第9節 富山×G大阪U-23 マッチレポート■効果的な3ゴール。3試合ぶり白星。今季3勝目
- 2019/05/19
- 09:29
【第9節 富山3―1G大阪U-23 ▽得点者:前半32分・才藤(カ)、同39分・佐々木陽(カ)、後半1分・髙木(G)、同9分・佐々木陽(カ)】
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
今季最多の3得点を挙げて3試合ぶりの勝利を収めた。先制後にすぐ追加点を奪い、1点差に詰め寄られた直後に再び突き放して3-1。快勝と言えるだろう。だが、安達亮監督は「(ゲーム内容は)今季のワースト」と話して自らの責任も感じている様子だった。この反応はある程度は予想でき、会見で話を聞いて納得もできた。スタジアムを離れてしばらくして気がついた。いつのまにか、圧倒的に攻め続けるのを当たり前に思うようになり、我々が良し悪しを判断する基準も上がっていたんだなと。
手ごわい敵とわたり合い、苦しみながらも勝ち切った。地力を改めて示した価値ある勝利だ。カターレは強くなっている。
「富山のスタジアムはスタンドとピッチが日本一離れているが、その距離は声援の大きさで埋めてほしい。わたしたちは必ずきょうよりも良い試合を続けてみせる。みなさんの人生観を変えるような試合をしてみせます。大きいことを言うようだが、わたし自身もサッカーで人生が変わってきた。応援してほしい。ついてきてください」。試合直後、指揮官は観客にこうメッセージを伝えた。リーグ戦は4分の1を消化し、中盤戦に突入する。
この日のカターレはハードワークでゲームの流れを引き寄せた。
立ち上がりは両チームともにパスミスが目立ったが、最初に力の片鱗をみせたのはG大阪U-23のほう。4分に自陣左からスタートしたパスワークからU-18所属で今回がJ3初出場のMF川﨑修平がペナルティーエリアに進入し、そこからさらに2本のパスをつなぎFW髙木彰人がシュート。こぼれ球がMF芝本蓮に渡ったが、しっかりミートできず決定機を逃した。今節は川﨑をはじめU-18プレミアリーグ西地区で首位に立つチームから4人が先発して連係面で不安があったが、押し気味にゲームを進めた。
カターレは自陣でしっかり守りながら、前線へのロングボールも使って反撃を狙う。ツートップの高橋駿太と才藤龍治がターゲットになり体を張った。2人は相手の後方でのパス回しに対してもプレッシャーを強め、パスカットからのショートカウンターで好機をつくった。
30分にルーズボールに競り勝った高橋からのパスでMF白石智之がGKと1対1に。シュートはGK田尻健にセーブされたがMF佐々木陽次がこぼれ球を拾って攻撃が続きFKを獲得。MF花井聖のFKを田尻が弾いたところに才藤が詰めて先制点が挙がった。39分には才藤のパスカットを起点に攻め、白石からペナルティーエリア左で受けた佐々木陽が左足で蹴り込みリードを広げた。
しかし、G大阪U-23が後半開始1分、川﨑からの浮き球で裏に抜けた髙木が決めて1点差に迫る。若き俊英たちは勢いづくと非常に厄介なだけに、まもない同9分に佐々木陽の今季4点目で再び突き放せたのは大きかった。
G大阪U-23は同26分に中央のスペースでボールを受けたMF食野壮磨のシュートが右ポストを叩く。同43分にも自陣でのボール奪取から縦パス1本で好機をつくり、FW白井陽斗の右からのグラウンダーのクロスから芝本がニアポストに押し込もうとしたがGK榎本哲也の好セーブに阻まれた。
カターレはDF前嶋洋太が最後まで豊富な運動量を発揮して相手ゴールを脅かし、2点のリードをキープしたまま試合を終えた。
連続負けなしはJ参入後3位タイ記録の7試合(3勝4分)に伸びた。過去最長は2015年J3第34節―16年J3第8節の12試合(7勝5分)、2位は09年J2第28-35節の8試合(5勝3分)。同じく3位タイは17年J3第11-18節(5勝2分)。
