【第17節vsYS横浜プレビュー】打ち勝って答えを示したい
- 2019/07/18
- 16:23
長いリーグ戦も折り返し地点となる前半最後の第17節を迎えた。スタートから順調にラップを刻んできたがここにきて4戦勝ちなし(1分3敗)とペースが落ちている。首位・熊本の背中がこれ以上小さくならないように、まずは1つ勝ってリズムを取り戻したい。
前節の熊本戦は1-2の逆転負け。安達亮監督は、自分たちのサッカーで真っ向勝負を挑むべく、スタメンに攻撃的な11人を並べた。狙い通りに開始から主導権を掌握して、立て続けに得点チャンスをつくった。だが、またしても決め切れなかった。後半2分にCKからDFルーカス・ダウベルマンが先制点を挙げたが、“逆転の熊本”の反撃に遭って勝負をひっくり返された。安達監督は「熊本は逆転するだけの内容のゲームをした。点を決める、決められないという明らかな差があった」と振り返っている。悔しいが、前に進むためには負けを認めなければならない。彼らとの勝点差は12に広がった。次回対戦する10月13日・第26節での雪辱を期して、今は再び力を蓄えながら勝点を積み上げなければならない。
今節もポイントは決定力になる。チャンスを得点に結び付けて2点目、3点目を奪いたい。これまでの16試合(5勝6分5敗)で無得点に終わったのは0-0だった2試合のみ。2点以上挙げた4試合は全勝だが、1点止まりだと1勝4分5敗で勝率は1割にとどまる。5敗はいずれも1-1の状況から先に失点しており、うち4敗のスコアが1-2だ(第2節・福島戦のみ1●3)。
看板に掲げた相手を圧倒する攻撃サッカーを実現するには、2点目、3点目を取って勝ち切る力をつけなければならない。可能なだけの得点チャンスはつくれており、あとひと押しのところまできている。選手たちの奮起に期待がかかる。
YS横浜(正式名称:横浜スポーツ&カルチャークラブ)は17位ながらカターレと同じ5勝を挙げている。パスワークによる崩しとハイプレスからのショートカウンターを特長とする超攻撃型のチームだ。総得点はリーグトップC大阪U-23の28点に匹敵する25点(同6位)。総失点35はリーグワーストだが、全5勝をいずれも3得点以上を奪って挙げている(カターレ:総得点19・総失点19)。第15節のYS横浜×熊本戦(2△2)を現地の三ツ沢で視察した安達監督は「YS横浜はかなり手ごわい。ボールを持たれるとシュートまでいかれる確率は高い」と警戒している。
昨季まで3季指揮した樋口靖洋監督が琉球の監督になり、今季からJクラブで史上最年少の34歳で就任したシュタルフ悠紀リヒャルト監督が率いる。FW辻正男(現群馬)やMF後藤京介(現甲府)をはじめ主力選手が多数移籍したが、今季も代わって若い選手が台頭しており好チームに仕上がっている。フォーメーションはMF土館賢人がアンカーに、帝京長岡高OBで23歳のMF柳雄太郎がトップ下に入る中盤ダイヤモンドの[4-4-2]。24歳のFW浅川隼人がリーグ2位タイの8得点を挙げている。前節は秋田に1-2で敗れ直近3試合勝ちなし(1分2敗)。Jリーグ最年長初出場記録を更新する41歳1カ月9日でデビューしたFW安彦考真が在籍し、すでに7試合に出場している。
実力伯仲の今季のJ3において、「決め切れない」ことは相手に勝機を与えることと同義。YS横浜も仕留めなければ逆にやられてしまうであろう難敵だ。カターレの決定力を問う中間試験の相手にふさわしい。勝利を待ちわびるホームのサポーターに答えを示したい。
※参考:ナンバーウエブの記事
J史上最年少34歳シュタルフ監督。思い描く“日独融合”の強化スタイル。
https://number.bunshun.jp/articles/-/838492
前節の熊本戦は1-2の逆転負け。安達亮監督は、自分たちのサッカーで真っ向勝負を挑むべく、スタメンに攻撃的な11人を並べた。狙い通りに開始から主導権を掌握して、立て続けに得点チャンスをつくった。だが、またしても決め切れなかった。後半2分にCKからDFルーカス・ダウベルマンが先制点を挙げたが、“逆転の熊本”の反撃に遭って勝負をひっくり返された。安達監督は「熊本は逆転するだけの内容のゲームをした。点を決める、決められないという明らかな差があった」と振り返っている。悔しいが、前に進むためには負けを認めなければならない。彼らとの勝点差は12に広がった。次回対戦する10月13日・第26節での雪辱を期して、今は再び力を蓄えながら勝点を積み上げなければならない。
今節もポイントは決定力になる。チャンスを得点に結び付けて2点目、3点目を奪いたい。これまでの16試合(5勝6分5敗)で無得点に終わったのは0-0だった2試合のみ。2点以上挙げた4試合は全勝だが、1点止まりだと1勝4分5敗で勝率は1割にとどまる。5敗はいずれも1-1の状況から先に失点しており、うち4敗のスコアが1-2だ(第2節・福島戦のみ1●3)。
看板に掲げた相手を圧倒する攻撃サッカーを実現するには、2点目、3点目を取って勝ち切る力をつけなければならない。可能なだけの得点チャンスはつくれており、あとひと押しのところまできている。選手たちの奮起に期待がかかる。
YS横浜(正式名称:横浜スポーツ&カルチャークラブ)は17位ながらカターレと同じ5勝を挙げている。パスワークによる崩しとハイプレスからのショートカウンターを特長とする超攻撃型のチームだ。総得点はリーグトップC大阪U-23の28点に匹敵する25点(同6位)。総失点35はリーグワーストだが、全5勝をいずれも3得点以上を奪って挙げている(カターレ:総得点19・総失点19)。第15節のYS横浜×熊本戦(2△2)を現地の三ツ沢で視察した安達監督は「YS横浜はかなり手ごわい。ボールを持たれるとシュートまでいかれる確率は高い」と警戒している。
昨季まで3季指揮した樋口靖洋監督が琉球の監督になり、今季からJクラブで史上最年少の34歳で就任したシュタルフ悠紀リヒャルト監督が率いる。FW辻正男(現群馬)やMF後藤京介(現甲府)をはじめ主力選手が多数移籍したが、今季も代わって若い選手が台頭しており好チームに仕上がっている。フォーメーションはMF土館賢人がアンカーに、帝京長岡高OBで23歳のMF柳雄太郎がトップ下に入る中盤ダイヤモンドの[4-4-2]。24歳のFW浅川隼人がリーグ2位タイの8得点を挙げている。前節は秋田に1-2で敗れ直近3試合勝ちなし(1分2敗)。Jリーグ最年長初出場記録を更新する41歳1カ月9日でデビューしたFW安彦考真が在籍し、すでに7試合に出場している。
実力伯仲の今季のJ3において、「決め切れない」ことは相手に勝機を与えることと同義。YS横浜も仕留めなければ逆にやられてしまうであろう難敵だ。カターレの決定力を問う中間試験の相手にふさわしい。勝利を待ちわびるホームのサポーターに答えを示したい。
※参考:ナンバーウエブの記事
J史上最年少34歳シュタルフ監督。思い描く“日独融合”の強化スタイル。
https://number.bunshun.jp/articles/-/838492
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