第6節 岩手×富山 マッチレポート■停滞感切り裂く一撃
- 2019/04/15
- 09:16
【第6節 岩手1―2富山 ▽得点者:前半13分・佐々木陽(富)、後半5分・薮内(岩)、同37分・柳下(富)】
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
チャンスをつくりながらも得点がなかなか奪えない。「またしても」とみなが思った苦しい展開だった。だが今回は2点をもぎ取って勝ち切った。2勝3分1敗で白星が先行し、首位・C大阪U-23と勝点4差の6位。出だしとしては十分な位置につけて中盤戦へ向かう。
開始直後は風上に立つ岩手の圧力に押されてペナルティーエリアにボールを運ばれたが、GK榎本哲也を中心にしのぐ。8分ごろにはボールを動かしながら縦パスが入るようになって流れを引き寄せた。
10分に榎本から縦パスを受けたMF白石智之のスルーパスでMF佐々木陽次が右から抜け、GKと1対1に。うまく流し込んだかにみえたが左ポストに嫌われた。しかし次のチャンスで挽回。13分に右サイドで相手のクリアミスを拾った白石がゴール方向に仕掛けてセンタリング、FW才藤隆治がつぶれながら流して佐々木陽が蹴り込んだ。今季最も早い時間帯での得点だった。
第3節・群馬戦、第5節・北九州戦ではリードしてから反撃を受けたが、今回はその後も攻勢を続けた。相手のパスミスも多かった。しかし追加点を決め切れない。「相手に付き合ってしまった。点を取ってゲームを終わらせてしまえるようじゃないといけない」と佐々木陽は振り返っている。後半に入って5分、岩手の右からのクロスに対してDF谷奥健四郎と相手FW菊池将太がもつれてPKに。MF薮内健人に決められて1-1に追い付かれた。
カターレは直後にDF今瀬淳也の縦パスを受けたFW高橋駿太が左に展開し、DF前島洋太のクロスに合わせた才藤のヘディングシュートが右ポストにぶつかる。再びエンジンがかかり、勝ち越し点を目指して一方的に攻めた。ただ、後半20分前後になると攻め切れずカウンターで切り返される場面が3度続いて、勝負がどっちに転ぶか見通せなくなった。
同33分、CKのこぼれ球から狙ったMF稲葉修土のミドルが外れる。3試合連続の引き分けもチラつき始めたが、同35分、左CKをDF柳下大樹が中央から頭で合わせ勢いよくゴールネットを揺らした。昨季はセットプレーで総得点の約3分の1を挙げたが、今季は第4節まで無得点。前節の北九州戦で初めてCKから決め、今季は決勝点を奪った。
カターレは今季初の1試合2得点で3試合ぶりに勝利を収めた。これで安達亮監督が言う「不安」や「固さ」が解消されれば、ゴールラッシュを目にする日も遠くはないだろう。2週間後の次節・C大阪U-23戦が楽しみだ。「圧倒的に勝って昇格する」のが安達カターレの目指すところ。柳下は「きょうのような試合を4-0、5-0ぐらいで勝っていけるようにしないとだめ。そういう気持ちでやっていきたい」と話した。
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
チャンスをつくりながらも得点がなかなか奪えない。「またしても」とみなが思った苦しい展開だった。だが今回は2点をもぎ取って勝ち切った。2勝3分1敗で白星が先行し、首位・C大阪U-23と勝点4差の6位。出だしとしては十分な位置につけて中盤戦へ向かう。
開始直後は風上に立つ岩手の圧力に押されてペナルティーエリアにボールを運ばれたが、GK榎本哲也を中心にしのぐ。8分ごろにはボールを動かしながら縦パスが入るようになって流れを引き寄せた。
10分に榎本から縦パスを受けたMF白石智之のスルーパスでMF佐々木陽次が右から抜け、GKと1対1に。うまく流し込んだかにみえたが左ポストに嫌われた。しかし次のチャンスで挽回。13分に右サイドで相手のクリアミスを拾った白石がゴール方向に仕掛けてセンタリング、FW才藤隆治がつぶれながら流して佐々木陽が蹴り込んだ。今季最も早い時間帯での得点だった。
第3節・群馬戦、第5節・北九州戦ではリードしてから反撃を受けたが、今回はその後も攻勢を続けた。相手のパスミスも多かった。しかし追加点を決め切れない。「相手に付き合ってしまった。点を取ってゲームを終わらせてしまえるようじゃないといけない」と佐々木陽は振り返っている。後半に入って5分、岩手の右からのクロスに対してDF谷奥健四郎と相手FW菊池将太がもつれてPKに。MF薮内健人に決められて1-1に追い付かれた。
カターレは直後にDF今瀬淳也の縦パスを受けたFW高橋駿太が左に展開し、DF前島洋太のクロスに合わせた才藤のヘディングシュートが右ポストにぶつかる。再びエンジンがかかり、勝ち越し点を目指して一方的に攻めた。ただ、後半20分前後になると攻め切れずカウンターで切り返される場面が3度続いて、勝負がどっちに転ぶか見通せなくなった。
同33分、CKのこぼれ球から狙ったMF稲葉修土のミドルが外れる。3試合連続の引き分けもチラつき始めたが、同35分、左CKをDF柳下大樹が中央から頭で合わせ勢いよくゴールネットを揺らした。昨季はセットプレーで総得点の約3分の1を挙げたが、今季は第4節まで無得点。前節の北九州戦で初めてCKから決め、今季は決勝点を奪った。
カターレは今季初の1試合2得点で3試合ぶりに勝利を収めた。これで安達亮監督が言う「不安」や「固さ」が解消されれば、ゴールラッシュを目にする日も遠くはないだろう。2週間後の次節・C大阪U-23戦が楽しみだ。「圧倒的に勝って昇格する」のが安達カターレの目指すところ。柳下は「きょうのような試合を4-0、5-0ぐらいで勝っていけるようにしないとだめ。そういう気持ちでやっていきたい」と話した。
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