来週は天皇杯1回戦があり、26日(日)13時から高岡スポーツコアで愛知県代表で東海リーグ1部のFC刈谷と対戦する。
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
今季最多の3得点を挙げて3試合ぶりの勝利を収めた。先制後にすぐ追加点を奪い、1点差に詰め寄られた直後に再び突き放して3-1。快勝と言えるだろう。だが、安達亮監督は「(ゲーム内容は)今季のワースト」と話して自らの責任も感じている様子だった。この反応はある程度は予想でき、会見で話を聞いて納得もできた。スタジアムを離れてしばらくして気がついた。いつのまにか、圧倒的に攻め続けるのを当たり前に思うようになり、我々が良し悪しを判断する基準も上がっていたんだなと。
手ごわい敵とわたり合い、苦しみながらも勝ち切った。地力を改めて示した価値ある勝利だ。カターレは強くなっている。
「富山のスタジアムはスタンドとピッチが日本一離れているが、その距離は声援の大きさで埋めてほしい。わたしたちは必ずきょうよりも良い試合を続けてみせる。みなさんの人生観を変えるような試合をしてみせます。大きいことを言うようだが、わたし自身もサッカーで人生が変わってきた。応援してほしい。ついてきてください」。試合直後、指揮官は観客にこうメッセージを伝えた。リーグ戦は4分の1を消化し、中盤戦に突入する。
この日のカターレはハードワークでゲームの流れを引き寄せた。
立ち上がりは両チームともにパスミスが目立ったが、最初に力の片鱗をみせたのはG大阪U-23のほう。4分に自陣左からスタートしたパスワークからU-18所属で今回がJ3初出場のMF川﨑修平がペナルティーエリアに進入し、そこからさらに2本のパスをつなぎFW髙木彰人がシュート。こぼれ球がMF芝本蓮に渡ったが、しっかりミートできず決定機を逃した。今節は川﨑をはじめU-18プレミアリーグ西地区で首位に立つチームから4人が先発して連係面で不安があったが、押し気味にゲームを進めた。
カターレは自陣でしっかり守りながら、前線へのロングボールも使って反撃を狙う。ツートップの高橋駿太と才藤龍治がターゲットになり体を張った。2人は相手の後方でのパス回しに対してもプレッシャーを強め、パスカットからのショートカウンターで好機をつくった。
30分にルーズボールに競り勝った高橋からのパスでMF白石智之がGKと1対1に。シュートはGK田尻健にセーブされたがMF佐々木陽次がこぼれ球を拾って攻撃が続きFKを獲得。MF花井聖のFKを田尻が弾いたところに才藤が詰めて先制点が挙がった。39分には才藤のパスカットを起点に攻め、白石からペナルティーエリア左で受けた佐々木陽が左足で蹴り込みリードを広げた。
しかし、G大阪U-23が後半開始1分、川﨑からの浮き球で裏に抜けた髙木が決めて1点差に迫る。若き俊英たちは勢いづくと非常に厄介なだけに、まもない同9分に佐々木陽の今季4点目で再び突き放せたのは大きかった。
G大阪U-23は同26分に中央のスペースでボールを受けたMF食野壮磨のシュートが右ポストを叩く。同43分にも自陣でのボール奪取から縦パス1本で好機をつくり、FW白井陽斗の右からのグラウンダーのクロスから芝本がニアポストに押し込もうとしたがGK榎本哲也の好セーブに阻まれた。
カターレはDF前嶋洋太が最後まで豊富な運動量を発揮して相手ゴールを脅かし、2点のリードをキープしたまま試合を終えた。
連続負けなしはJ参入後3位タイ記録の7試合(3勝4分)に伸びた。過去最長は2015年J3第34節―16年J3第8節の12試合(7勝5分)、2位は09年J2第28-35節の8試合(5勝3分)。同じく3位タイは17年J3第11-18節(5勝2分)。
来週は天皇杯1回戦があり、26日(日)13時から高岡スポーツコアで愛知県代表で東海リーグ1部のFC刈谷と対戦する。
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