前節の相模原戦は縦に素早く攻める作戦が当たって4試合ぶりの勝利をつかんだ。ボールを保持して押し込むことは可能だが、それだと敵がゴール前に密集して逆に得点が奪いにくくなるため、攻撃パターンを見直した。プレー選択の傾向がデータにもはっきり表れ、パス本数は362(今季平均528.7)、ボール支配率は46.8%(同53.3%)だった(フットボール・ラボより)。しかし、数字ほど相手にボールを握られた印象はない。長いボールで裏を狙うにしても前段階でしっかりボールを動かしながらタイミングを計り、主体的に攻撃を組み立てていたからだろう。
前節はDF今瀬淳也からFW平松宗への長めの縦パスから何度かビッグチャンスが生まれた。国士舘大学で同期生の2人は互いのプレースタイルもよく理解しており、得点に直結するホットラインになり得る。今瀬の正確なフィードはチームにとっても武器のひとつ。戦術の見直しによって、その威力がさらに発揮されそうだ。
相模原戦では、速攻だけでなくゴール前のコンビネーションにも見どころがあった。MF佐々木陽次を軸に前線が流動的にプレーするさまや、ヒールパスやフリックで3人目を使って決定機をつくったシーンは、攻撃的なパスサッカーがもう1つ上のレベルに移行しつつあることを感じさせる。現在のチーム力をもってすれば今節も得点チャンスが数多くつくれるのではないか。前節のようにゴールを決め切って強さを証明してほしい。
讃岐も再開初戦の前節・YS横浜戦を3-2で制した。第14節でカターレに勝ったのを最後に、3連敗を含む1分5敗と苦しみ、前節が約2カ月ぶりの白星だった。ホームで再びカターレを叩いて巻き返しへの弾みにしたいと考えているはずだ。
総得点26/総失点28はカターレの25/23と同水準で、得点が伸び悩んでいる。失点は多くはないが、無失点で終えたのがカターレと同じく今季4試合しかなく、やや詰めの甘さを抱えている。前回のカターレ戦では今季基本とする[4-1-4-1]から[4-4-2]にフォーメーションを変えてきた。防戦一方になった前回の内容を踏まえ、守備面を考慮して何らかの策を打ってくるかもしれない。
ただし点の取り合いになると、昨季までJ2で戦った讃岐には、前節の決勝点を含む今季6得点のMF重松健太郎、前節にクラブJリーグ200点目となる先制点を挙げた同4得点の38歳FW我那覇和樹、前回のカターレ戦で大けがからの復活ゴールを決めたMF木島徹也ら決め手のあるアタッカーがそろっており脅威だ。
今瀬は「讃岐には個々にパワーのある選手が多くいて攻撃力がある。体を張って守らなければならない場面があるだろう。前節に1つ勝つことができて今回が大事。勢いに乗れるように勝点3を持ち帰りたい」と話す。
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