第20節 秋田×富山 マッチレポート■攻め切って勝点1。最後にゴールこじ開ける
- 2019/08/12
- 16:15
【第20節 秋田1―1富山 ▽得点者:前半19分・北原(秋)、後半45+4分・脇本(富)】
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
カターレは4日前の7日に合流した新戦力のFW平松宗をいきなり先発に抜てきした。彼のポストプレーなども使いながら開始から主導権を握る。前線に平松の高さが加わったことで前方への意識が高まり、長めのボールを使って素早く攻めるかたちも普段より多かった。DF代健司やMF碓井鉄平がこぼれ球を拾ってミドルシュートで得点を狙うシーンもあり、序盤から立て続けにシュートを放って上々のスタートだった。
だが19分、好機をつくった直後のカウンターアタックから失点。秋田はMF前山恭平が左から抜けてGKとDFラインのあいだに弧を描くグラウンダーのクロスを入れ、走り込んだ今季初先発のFW北原奨大が倒れながら合わせた。守ってカウンターアタックで攻める秋田の狙いに早々にはまってしまった。
しかしカターレはその後もリズムを崩すことなく攻め続け、対する秋田も1点のリードを死守すべく割り切って守りを固めた。ハーフタイムが明けてゲームがやや膠着しかけると、安達亮監督は後半12分にMF花井聖を投入する。彼は相手が危険を感じるようなプレーを心掛けたという。押し込んだ状況下、高い位置で攻撃の起点となり、シャドウやウイングバックとパス&ゴーを繰り返したり、ワンツーから自身もペナルティーエリアに走り込んだりしてゴールに迫った。
同17分にDF今瀬淳也の左からのクロスに合わせた平松のヘディングシュートが勢いよくクロスバーを叩いた。同25分、MF伊藤優汰が右から抜けてシュートを放ち、そこからの連続攻撃で最後はゴール前でフリーになった花井がコントロールシュートで狙うが左ポストに弾かれる。同34分にはCKのこぼれ球からMF佐々木陽次が思い切り足を振って狙ったがまたもクロスバーに当たって嫌われた。
すると38分、秋田に試合を決める好機が訪れる。ショートカウンターでMF久富賢が右から裏に抜けてMF沖野将基のラストパスをFW中村亮太が押し込みにかかる。DF陣が懸命に戻って体を張りなんとかしのいだ。
アディショナルタイムは5分。大型ビジョンに100分の1秒単位で残り時間を掲示する演出で、ホームチーム勝利への期待感が高まる。しかし残り2分を切って、カターレがMF白石智之の右からのクロスをMF脇本晃成がニアから頭で流し込んで追い付き意地をみせた。
12試合ぶりに無得点に終わった前節から今回の終了直前まで無得点の時間が長く続き、クロスバーとポストに3度も嫌われた。それでも最後まであきらめずにゴールをこじ開けた選手を称えなければならない。後半アディショナルタイムの得点は今季初めて。この1点をターニングポイントにして流れを引き寄せたい。次節は今月31日。
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
カターレは4日前の7日に合流した新戦力のFW平松宗をいきなり先発に抜てきした。彼のポストプレーなども使いながら開始から主導権を握る。前線に平松の高さが加わったことで前方への意識が高まり、長めのボールを使って素早く攻めるかたちも普段より多かった。DF代健司やMF碓井鉄平がこぼれ球を拾ってミドルシュートで得点を狙うシーンもあり、序盤から立て続けにシュートを放って上々のスタートだった。
だが19分、好機をつくった直後のカウンターアタックから失点。秋田はMF前山恭平が左から抜けてGKとDFラインのあいだに弧を描くグラウンダーのクロスを入れ、走り込んだ今季初先発のFW北原奨大が倒れながら合わせた。守ってカウンターアタックで攻める秋田の狙いに早々にはまってしまった。
しかしカターレはその後もリズムを崩すことなく攻め続け、対する秋田も1点のリードを死守すべく割り切って守りを固めた。ハーフタイムが明けてゲームがやや膠着しかけると、安達亮監督は後半12分にMF花井聖を投入する。彼は相手が危険を感じるようなプレーを心掛けたという。押し込んだ状況下、高い位置で攻撃の起点となり、シャドウやウイングバックとパス&ゴーを繰り返したり、ワンツーから自身もペナルティーエリアに走り込んだりしてゴールに迫った。
同17分にDF今瀬淳也の左からのクロスに合わせた平松のヘディングシュートが勢いよくクロスバーを叩いた。同25分、MF伊藤優汰が右から抜けてシュートを放ち、そこからの連続攻撃で最後はゴール前でフリーになった花井がコントロールシュートで狙うが左ポストに弾かれる。同34分にはCKのこぼれ球からMF佐々木陽次が思い切り足を振って狙ったがまたもクロスバーに当たって嫌われた。
すると38分、秋田に試合を決める好機が訪れる。ショートカウンターでMF久富賢が右から裏に抜けてMF沖野将基のラストパスをFW中村亮太が押し込みにかかる。DF陣が懸命に戻って体を張りなんとかしのいだ。
アディショナルタイムは5分。大型ビジョンに100分の1秒単位で残り時間を掲示する演出で、ホームチーム勝利への期待感が高まる。しかし残り2分を切って、カターレがMF白石智之の右からのクロスをMF脇本晃成がニアから頭で流し込んで追い付き意地をみせた。
12試合ぶりに無得点に終わった前節から今回の終了直前まで無得点の時間が長く続き、クロスバーとポストに3度も嫌われた。それでも最後まであきらめずにゴールをこじ開けた選手を称えなければならない。後半アディショナルタイムの得点は今季初めて。この1点をターニングポイントにして流れを引き寄せたい。次節は今月31日。
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