第12節 藤枝×富山 マッチレポート■高橋2発。クラブJ通算400点目、401点目で逆転勝ち
- 2019/06/16
- 07:08
【第12節 藤枝1―2富山 ▽得点者:前半39分・森島(藤)、後半8分・高橋(富)、同30分・高橋(富)】
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
今季初の逆転勝ち。FW高橋駿太に第3節以来となる待望のゴールが生まれて追い付き、さらに勝ち越し点も高橋が決めた。
事前に想定していた通り藤枝が統制のとれたプレッシングでカターレのパスワークに対抗。カターレはプレスの勢いをいなすと同時に裏のスペースを狙い、前線への長いボールを多めに使った。
ただ、あわよくばボールを奪い切ろうという強さで寄せてくる藤枝に手こずってボールを支配するまでには至らない。逆に藤枝がマイボールになると丁寧にパスをつないでカターレ陣に攻め入り、先にゴールに迫った。8分に左からのクロスがファーポストに飛び込んできた右ウイングバック(WB)鈴木準弥に届く好機があり、17分にも左WB安藤由翔のクロスのこぼれ球にMF谷澤達也が頭で合わせGK榎本哲也が右手を伸ばし防ぐ場面があった。
カターレも31分にMF花井聖が相手選手2人を引き付けながらMF白石智之につなぎ、さらに白石からのスルーパスでFW才藤龍治がGKと1対1になるが決め切れない。直後にはCKの流れから白石のクロスを才藤が頭でコースを変え際どいシュートを飛ばした。
雨の中、前半から熱のこもった戦いが続き、藤枝は37分に左サイドの連係からMF水野泰輔がペナルティーエリア左に進入する。浮き球のパスがカターレDF谷奥健四郎の腕に当たってハンドの判定でPKを獲得。FW森島康仁が真ん中に蹴り込んで先制点を挙げた。
安達亮監督は「少し硬さがあって視野が狭く、相手のプレスと空いている場所、そこに誰が走り込むべきかといったことが見えていなかった」と前半を振り返る。ハーフタイムで修正をかけるとすぐに効果がでて、同点ゴールにつながった。
冒頭から後ろでパスを回してリズムをつくりながら、機を見て空いているサイドに送って攻め込んだ。後半8分、右サイドバック(SB)で先発の代健司がこぼれ球を拾ってドリブルで仕掛け粘って花井へ。さらにペナルティーエリア内の高橋の足もとに強い縦パスを通す。密集の中、高橋はワンタッチでボールを流し反転しながら右足を振り切ってゴール右へ突き刺した。
直後にもロングボールを起点にMF佐々木陽次が右から抜け、グラウンダーのクロスに高橋が飛び込む。藤枝のプレスや攻撃に前半ほどの鋭さはなくなり完全に主導権を掌握。同30分、DF前嶋洋太がペナルティーエリア左に走り込んだ白石にパスを合わせ、シュート性のクロスが相手に当たって流れてきたところを高橋が押し込んで逆転のゴールが挙がった。
その後は残り10分を切って、DFルーカス・ダウベルマンとMF稲葉修土を投入して[5-4-1]で守りを整え危なげなくゲームを締めくくった。前節の負けを受けて、この試合に対する意気込みは強かった。苦しい時間帯を乗り越えて逆転し、最後は念には念を入れて守り切る。激動のゲームを勝ち切ってチームの経験値も上がっただろう。安達監督は「もう少し勝って勝点を積んでいけば、うちの選手はもう少しできるはず」と話し、さらなるパフォーマンスアップを見込んでいる。
※この日の高橋選手の同点ゴールはカターレ富山のJ通算400点目でした
・カターレ富山 通算勝敗表(Jリーグデータサイトより)
<カターレ富山 節目のゴール>
ゴール数・得点者・年月日、節数、対戦相手、会場
1 渡辺 誠 2009-03-15 J2 - 2 愛媛 富山
50 朝日大輔 2010-03-20 J2 - 3 大分 富山
100 福田俊介 2011-07-23 J2 - 22 水戸 富山
150 黒部光昭 2012-09-14 J2 - 33 千葉 富山
200 白崎凌兵 2013-10-27 J2 - 38 水戸 富山
250 中西倫也 2015-07-05 J3 - 19 藤枝 エコパ
300 大島康樹 2016-09-17 J3 - 22 YS横浜 ニッパツ
350 代 健司 2018-03-17 J3 - 2 藤枝 富山
