【天皇杯2回戦vs町田プレビュー】格上から初勝利なるか
- 2019/07/02
- 16:27
J2の町田に挑戦する。2008年のクラブ発足から天皇杯は11度目の出場になるが、自分たちより上のカテゴリーに所属する相手に勝った経験がまだない。ここで新たな1ページを刻んでリーグ戦に弾みをつけたい。
町田戦後には中2日で6日にJ3第15節のF東京U-23戦がある。チームはそのまま首都圏に滞在して備えることになっており、総力戦で2連戦に臨む。
3連戦の初戦だった先月30日の前節・讃岐戦を落として2連敗となり、次節の重要度は増している。天皇杯から中3日ならまだしも中2日と日程が詰まることもあり、今年はリーグ戦を重視した対応になる見込み。天皇杯ではJ3で出場時間が少ない選手たちにもチャンスが巡ってきそうだ。とはいっても、多くはすでに先発を経験しており不安はない。彼らにとって鍛錬の成果を披露する絶好の舞台になる。
町田は今季6勝7分7敗で現在15位につけている。いつものようにJ2は大接戦となっており、昇格プレーオフに出場できる6位とは勝点8しか離れていない。
昨季は4位に躍進したがJ1クラブライセンスがないためにプレーオフに出場できなかった。昨秋から大手IT関連企業・サイバーエージェントが大株主となって経営に参画し、来季のJ1参戦を目指して今月1日にJ1ライセンスの申請を表明したばかり。ここからの浮上を狙い、今回の天皇杯2回戦、7日のJ2前半最後の第21節・山口戦からエンジンの回転数を上げてくるはずだ。
リーグ戦では前節の千葉戦を2-1で制して5試合ぶりの勝利を収めた。最近8試合で区切ると2勝5分1敗で勝ち切れてはいないが、負けてもいない。ただし3月30日の第6節・愛媛戦を最後にホームで白星がない。町田市立陸上競技場が会場となり、実質ホームゲームとなる今回は必勝を期しているだろう。
相馬直樹監督は14年に就任して6季目になる。カターレとともにJ3で戦い、大分との入れ替え戦に勝ってJ2復帰を決めたのが2015年。翌年からJ2で7位、16位、4位とシーズンを重ね、ハードワークをベースとする堅守速攻に磨きがかかっている。カターレとの対戦成績は2012年のJ2で1勝1分、15年のJ3で3勝と負けなし。
今季の総得点20はリーグ16位、総失点27は同17位。横浜FM、F東京で活躍した新加入FW富樫敬真と、攻撃の中心となるボランチのロメロ・フランクがそろって4得点を挙げている。過去3年のチーム得点王で、Jリーグ通算100ゴールにあと2点と迫っている富山第一高OBの35歳FW中島裕希が健在。富山みなみFC出身のDF藤井航大もセンターバックで先発出場を続けている。
町田は今季、ボールサイドに人数をかける特徴的な戦術をとっている。もともと攻守の切り替えの素早さ、球際の強さはJ2でも屈指。プレッシングの圧力を局地的に高めて敵の攻撃を無力化しながら、ボールを前へ運んでいく。対戦相手は空いているサイドへの展開を狙うが、町田のプレッシャーが上回って思い通りにいかないケースが少なくないようだ。
DF谷奥健四郎は「いつものようにボールはつなげないと覚悟しておいたほうがよいかもしれない。それでも序盤を乗り切ることができれば、チャンスはつくれると思う。勢いは挑戦する側の自分たちのほうがある」と話す。安達亮監督は「グラウンドを広く使って攻めたい。決定力は相手のほうが上だろうが、こちらも点をとっていけば勝負できる」と考える。町田の強靭な守りに、今季の攻撃サッカーがどこまで通用するか注目したい。
※Jリーグ公式サイトに見どころが掲載されています。
https://www.jleague.jp/match/emperor/2019/070331/preview/
町田戦後には中2日で6日にJ3第15節のF東京U-23戦がある。チームはそのまま首都圏に滞在して備えることになっており、総力戦で2連戦に臨む。
3連戦の初戦だった先月30日の前節・讃岐戦を落として2連敗となり、次節の重要度は増している。天皇杯から中3日ならまだしも中2日と日程が詰まることもあり、今年はリーグ戦を重視した対応になる見込み。天皇杯ではJ3で出場時間が少ない選手たちにもチャンスが巡ってきそうだ。とはいっても、多くはすでに先発を経験しており不安はない。彼らにとって鍛錬の成果を披露する絶好の舞台になる。
町田は今季6勝7分7敗で現在15位につけている。いつものようにJ2は大接戦となっており、昇格プレーオフに出場できる6位とは勝点8しか離れていない。
昨季は4位に躍進したがJ1クラブライセンスがないためにプレーオフに出場できなかった。昨秋から大手IT関連企業・サイバーエージェントが大株主となって経営に参画し、来季のJ1参戦を目指して今月1日にJ1ライセンスの申請を表明したばかり。ここからの浮上を狙い、今回の天皇杯2回戦、7日のJ2前半最後の第21節・山口戦からエンジンの回転数を上げてくるはずだ。
リーグ戦では前節の千葉戦を2-1で制して5試合ぶりの勝利を収めた。最近8試合で区切ると2勝5分1敗で勝ち切れてはいないが、負けてもいない。ただし3月30日の第6節・愛媛戦を最後にホームで白星がない。町田市立陸上競技場が会場となり、実質ホームゲームとなる今回は必勝を期しているだろう。
相馬直樹監督は14年に就任して6季目になる。カターレとともにJ3で戦い、大分との入れ替え戦に勝ってJ2復帰を決めたのが2015年。翌年からJ2で7位、16位、4位とシーズンを重ね、ハードワークをベースとする堅守速攻に磨きがかかっている。カターレとの対戦成績は2012年のJ2で1勝1分、15年のJ3で3勝と負けなし。
今季の総得点20はリーグ16位、総失点27は同17位。横浜FM、F東京で活躍した新加入FW富樫敬真と、攻撃の中心となるボランチのロメロ・フランクがそろって4得点を挙げている。過去3年のチーム得点王で、Jリーグ通算100ゴールにあと2点と迫っている富山第一高OBの35歳FW中島裕希が健在。富山みなみFC出身のDF藤井航大もセンターバックで先発出場を続けている。
町田は今季、ボールサイドに人数をかける特徴的な戦術をとっている。もともと攻守の切り替えの素早さ、球際の強さはJ2でも屈指。プレッシングの圧力を局地的に高めて敵の攻撃を無力化しながら、ボールを前へ運んでいく。対戦相手は空いているサイドへの展開を狙うが、町田のプレッシャーが上回って思い通りにいかないケースが少なくないようだ。
DF谷奥健四郎は「いつものようにボールはつなげないと覚悟しておいたほうがよいかもしれない。それでも序盤を乗り切ることができれば、チャンスはつくれると思う。勢いは挑戦する側の自分たちのほうがある」と話す。安達亮監督は「グラウンドを広く使って攻めたい。決定力は相手のほうが上だろうが、こちらも点をとっていけば勝負できる」と考える。町田の強靭な守りに、今季の攻撃サッカーがどこまで通用するか注目したい。
※Jリーグ公式サイトに見どころが掲載されています。
https://www.jleague.jp/match/emperor/2019/070331/preview/
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