第5節 富山×北九州 マッチレポート■追い付かれ無念のドロー
- 2019/04/08
- 08:39
【第5節 富山1―1北九州 ▽得点者:前半35分・谷奥(富)、後半34分・ディサロ(北)】
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
終盤に追い付かれて引き分けた。開始から快調に攻め先制したが、その後は相手の反撃に押しまくられて耐え切れなかった。安達亮監督は「前半だけだった。後半もやって90分続けられるようになれば」と話す。首位・北九州の開幕からの連勝を4で止めたものの、課題を突き付けられる一戦となった。
カターレは今季初めて[4-1-4-1]のフォーメーションで臨んだ。GK榎本哲也が復帰し、MF脇本晃成とMF稲葉修土がそれぞれアンカーとインサイドハーフで今季初先発した。
北九州の配球役であるボランチの加藤弘堅と川上竜にプレッシャーをかけて攻撃パターンを制限するのが狙い。そして、勢いをつけてゲームに入り、相手が引いて守り、こちらが攻め続ける状況をつくろうとしたという。その通りの展開に持ち込んで15分過ぎまで圧倒的に攻めた。8分にDF柳下大樹のミドルシュートがクロスバーを叩き、15分にはMF花井聖のラストパスに稲葉が走り込んで得点チャンスをつくった。
しかし点が入らない。すると北九州が対応し始めて縦に素早い攻撃でゴールに迫るようになる。攻守が激しく入れ替わり、昇格を狙う者同士の対決にふさわしい熱戦となった。
先制点はカターレのほうに挙がった。前半35分、左CKからDF谷奥健四郎が中央からヘディングで決めた。セットプレーからの得点は今季初めて。これで勝利に一歩近づいたはずだったが…。その後、思わぬ苦戦を強いられることになる。ハーフタイムを挟んで立て直した北九州の猛攻にさらされ、防戦一方となった。
北九州は今季初めてリードを許し追い掛ける展開となったが、ボールを保持しながら落ち着いて攻撃を組み立ててチャンスをうかがった。左サイドから可能性を感じさせるクロスが入るようになると、小林伸二監督は後半15分、開幕戦でいきなりJ初ゴールを挙げた法政大卒のルーキーFWディサロ燦シルヴァーノを投入。20分を過ぎても選手たちの動きのキレや球際の強さは衰えず、同点ゴールを目指して攻勢を続けた。
カターレは榎本の再三の好セーブでなんとかしのいでいたが、後半34分に失点。左からのクロスのこぼれ球が逆サイドの大外から走り込んだ右SB福森健太にわたり、折り返しをディサロに決められた。
その後、互いにセットプレーから勝ち越しを狙ったが1-1で終了。北九州は連勝こそ止まったが、「(今季はまだ)負けていないから最低でも勝点1は持って帰りたかった。残り5分は選手みんなで「1」をしっかり取りにいこうと話して意思統一ができていた」(加藤)という。勝点1とともに、チームへの自信も深めて帰途についた。
カターレは第3節の群馬戦でも先制後に一方的に押し込まれる時間帯があった。今後もリードしてからのゲーム運びがポイントになりそうだ。花井は「リードしていても、自分たちのやりたいサッカーをしなければいけない。ボールを握って相手コートでプレーする必要がある。きょうの前半のように相手を圧倒できるのだから怖がらずにやればよい」と話した。
★北日本新聞のウエブサイトに、J3の18チームの今季の注目点が紹介されています(別途会員登録が必要)。
http://webun.jp/item/7551224
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
終盤に追い付かれて引き分けた。開始から快調に攻め先制したが、その後は相手の反撃に押しまくられて耐え切れなかった。安達亮監督は「前半だけだった。後半もやって90分続けられるようになれば」と話す。首位・北九州の開幕からの連勝を4で止めたものの、課題を突き付けられる一戦となった。
カターレは今季初めて[4-1-4-1]のフォーメーションで臨んだ。GK榎本哲也が復帰し、MF脇本晃成とMF稲葉修土がそれぞれアンカーとインサイドハーフで今季初先発した。
北九州の配球役であるボランチの加藤弘堅と川上竜にプレッシャーをかけて攻撃パターンを制限するのが狙い。そして、勢いをつけてゲームに入り、相手が引いて守り、こちらが攻め続ける状況をつくろうとしたという。その通りの展開に持ち込んで15分過ぎまで圧倒的に攻めた。8分にDF柳下大樹のミドルシュートがクロスバーを叩き、15分にはMF花井聖のラストパスに稲葉が走り込んで得点チャンスをつくった。
しかし点が入らない。すると北九州が対応し始めて縦に素早い攻撃でゴールに迫るようになる。攻守が激しく入れ替わり、昇格を狙う者同士の対決にふさわしい熱戦となった。
先制点はカターレのほうに挙がった。前半35分、左CKからDF谷奥健四郎が中央からヘディングで決めた。セットプレーからの得点は今季初めて。これで勝利に一歩近づいたはずだったが…。その後、思わぬ苦戦を強いられることになる。ハーフタイムを挟んで立て直した北九州の猛攻にさらされ、防戦一方となった。
北九州は今季初めてリードを許し追い掛ける展開となったが、ボールを保持しながら落ち着いて攻撃を組み立ててチャンスをうかがった。左サイドから可能性を感じさせるクロスが入るようになると、小林伸二監督は後半15分、開幕戦でいきなりJ初ゴールを挙げた法政大卒のルーキーFWディサロ燦シルヴァーノを投入。20分を過ぎても選手たちの動きのキレや球際の強さは衰えず、同点ゴールを目指して攻勢を続けた。
カターレは榎本の再三の好セーブでなんとかしのいでいたが、後半34分に失点。左からのクロスのこぼれ球が逆サイドの大外から走り込んだ右SB福森健太にわたり、折り返しをディサロに決められた。
その後、互いにセットプレーから勝ち越しを狙ったが1-1で終了。北九州は連勝こそ止まったが、「(今季はまだ)負けていないから最低でも勝点1は持って帰りたかった。残り5分は選手みんなで「1」をしっかり取りにいこうと話して意思統一ができていた」(加藤)という。勝点1とともに、チームへの自信も深めて帰途についた。
カターレは第3節の群馬戦でも先制後に一方的に押し込まれる時間帯があった。今後もリードしてからのゲーム運びがポイントになりそうだ。花井は「リードしていても、自分たちのやりたいサッカーをしなければいけない。ボールを握って相手コートでプレーする必要がある。きょうの前半のように相手を圧倒できるのだから怖がらずにやればよい」と話した。
★北日本新聞のウエブサイトに、J3の18チームの今季の注目点が紹介されています(別途会員登録が必要)。
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