県選手権決勝 カターレ×富山大 マッチレポート■セットプレーでゴールこじ開ける
- 2019/05/13
- 09:36
【県選手権決勝 カターレ6―0富山大 ▽得点者:前半19分・野田、同32分・田中、同45分・伊藤、後半2分・佐々木一、同25分・田中、同33分・田中(以上カ)】
カターレはPKを含むセットプレーで4点を挙げて富山大の挑戦を退けた。
天皇杯1回戦は26日(日)13時から高岡スポーツコアであり、愛知県代表で東海リーグ1部のFC刈谷と対戦する。
J3の前節・沼津戦からスタメンを10人入れ替えて臨んだ。5人が今季公式戦初出場・初先発。富山大はプロとの実力差を認めたうえで[5-4-1]で引いて守りを固める戦い方を選択。身長182㎝でスピードもあるFW上内友貴が前に残り、カウンターやルーズボールの競り合いからチャンスをうかがった。
カターレは前線の4人がゴール前に入り、両SBも上がって相手ブロックの外から攻めるが、こじ開けるのは容易ではなかった。右SB馬渡隼暉が縦に仕掛けるなどして立て続けにCKを得て、19分の6本目にして先制点を奪取。MF佐々木一輝が左CKを蹴り、ファーでフリーになったMF野田樹が頭で決めた。今週のトレーニングで「僕も点を決めます」と意欲をみせていた21歳が突破口をつくり、ゲーム運びが軌道に乗った。
流れの中からも好機が増え、前半24分にペナルティーエリア左に入り込んだMF伊藤優汰がパスを受けて決定機をつくり、同27分にも左SB杉山弾斗のワンタッチのクロスにFW田中智大が飛び込んだ。
同32分、再び左CKから田中が遠めのニアで合わせて流し込み2点目。前半終了間際にはゴールやや右のFKから、左利きの伊藤が壁の外から低いボールで直接射抜いてリードを広げた。
後半は後方からの攻め掛かりを速くするとともに、パス&ゴーなどゴール前でのアクションを増やして攻勢を強めた。2分に伊藤が右からカットインしながら左足でクロスを入れ、ファーに走り込んだ佐々木一が頭で合わせて4点目。ボランチがゴール前に入っていったり、SBが逆サイドからのクロスに飛び込んでいったりと、3人、4人が絡む攻めで畳み掛ける。だが、コンビネーションできれいに崩すまでには至らなかった。
同25分、途中出場のMF花井聖のロングパスで左から抜けた田中がドリブルで仕掛けてPKを獲得し、自ら決めて5点目。田中は同33分にもDF柳下大樹のクロスをヘディングで合わせてハットトリックを達成した。
富山大も終盤に見せ場をつくった。後半32分、GK沖田諒のロングフィードでDF北村理央がスピードに乗って左サイドを突き、センタリングに上内が足から飛び込む。わずかに届かず、ボールが右に流れたが詰める選手がおらず好機を逃した。同36分にも北村のスルーパスを受けたMF中田幹也がシュートを放ったがGKにセーブされた。
カターレは田中や伊藤、佐々木一らがピッチで存在感を放ち、17日(土)14時からのJ3第9節・G大阪U-23戦のメンバー争いに絡んでくるだろう。
富山大は今回の経験を糧にしてリーグ戦での躍進を目指す。北信越地区でもサッカー部の強化に力を入れる私大が増え、最近は厳しい戦いをしいられているが、学生中心に力を合わせて奮闘中。1部に自動残留できる5位以内を目標に掲げている。
※天皇杯のページ(日本サッカー協HP)
http://www.jfa.jp/match/emperorscup_2019/
カターレはPKを含むセットプレーで4点を挙げて富山大の挑戦を退けた。
天皇杯1回戦は26日(日)13時から高岡スポーツコアであり、愛知県代表で東海リーグ1部のFC刈谷と対戦する。
J3の前節・沼津戦からスタメンを10人入れ替えて臨んだ。5人が今季公式戦初出場・初先発。富山大はプロとの実力差を認めたうえで[5-4-1]で引いて守りを固める戦い方を選択。身長182㎝でスピードもあるFW上内友貴が前に残り、カウンターやルーズボールの競り合いからチャンスをうかがった。
カターレは前線の4人がゴール前に入り、両SBも上がって相手ブロックの外から攻めるが、こじ開けるのは容易ではなかった。右SB馬渡隼暉が縦に仕掛けるなどして立て続けにCKを得て、19分の6本目にして先制点を奪取。MF佐々木一輝が左CKを蹴り、ファーでフリーになったMF野田樹が頭で決めた。今週のトレーニングで「僕も点を決めます」と意欲をみせていた21歳が突破口をつくり、ゲーム運びが軌道に乗った。
流れの中からも好機が増え、前半24分にペナルティーエリア左に入り込んだMF伊藤優汰がパスを受けて決定機をつくり、同27分にも左SB杉山弾斗のワンタッチのクロスにFW田中智大が飛び込んだ。
同32分、再び左CKから田中が遠めのニアで合わせて流し込み2点目。前半終了間際にはゴールやや右のFKから、左利きの伊藤が壁の外から低いボールで直接射抜いてリードを広げた。
後半は後方からの攻め掛かりを速くするとともに、パス&ゴーなどゴール前でのアクションを増やして攻勢を強めた。2分に伊藤が右からカットインしながら左足でクロスを入れ、ファーに走り込んだ佐々木一が頭で合わせて4点目。ボランチがゴール前に入っていったり、SBが逆サイドからのクロスに飛び込んでいったりと、3人、4人が絡む攻めで畳み掛ける。だが、コンビネーションできれいに崩すまでには至らなかった。
同25分、途中出場のMF花井聖のロングパスで左から抜けた田中がドリブルで仕掛けてPKを獲得し、自ら決めて5点目。田中は同33分にもDF柳下大樹のクロスをヘディングで合わせてハットトリックを達成した。
富山大も終盤に見せ場をつくった。後半32分、GK沖田諒のロングフィードでDF北村理央がスピードに乗って左サイドを突き、センタリングに上内が足から飛び込む。わずかに届かず、ボールが右に流れたが詰める選手がおらず好機を逃した。同36分にも北村のスルーパスを受けたMF中田幹也がシュートを放ったがGKにセーブされた。
カターレは田中や伊藤、佐々木一らがピッチで存在感を放ち、17日(土)14時からのJ3第9節・G大阪U-23戦のメンバー争いに絡んでくるだろう。
富山大は今回の経験を糧にしてリーグ戦での躍進を目指す。北信越地区でもサッカー部の強化に力を入れる私大が増え、最近は厳しい戦いをしいられているが、学生中心に力を合わせて奮闘中。1部に自動残留できる5位以内を目標に掲げている。
※天皇杯のページ(日本サッカー協HP)
http://www.jfa.jp/match/emperorscup_2019/
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