【第5節vs北九州プレビュー】平成最後の地元戦。打倒首位へ闘志
- 2019/04/05
- 17:33
開幕4連勝で首位に立つ北九州とぶつかる。彼らの勢いを止められるどうか。リーグ全体の今後の展開をも左右する注目の一戦だ。
カターレは今季初の2連勝を狙った前節・鳥取戦を1-1で引き分けた。前半23分に失点したが後半は主導権を完全に握った。押し込んで左サイドからのクロスを軸に攻め続け、ようやく後半39分にMF佐々木陽次の今季初得点で追い付いた。開幕以来ずっと点が入りそうで入らないじれったさが付きまとっているが、なんとかゴールをこじ開けて勝点1を持ち帰った。半歩ではあるが前進したと捉えてもよいだろう。
前節は強い雨風とピッチ状態の悪さによって本来のパスサッカーができなかったようだ。安達亮監督は「イージーなミスが多く、出来は今季最も悪かった」と振り返る。攻撃がクロス中心になったのも、ボールが動かしにくいピッチ状態が少なからず影響している。
慣れたホームのピッチに戻れば話は違う。絶好調の北九州が相手でも、「心配はしていない。自分たちのサッカーをやればよい」と佐々木陽は話す。自信をもって真っ向勝負する構えだ。
北九州は昨季まさかの最下位に終わり、巻き返しを期している。過去に率いた大分、山形、徳島、清水をJ2からJ1へ昇格させた58歳の小林伸二氏が監督に招かれ、選手構成も若返りを図った。チームが軌道に乗るにはある程度の時間が必要とみられたが、開幕から破竹の4連勝を飾って昨年の負のイメージを早くも払拭している。
J3の開幕からの連勝記録は2015年に山口がマークした「5」(17年の福島と18年の沼津が「4」)。今節も勝てばリーグ記録に並ぶ。小林監督の手腕もさることながら、もともと選手個々の能力値もトップクラス。カターレまでが突破されてしまうと、自信をつけた彼らに独走を許す恐れさえある。カターレ自身もすでに勝点7差をつけられており、さらに離されるのは避けなければならない。
開幕からの4試合で7得点・1失点(カターレは3得点・4失点)。安達監督は「北九州はしっかりトレーニングされている。基本的なことがきちんとできていて、守りは粘り強い。失点が少ないのもうなずける」と話す。フォーメーションは[4-4-2]。自陣でブロックをつくって守る時と前線からボールを奪いにいく時のメリハリが効いている。前節の相模原戦で21本のシュートを浴びて通算の被シュート数49本はリーグ17位だが、体を張ってゴールを割らせていない(被シュート数最少はカターレの22本)。
攻撃も緩急自在。敵陣に入るまではロングボールが多いが、ゴール前では巧みなパス交換で崩しにかかる。シュートの精度も高い。相模原戦ではゴールの枠から大きく外れることなく強いボールを打ち込んでいた。7得点の約半数をセットプレーから挙げている。
12年にカターレに在籍したMF加藤弘堅がMF川上竜と組んでボランチに入り、チャンスメーカーになっている。34歳のFW池元友樹も元気そうだ。昨季は横浜FMから期限付きでカターレに在籍したDF生駒仁は前節の途中にJリーグ初出場を果たしている。
両クラブの対戦成績は通算6勝2分6敗。J3ではカターレが3勝1敗で勝ち越している。
カターレは北九州の堅守を破って先制点がほしい。最初の決定機をものにする集中力、相手の予測を上回る正確さや大胆さ、ゴールへの執着心をもってして決定力を示したい。
★カターレ富山では今節を「平成最後のホームゲーム」と銘打ち、平成生まれの方2,000人を無料招待する。
ウエブ上から申し込む必要があり、締め切りは試合前日の6日(土)正午。
詳しくはクラブの公式サイトをご覧ください。
カターレは今季初の2連勝を狙った前節・鳥取戦を1-1で引き分けた。前半23分に失点したが後半は主導権を完全に握った。押し込んで左サイドからのクロスを軸に攻め続け、ようやく後半39分にMF佐々木陽次の今季初得点で追い付いた。開幕以来ずっと点が入りそうで入らないじれったさが付きまとっているが、なんとかゴールをこじ開けて勝点1を持ち帰った。半歩ではあるが前進したと捉えてもよいだろう。
前節は強い雨風とピッチ状態の悪さによって本来のパスサッカーができなかったようだ。安達亮監督は「イージーなミスが多く、出来は今季最も悪かった」と振り返る。攻撃がクロス中心になったのも、ボールが動かしにくいピッチ状態が少なからず影響している。
慣れたホームのピッチに戻れば話は違う。絶好調の北九州が相手でも、「心配はしていない。自分たちのサッカーをやればよい」と佐々木陽は話す。自信をもって真っ向勝負する構えだ。
北九州は昨季まさかの最下位に終わり、巻き返しを期している。過去に率いた大分、山形、徳島、清水をJ2からJ1へ昇格させた58歳の小林伸二氏が監督に招かれ、選手構成も若返りを図った。チームが軌道に乗るにはある程度の時間が必要とみられたが、開幕から破竹の4連勝を飾って昨年の負のイメージを早くも払拭している。
J3の開幕からの連勝記録は2015年に山口がマークした「5」(17年の福島と18年の沼津が「4」)。今節も勝てばリーグ記録に並ぶ。小林監督の手腕もさることながら、もともと選手個々の能力値もトップクラス。カターレまでが突破されてしまうと、自信をつけた彼らに独走を許す恐れさえある。カターレ自身もすでに勝点7差をつけられており、さらに離されるのは避けなければならない。
開幕からの4試合で7得点・1失点(カターレは3得点・4失点)。安達監督は「北九州はしっかりトレーニングされている。基本的なことがきちんとできていて、守りは粘り強い。失点が少ないのもうなずける」と話す。フォーメーションは[4-4-2]。自陣でブロックをつくって守る時と前線からボールを奪いにいく時のメリハリが効いている。前節の相模原戦で21本のシュートを浴びて通算の被シュート数49本はリーグ17位だが、体を張ってゴールを割らせていない(被シュート数最少はカターレの22本)。
攻撃も緩急自在。敵陣に入るまではロングボールが多いが、ゴール前では巧みなパス交換で崩しにかかる。シュートの精度も高い。相模原戦ではゴールの枠から大きく外れることなく強いボールを打ち込んでいた。7得点の約半数をセットプレーから挙げている。
12年にカターレに在籍したMF加藤弘堅がMF川上竜と組んでボランチに入り、チャンスメーカーになっている。34歳のFW池元友樹も元気そうだ。昨季は横浜FMから期限付きでカターレに在籍したDF生駒仁は前節の途中にJリーグ初出場を果たしている。
両クラブの対戦成績は通算6勝2分6敗。J3ではカターレが3勝1敗で勝ち越している。
カターレは北九州の堅守を破って先制点がほしい。最初の決定機をものにする集中力、相手の予測を上回る正確さや大胆さ、ゴールへの執着心をもってして決定力を示したい。
★カターレ富山では今節を「平成最後のホームゲーム」と銘打ち、平成生まれの方2,000人を無料招待する。
ウエブ上から申し込む必要があり、締め切りは試合前日の6日(土)正午。
詳しくはクラブの公式サイトをご覧ください。
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