【第18節vs北九州プレビュー】追撃へ。譲れない直接対決
- 2019/07/27
- 11:02
昇格争いの手ごわいライバル北九州と後期初戦でぶつかる。勝点6差で追うカターレは直接対決の機会を生かし、勝って詰め寄りたい。
前期最後の前節・YS横浜戦で5試合ぶりに勝利を収めた。首位・熊本が福島に敗れ、2位・北九州も八戸と1-1で引き分けて3位に後退するなど上位陣が足踏みし、カターレは通算6勝6分5敗(勝点25)で熊本と9差、2位・藤枝と7差の9位でターンした。
2位でJ2に昇格した昨年の鹿児島が32試合で勝点57、一昨年の栃木が32試合で同60だった。ゲーム内容で圧倒しながら勝点を落とした試合が多かったため、このペースには届いていないが、十分に挽回可能な位置につけている。
この節目に主要なデータを整理すると、総得点21はリーグ11位、総失点19は同5位。シュート数225本は同1位で、被シュート数115本はリーグで2番目に少ない。Football LABの公開データによると、1試合平均のパス本数531.3はリーグ3位、同じくボール支配率も53.1%で同3位となっている。上位8チームとの対戦成績は前年J2の熊本と讃岐に負けて3勝3分2敗だった。
前節はリーグ最多37失点のYS横浜から2点を奪った。今節の北九州は逆にリーグ最少14失点と堅守を誇る。現時点での攻撃力&決定力を改めて問う一戦になる。
前節後の会見で安達亮監督は[3-4-2-1]へのフォーメーション変更の守備面における効果について言及した。前節は10試合ぶりに無失点で終えており、引き続き粘り強さを発揮したい。そのうえで看板とする攻撃の良さを示したいところ。注目したいのはボランチの攻撃参加だ。センターバックが3枚になったことで攻撃に比重をかけられる場面ができれば、ゴール前でも決定的な仕事ができる花井聖や碓井鉄平の力がさらに生きる。第15節・F東京U-23戦で猛攻を仕掛けた時のように、攻撃の厚みがぐっと増すだろう。
対する北九州は4月7日の第5節でカターレと1-1で引き分けて開幕からの連勝が止まったが、その後もコンスタントに勝点を積み重ねている。豊富な運動量、球際の強さをベースにした隙のないサッカーで首位をうかがう。ただ、最近3試合が2分1敗。いずれも終了間際に失点して勝点を取り損ねている。3-2で勝った第14節・岩手戦から4試合連続の計7失点。開幕から第13節まで計7失点でうち8試合が無失点だったのに比べ明らかに失点は増えている。
一方で前節の八戸戦を見る限り攻撃力に陰りはみられない。ドローに終わった原因は数度あった決定機をものにできなかったところにある。左サイドハーフ國分伸太郎や左サイドバック新井博人から鋭いクロスが入り、第5節のカターレ戦で同点ゴールを挙げたFWディサロ燦シルヴァーノ、ベテランFW池元友樹がゴールに迫る。ディサロはチームトップの6得点を挙げ、第14節から3試合連続ゴールも記録している。
当日は「ギラヴァンツサマーフェスティバル」と題した北九州のシーズン最大の集客イベントが展開され、多数の来場が予想されている。ホームで最近3試合連続して引き分けている北九州が勝利を求めてより攻撃的にくるなら、点の取り合う展開も考えられる。カターレは決定力勝負で上回り、満場の敵地をゴールで沈黙させたい。
※北九州公式サイトのマッチプレビューはこちら
https://www.giravanz.jp/game/live_2019072717.html#sc1
前期最後の前節・YS横浜戦で5試合ぶりに勝利を収めた。首位・熊本が福島に敗れ、2位・北九州も八戸と1-1で引き分けて3位に後退するなど上位陣が足踏みし、カターレは通算6勝6分5敗(勝点25)で熊本と9差、2位・藤枝と7差の9位でターンした。
2位でJ2に昇格した昨年の鹿児島が32試合で勝点57、一昨年の栃木が32試合で同60だった。ゲーム内容で圧倒しながら勝点を落とした試合が多かったため、このペースには届いていないが、十分に挽回可能な位置につけている。
この節目に主要なデータを整理すると、総得点21はリーグ11位、総失点19は同5位。シュート数225本は同1位で、被シュート数115本はリーグで2番目に少ない。Football LABの公開データによると、1試合平均のパス本数531.3はリーグ3位、同じくボール支配率も53.1%で同3位となっている。上位8チームとの対戦成績は前年J2の熊本と讃岐に負けて3勝3分2敗だった。
前節はリーグ最多37失点のYS横浜から2点を奪った。今節の北九州は逆にリーグ最少14失点と堅守を誇る。現時点での攻撃力&決定力を改めて問う一戦になる。
前節後の会見で安達亮監督は[3-4-2-1]へのフォーメーション変更の守備面における効果について言及した。前節は10試合ぶりに無失点で終えており、引き続き粘り強さを発揮したい。そのうえで看板とする攻撃の良さを示したいところ。注目したいのはボランチの攻撃参加だ。センターバックが3枚になったことで攻撃に比重をかけられる場面ができれば、ゴール前でも決定的な仕事ができる花井聖や碓井鉄平の力がさらに生きる。第15節・F東京U-23戦で猛攻を仕掛けた時のように、攻撃の厚みがぐっと増すだろう。
対する北九州は4月7日の第5節でカターレと1-1で引き分けて開幕からの連勝が止まったが、その後もコンスタントに勝点を積み重ねている。豊富な運動量、球際の強さをベースにした隙のないサッカーで首位をうかがう。ただ、最近3試合が2分1敗。いずれも終了間際に失点して勝点を取り損ねている。3-2で勝った第14節・岩手戦から4試合連続の計7失点。開幕から第13節まで計7失点でうち8試合が無失点だったのに比べ明らかに失点は増えている。
一方で前節の八戸戦を見る限り攻撃力に陰りはみられない。ドローに終わった原因は数度あった決定機をものにできなかったところにある。左サイドハーフ國分伸太郎や左サイドバック新井博人から鋭いクロスが入り、第5節のカターレ戦で同点ゴールを挙げたFWディサロ燦シルヴァーノ、ベテランFW池元友樹がゴールに迫る。ディサロはチームトップの6得点を挙げ、第14節から3試合連続ゴールも記録している。
当日は「ギラヴァンツサマーフェスティバル」と題した北九州のシーズン最大の集客イベントが展開され、多数の来場が予想されている。ホームで最近3試合連続して引き分けている北九州が勝利を求めてより攻撃的にくるなら、点の取り合う展開も考えられる。カターレは決定力勝負で上回り、満場の敵地をゴールで沈黙させたい。
※北九州公式サイトのマッチプレビューはこちら
https://www.giravanz.jp/game/live_2019072717.html#sc1
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