【第16節vs熊本プレビュー】首位と真っ向勝負
- 2019/07/12
- 16:17
前半戦のハイライトともいえる首位・熊本との直接対決。8位のカターレは勝点9差をつけられており必勝を期して敵地に乗り込む。
熊本は昨季J2で21位となり降格した。昨季就任した渋谷洋樹監督に引き続き指揮を託して1年でのJ2復帰を目指している。開幕からの5試合こそ1勝2分2敗だったが、第6節から6連勝を飾って通算9勝3分3敗。第10節で初めて首位に立ち、勝点1差で2位の北九州と競り合っている。
カターレと同じくパスをつないでしっかり攻撃を組み立てるのが今季の彼らのスタイル。総得点25はリーグ2位タイ、総失点18は同9位タイ(カターレ:総得点18・総失点17)。得点力・決定力の高さが特長で、先取点を許しながらも逆転勝ちした試合がすでに4つ。これを含め先制された試合が4勝1分1敗なのは驚異的だ。
一方で先取点を奪った試合が5勝1分2敗で、0-0の引き分けは1試合のみ。失点は少なくない。15試合中10試合(7勝2分1敗)で複数ゴールを挙げており、それを上回る得点力で勝ち切っている。2点目を奪えず勝ち切れていないカターレとは対照的だ。カターレは複数ゴールが4試合(4勝)にとどまり、1点止まりだと1勝4分4敗。攻撃的なスタイルを貫くなら、この違いを克服しなければ優勝は望めないだろう。
安達亮監督は決定力不足の改善を目指し、前節のF東京U-23戦で今季リーグ戦では初めて[3-4-2-1]のフォーメーションを試した。またも1点止まりで引き分けに終わったが、22本ものシュートを放ってチャンスメークでは効果が感じられた。試合後に指揮官が発した「このような試合はもう許されない。きょうで最後にしたいし、何かを変えなければいけない。トレーニングして点を取れるようにするか、選手あるいは監督を変えるかだ」という強いメッセージを起爆剤にして今節こそ2点目、3点目を挙げて勝ち切りたい。
熊本戦を前に[3-4-2-1]がオプションに加わり、相手もカターレの出方を見極めづらくなったのではないか。先発メンバーも発表を待たねばならない。今週の11対11のトレーニングで監督は、選手を短時間で入れ替えながら念入りに熊本への対応法を伝えていた。「この試合でチームとしてどんな色を出していくかを考えて誰を起用するか決めたい。熊本は良いチームであり、対戦するのが楽しみ。レベルの高いゲームができると思う」と話した。
熊本は前節のYS横浜戦を2-2で引き分け、最近5試合が3勝1分1敗。前節のスタメンは5人が今季の新加入だった。22歳のルーキーFW北村知也がリーグトップタイの8得点、新潟シンガポールで稲葉修土の同僚だった2年目のFW佐野翼が4得点を挙げ、FW原一樹が負傷離脱した穴を埋めている。[4-4-2]の左サイドバックに入る高瀬優孝が、左足からのクロスやカットインしてのシュート&ラストパスなど決定的な仕事をしている。安達監督と神戸時代をともにした34歳の元日本代表GK山本海人が守りを引き締める。
カターレはJ2時代に熊本に対し2勝4分7敗だった。昇格した09年に2連勝したが同年3巡目の対戦で敗れて以降11戦勝ちがなく、5年ぶりの対戦で10年ぶりの白星を目指す。
熊本は昨季J2で21位となり降格した。昨季就任した渋谷洋樹監督に引き続き指揮を託して1年でのJ2復帰を目指している。開幕からの5試合こそ1勝2分2敗だったが、第6節から6連勝を飾って通算9勝3分3敗。第10節で初めて首位に立ち、勝点1差で2位の北九州と競り合っている。
カターレと同じくパスをつないでしっかり攻撃を組み立てるのが今季の彼らのスタイル。総得点25はリーグ2位タイ、総失点18は同9位タイ(カターレ:総得点18・総失点17)。得点力・決定力の高さが特長で、先取点を許しながらも逆転勝ちした試合がすでに4つ。これを含め先制された試合が4勝1分1敗なのは驚異的だ。
一方で先取点を奪った試合が5勝1分2敗で、0-0の引き分けは1試合のみ。失点は少なくない。15試合中10試合(7勝2分1敗)で複数ゴールを挙げており、それを上回る得点力で勝ち切っている。2点目を奪えず勝ち切れていないカターレとは対照的だ。カターレは複数ゴールが4試合(4勝)にとどまり、1点止まりだと1勝4分4敗。攻撃的なスタイルを貫くなら、この違いを克服しなければ優勝は望めないだろう。
安達亮監督は決定力不足の改善を目指し、前節のF東京U-23戦で今季リーグ戦では初めて[3-4-2-1]のフォーメーションを試した。またも1点止まりで引き分けに終わったが、22本ものシュートを放ってチャンスメークでは効果が感じられた。試合後に指揮官が発した「このような試合はもう許されない。きょうで最後にしたいし、何かを変えなければいけない。トレーニングして点を取れるようにするか、選手あるいは監督を変えるかだ」という強いメッセージを起爆剤にして今節こそ2点目、3点目を挙げて勝ち切りたい。
熊本戦を前に[3-4-2-1]がオプションに加わり、相手もカターレの出方を見極めづらくなったのではないか。先発メンバーも発表を待たねばならない。今週の11対11のトレーニングで監督は、選手を短時間で入れ替えながら念入りに熊本への対応法を伝えていた。「この試合でチームとしてどんな色を出していくかを考えて誰を起用するか決めたい。熊本は良いチームであり、対戦するのが楽しみ。レベルの高いゲームができると思う」と話した。
熊本は前節のYS横浜戦を2-2で引き分け、最近5試合が3勝1分1敗。前節のスタメンは5人が今季の新加入だった。22歳のルーキーFW北村知也がリーグトップタイの8得点、新潟シンガポールで稲葉修土の同僚だった2年目のFW佐野翼が4得点を挙げ、FW原一樹が負傷離脱した穴を埋めている。[4-4-2]の左サイドバックに入る高瀬優孝が、左足からのクロスやカットインしてのシュート&ラストパスなど決定的な仕事をしている。安達監督と神戸時代をともにした34歳の元日本代表GK山本海人が守りを引き締める。
カターレはJ2時代に熊本に対し2勝4分7敗だった。昇格した09年に2連勝したが同年3巡目の対戦で敗れて以降11戦勝ちがなく、5年ぶりの対戦で10年ぶりの白星を目指す。
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