400 高橋駿太 2019-06-15 J3 - 12 藤枝 藤枝サ
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
今季初の逆転勝ち。FW高橋駿太に第3節以来となる待望のゴールが生まれて追い付き、さらに勝ち越し点も高橋が決めた。
事前に想定していた通り藤枝が統制のとれたプレッシングでカターレのパスワークに対抗。カターレはプレスの勢いをいなすと同時に裏のスペースを狙い、前線への長いボールを多めに使った。
ただ、あわよくばボールを奪い切ろうという強さで寄せてくる藤枝に手こずってボールを支配するまでには至らない。逆に藤枝がマイボールになると丁寧にパスをつないでカターレ陣に攻め入り、先にゴールに迫った。8分に左からのクロスがファーポストに飛び込んできた右ウイングバック(WB)鈴木準弥に届く好機があり、17分にも左WB安藤由翔のクロスのこぼれ球にMF谷澤達也が頭で合わせGK榎本哲也が右手を伸ばし防ぐ場面があった。
カターレも31分にMF花井聖が相手選手2人を引き付けながらMF白石智之につなぎ、さらに白石からのスルーパスでFW才藤龍治がGKと1対1になるが決め切れない。直後にはCKの流れから白石のクロスを才藤が頭でコースを変え際どいシュートを飛ばした。
雨の中、前半から熱のこもった戦いが続き、藤枝は37分に左サイドの連係からMF水野泰輔がペナルティーエリア左に進入する。浮き球のパスがカターレDF谷奥健四郎の腕に当たってハンドの判定でPKを獲得。FW森島康仁が真ん中に蹴り込んで先制点を挙げた。
安達亮監督は「少し硬さがあって視野が狭く、相手のプレスと空いている場所、そこに誰が走り込むべきかといったことが見えていなかった」と前半を振り返る。ハーフタイムで修正をかけるとすぐに効果がでて、同点ゴールにつながった。
冒頭から後ろでパスを回してリズムをつくりながら、機を見て空いているサイドに送って攻め込んだ。後半8分、右サイドバック(SB)で先発の代健司がこぼれ球を拾ってドリブルで仕掛け粘って花井へ。さらにペナルティーエリア内の高橋の足もとに強い縦パスを通す。密集の中、高橋はワンタッチでボールを流し反転しながら右足を振り切ってゴール右へ突き刺した。
直後にもロングボールを起点にMF佐々木陽次が右から抜け、グラウンダーのクロスに高橋が飛び込む。藤枝のプレスや攻撃に前半ほどの鋭さはなくなり完全に主導権を掌握。同30分、DF前嶋洋太がペナルティーエリア左に走り込んだ白石にパスを合わせ、シュート性のクロスが相手に当たって流れてきたところを高橋が押し込んで逆転のゴールが挙がった。
その後は残り10分を切って、DFルーカス・ダウベルマンとMF稲葉修土を投入して[5-4-1]で守りを整え危なげなくゲームを締めくくった。前節の負けを受けて、この試合に対する意気込みは強かった。苦しい時間帯を乗り越えて逆転し、最後は念には念を入れて守り切る。激動のゲームを勝ち切ってチームの経験値も上がっただろう。安達監督は「もう少し勝って勝点を積んでいけば、うちの選手はもう少しできるはず」と話し、さらなるパフォーマンスアップを見込んでいる。
※この日の高橋選手の同点ゴールはカターレ富山のJ通算400点目でした
・カターレ富山 通算勝敗表(Jリーグデータサイトより)
<カターレ富山 節目のゴール>
ゴール数・得点者・年月日、節数、対戦相手、会場
1 渡辺 誠 2009-03-15 J2 - 2 愛媛 富山
50 朝日大輔 2010-03-20 J2 - 3 大分 富山
100 福田俊介 2011-07-23 J2 - 22 水戸 富山
150 黒部光昭 2012-09-14 J2 - 33 千葉 富山
200 白崎凌兵 2013-10-27 J2 - 38 水戸 富山
250 中西倫也 2015-07-05 J3 - 19 藤枝 エコパ
300 大島康樹 2016-09-17 J3 - 22 YS横浜 ニッパツ
350 代 健司 2018-03-17 J3 - 2 藤枝 富山
400 高橋駿太 2019-06-15 J3 - 12 藤枝 藤枝サ
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