第19節 富山×藤枝 マッチレポート■無得点に終わり敗れる
- 2019/08/04
- 08:31
【第19節 富山0―1藤枝 ▽得点者:後半4分・秋本(藤)】
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
今季3度目の無得点に終わり敗れた。しっかり守って少ない好機をものにする、藤枝の狙い通りにゲームを運ばれ、安達亮監督は「完敗だった」と断じた。
クラブ記録を更新する11試合連続得点をマークしており今節も1点は入るだろうと予想し、2点目を取れるかどうかが焦点だと考えていたが甘かった。「点が入らない」と悩みながらも毎試合ゴールを挙げるところに地力強化を感じていたのだが…。
安達監督はハーフタイムに「ハーフラインを越えたタイミングで攻撃を仕掛け始めることを意識しよう」と伝え、後半4分の失点後にはFW大谷駿斗を投入した。攻撃の遅さを感じ、相手がゴール前を固める前に攻め切るスピードを要求したが、得点には結びつかなかった。押し込んでも得点が伸びないため5月ごろから意識づけしてきたはずだったが、少し薄れていたのかもしれない。ホームでの無得点は今季初めて。連続得点が止まったのは残念だが、これを契機に自身を見直して次節は爆発力のある攻めをみせてほしい。
カターレは出場停止のMF碓井鉄平に代わってMF脇本晃成が11試合ぶりに先発。また、GK榎本哲也が5試合ぶり、MF佐々木陽次が3試合ぶりに先発に復帰した。
主導権を握るのは早く、丁寧にボールをつないで攻め込み、何度か好機をつくる。だが、藤枝の守りの集中力は高くて、なかなかシュートまで持ち込めなかった。最もゴールに迫ったのが14分に変化をつけたCKからDF今瀬淳也がヘディングで狙ったシーン。対する藤枝もチャンスらしいチャンスは、開始直後にFW森島康仁が大きなワンツーでゴール前に飛び込んだ場面と、41分にアーリークロスに大外からMF鈴木準弥が合わせてシュートがサイドネットに外れた場面ぐらいだった。
カターレは無得点での折り返しになったが、ボールを動かして相手を走らせることはできていた。後半最初の失点が悔やまれる。藤枝が後半開始から攻め込んでFKから森島がへデングシュートでゴールネットを揺らす。これはオフサイドになったが、直後の4分に右CKを得て、カターレに所属した2014年以来の県総でのプレーだったDF秋本倫孝が混戦からフリーになって勢いよく頭で決めた。
カターレは大谷とFW苔口卓也を投入して前傾姿勢を強め、18分にはロングボールのこぼれ球を拾った苔口がゴール前でフリーになったMF伊藤優汰にラストパスを送って決定機をつくったが、伊藤のシュートはわずかに左に外れた。その後も攻め続けて、疲れのみえはじめた藤枝をゴール前にくぎ付けにしたが、これを上回るビッグチャンスをつくることはできず0-1で3試合ぶりの黒星を喫した。
藤枝はクラブ初の4連勝で首位をキープ。カターレからの勝利は2016年の第15節以来7試合ぶりで通算の対戦成績は2勝2分7敗となった。秋本は「前回富山に負けた後から、苦しい試合でも我慢できるようになっている」と手ごたえを口にしていた。J2クラブラインセス取得に向けてはスタジアムの改修をはじめクリアすべきハードルが残り、まだ見通しが立っていないようだが、今後も上位に踏みとどまり昇格争いをかき回す存在になりそうだ。
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
今季3度目の無得点に終わり敗れた。しっかり守って少ない好機をものにする、藤枝の狙い通りにゲームを運ばれ、安達亮監督は「完敗だった」と断じた。
クラブ記録を更新する11試合連続得点をマークしており今節も1点は入るだろうと予想し、2点目を取れるかどうかが焦点だと考えていたが甘かった。「点が入らない」と悩みながらも毎試合ゴールを挙げるところに地力強化を感じていたのだが…。
安達監督はハーフタイムに「ハーフラインを越えたタイミングで攻撃を仕掛け始めることを意識しよう」と伝え、後半4分の失点後にはFW大谷駿斗を投入した。攻撃の遅さを感じ、相手がゴール前を固める前に攻め切るスピードを要求したが、得点には結びつかなかった。押し込んでも得点が伸びないため5月ごろから意識づけしてきたはずだったが、少し薄れていたのかもしれない。ホームでの無得点は今季初めて。連続得点が止まったのは残念だが、これを契機に自身を見直して次節は爆発力のある攻めをみせてほしい。
カターレは出場停止のMF碓井鉄平に代わってMF脇本晃成が11試合ぶりに先発。また、GK榎本哲也が5試合ぶり、MF佐々木陽次が3試合ぶりに先発に復帰した。
主導権を握るのは早く、丁寧にボールをつないで攻め込み、何度か好機をつくる。だが、藤枝の守りの集中力は高くて、なかなかシュートまで持ち込めなかった。最もゴールに迫ったのが14分に変化をつけたCKからDF今瀬淳也がヘディングで狙ったシーン。対する藤枝もチャンスらしいチャンスは、開始直後にFW森島康仁が大きなワンツーでゴール前に飛び込んだ場面と、41分にアーリークロスに大外からMF鈴木準弥が合わせてシュートがサイドネットに外れた場面ぐらいだった。
カターレは無得点での折り返しになったが、ボールを動かして相手を走らせることはできていた。後半最初の失点が悔やまれる。藤枝が後半開始から攻め込んでFKから森島がへデングシュートでゴールネットを揺らす。これはオフサイドになったが、直後の4分に右CKを得て、カターレに所属した2014年以来の県総でのプレーだったDF秋本倫孝が混戦からフリーになって勢いよく頭で決めた。
カターレは大谷とFW苔口卓也を投入して前傾姿勢を強め、18分にはロングボールのこぼれ球を拾った苔口がゴール前でフリーになったMF伊藤優汰にラストパスを送って決定機をつくったが、伊藤のシュートはわずかに左に外れた。その後も攻め続けて、疲れのみえはじめた藤枝をゴール前にくぎ付けにしたが、これを上回るビッグチャンスをつくることはできず0-1で3試合ぶりの黒星を喫した。
藤枝はクラブ初の4連勝で首位をキープ。カターレからの勝利は2016年の第15節以来7試合ぶりで通算の対戦成績は2勝2分7敗となった。秋本は「前回富山に負けた後から、苦しい試合でも我慢できるようになっている」と手ごたえを口にしていた。J2クラブラインセス取得に向けてはスタジアムの改修をはじめクリアすべきハードルが残り、まだ見通しが立っていないようだが、今後も上位に踏みとどまり昇格争いをかき回す存在になりそうだ。
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