第15節 F東京U-23×富山 マッチレポート■遠かった2点目。相手GK鉄壁の守り
- 2019/07/07
- 11:46
【第15節 F東京U-231―1富山 ▽得点者:前半45+2分・前嶋(富)、後半11分・原(F)】
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
3日の天皇杯2回戦・町田戦からスタメンを10人入れ替えた。そして天皇杯に引き続き、リーグ戦では今季初めて[3-4-2-1]のフォーメーションで臨んだ。前節後の週初めから安達亮監督の頭にはプランがあったのだろう。「(点を取るために)何かを変えようと思った」と試合後の会見で明かした。
[4-4-2]のF東京U-23とのあいだにマークのずれを生じさせ、圧倒的にボールを握って攻め勝つという強気の一手でもあったという。そして、昨季チーム得点王で好調な前嶋洋太を、サイドバックではなく昨年もプレーしたウイングバックに上げて攻撃に比重をかけさせる狙いがあった。
左の前嶋と右のウイングバックに入った白石智之は相手に脅威を与え、新布陣は数多くの決定機をつくった。だが22本のシュートを放って、前嶋が決めた1点止まり。先のトゥーロン国際に出場したU-22日本代表のGK波多野豪が好セーブを連発して立ちはだかった。
開始からお互いにパスを回して攻め、カターレは11分にFW苔口卓也のクロスにFW高橋駿太が飛び込み、F東京U-23は15分に左から抜けたMF宮崎幾笑のワンタッチのクロスにMFユ・インスが合わせるもどちらも決め切れない。
20分を過ぎるとカターレが優位になり、ゴールに迫るシーンを数多くつくる。ワントップの苔口がスペースに走って攻撃の起点になった。F東京U-23は苦しい時間が続いたが、最終ラインから裏を狙ったパスが奏功して30分過ぎに2度ほど得点チャンスをつくった。
カターレは前半の終わりに再び攻勢に出て、アディショナルタイムに先制点を奪取。押し込んだ状態で白石から前嶋にパスが渡り、高橋に当てたリターンを前嶋が蹴り込んだ。
後半も立ち上がりにカターレが2度の好機をつくる。しかし同11分、自らのCKからカウンターアタックを浴びて同点ゴールを許した。F東京U-23はこぼれ球を拾って縦につなぎ、ユがドリブルで運ぶ。外のDF中村拓海がもらってクロスを入れFW原大智が押し込んだ。原はこれでU-20W杯前から出場した6試合連続得点。
その後はカターレの猛攻が続いたが、決まってもおかしくないシュートを波多野にことごとく止められた。29分はMF花井聖が左から、30分には前嶋がドリブルで中央を突破して至近距離から狙うがセーブされる。33分に前嶋がペナルティーエリア左をえぐりマイナスのクロスを供給したがMF伊藤優汰のシュートが防がれ、35分には前嶋がカットインからの得意のかたちで左隅を狙ったが波多野が右手を伸ばしてまたも弾き出した。
すると終了間際にF東京U-23に勝機が巡ってきて、ユのDFラインの裏を突くアーリークロスに原が合わせる。シュートはゴールマウスに向かったが左ポストに当たってGK太田岳志が押さえ、カターレは敗戦を免れた。
今季6試合目の引き分けに終わり、連敗は止めたが3戦勝ちなし。試合後に安達監督は危機感を露わにした。これまではチームづくりプロセスを重視してゲーム内容について語ることが多かったが、今回は「内容抜きにレベルが低い」「きょうは3、4点入るゲームだった。力の差があったにも関わらず、それをきちんと数字にできない」と述べ、結果論でチームの現状を悔しがり、自分の責任についても言及した。
リーグ戦は中盤に突入し、今後はより結果が求められる。チームづくりは次の段階に差し掛かっている。殻を破らなければならない。
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
3日の天皇杯2回戦・町田戦からスタメンを10人入れ替えた。そして天皇杯に引き続き、リーグ戦では今季初めて[3-4-2-1]のフォーメーションで臨んだ。前節後の週初めから安達亮監督の頭にはプランがあったのだろう。「(点を取るために)何かを変えようと思った」と試合後の会見で明かした。
[4-4-2]のF東京U-23とのあいだにマークのずれを生じさせ、圧倒的にボールを握って攻め勝つという強気の一手でもあったという。そして、昨季チーム得点王で好調な前嶋洋太を、サイドバックではなく昨年もプレーしたウイングバックに上げて攻撃に比重をかけさせる狙いがあった。
左の前嶋と右のウイングバックに入った白石智之は相手に脅威を与え、新布陣は数多くの決定機をつくった。だが22本のシュートを放って、前嶋が決めた1点止まり。先のトゥーロン国際に出場したU-22日本代表のGK波多野豪が好セーブを連発して立ちはだかった。
開始からお互いにパスを回して攻め、カターレは11分にFW苔口卓也のクロスにFW高橋駿太が飛び込み、F東京U-23は15分に左から抜けたMF宮崎幾笑のワンタッチのクロスにMFユ・インスが合わせるもどちらも決め切れない。
20分を過ぎるとカターレが優位になり、ゴールに迫るシーンを数多くつくる。ワントップの苔口がスペースに走って攻撃の起点になった。F東京U-23は苦しい時間が続いたが、最終ラインから裏を狙ったパスが奏功して30分過ぎに2度ほど得点チャンスをつくった。
カターレは前半の終わりに再び攻勢に出て、アディショナルタイムに先制点を奪取。押し込んだ状態で白石から前嶋にパスが渡り、高橋に当てたリターンを前嶋が蹴り込んだ。
後半も立ち上がりにカターレが2度の好機をつくる。しかし同11分、自らのCKからカウンターアタックを浴びて同点ゴールを許した。F東京U-23はこぼれ球を拾って縦につなぎ、ユがドリブルで運ぶ。外のDF中村拓海がもらってクロスを入れFW原大智が押し込んだ。原はこれでU-20W杯前から出場した6試合連続得点。
その後はカターレの猛攻が続いたが、決まってもおかしくないシュートを波多野にことごとく止められた。29分はMF花井聖が左から、30分には前嶋がドリブルで中央を突破して至近距離から狙うがセーブされる。33分に前嶋がペナルティーエリア左をえぐりマイナスのクロスを供給したがMF伊藤優汰のシュートが防がれ、35分には前嶋がカットインからの得意のかたちで左隅を狙ったが波多野が右手を伸ばしてまたも弾き出した。
すると終了間際にF東京U-23に勝機が巡ってきて、ユのDFラインの裏を突くアーリークロスに原が合わせる。シュートはゴールマウスに向かったが左ポストに当たってGK太田岳志が押さえ、カターレは敗戦を免れた。
今季6試合目の引き分けに終わり、連敗は止めたが3戦勝ちなし。試合後に安達監督は危機感を露わにした。これまではチームづくりプロセスを重視してゲーム内容について語ることが多かったが、今回は「内容抜きにレベルが低い」「きょうは3、4点入るゲームだった。力の差があったにも関わらず、それをきちんと数字にできない」と述べ、結果論でチームの現状を悔しがり、自分の責任についても言及した。
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