第3節 富山×群馬 富山・安達亮監督の会見コメント★質疑内容を追加
- 2019/03/24
- 18:02
【第3節 富山1―0群馬 ▽得点者:前半40分・高橋(富)】
★質疑内容を追加しました
●富山・安達亮監督
1-0で勝てたことは良かった。相手がタイトで厳しいプレッシャーを掛けてくる中で、狙い通りに得点できた。完ぺきではなく少しラッキーな部分はあったにせよ、やろうとしていたこと。ツートップが縦関係になって相手のスリーバックの間をすり抜ける狙いだった。良いかたちで点が取れてよかった。
後半は狙い通りの崩しのかたちがあった。そこで決め切れないところが、このチームの“伸びしろ”。ダメなところではない。決められるようになれば安定してゲームを進められるようになる。
守備については相手のロングボールへの対応や球際は良かったと思う。選手が非常にファイトしてくれたし、焦れることなく、最後まで走り抜いてタフに戦ってくれた。
後半は、もう少し自分たちでボールをきちんと持って、もっと安定したゲーム運びをしたかった。相手の勢いもあったし、勝っていなかったぶん「勝ちたい」という気持ちも強くて怖がってしまうシーンが10分、15分と続いた時間帯があった。勝っていけばもっと自信もついて、そういうシーンも減ってくるだろう。自分たちのやりたい、攻撃的なサッカーをする時間が長くできると思う。
良い出来で、ホームでしっかり勝点3が取れて良かった。
Q:今回は長いボールも効果的に交えていた。
ボールをつなぐことの意味は点を取るため。そこがつながっていないとボールを持っているだけで、持たされているともとれる。必ず相手の背後は狙いながらボールを動かしましょうと。相手が強いプレッシャーにくればくるほど裏は空いてくるわけで。常日頃から言っているし、この試合では特に意識させた。
前節でも少しアバウトなボールではあっても、龍治が追い掛けて相手が困ってGKに返したりスローインに逃げたりした場面があった。今回はアバウトなボールであっても相手は嫌だろうから多用してよいとは伝えていた。一方で、ボールを動かせるし、崩していくぞというのも見せながら、どちらも使い分けられるようにしなければいけないと言っていた。
後半は若干、怖がって少し早めにアバウトなボールを入れるシーンが目立ったが、けっして悪いことではない。そういうこともやってくると見せられたのは良かったし、今度はそれを逆手にとってもっとつなぎ倒すゲームがあってもよい。相手の状況を見ながら判断できるチームにしていきたいと思っている。
Q:狙い通りだったシーンをいくつか挙げてほしい。
1点目に駿太が裏に抜けたのは偶然ではなく狙っていたかたち。縦パスに対し、ツートップが縦関係になって1人は引いて、1人は出るかたち。引いた選手に相手の選手が食い付けば空いたスペースを狙う。
リードして後半は相手が前に出てくるから、それをカウンター的に攻めて、前嶋が抜けて陽次がニアに入ったシーンなんかはまさに狙い通りだった。大谷が抜け出したシーンなんかも、スピードのある大谷を使った狙いの通りだった。福島戦も同じようなシーンがあったが、あそこで点を取れたら大谷はもうひとつ成長するだろう。
そして、守備のところが本当に良かった。相手のロングボールに対してタイトに守れた。最初のFKで少し下がり過ぎたので指示を与えたが、その後はラインを高く保てていた。よくできたと思う。相手がロングボールを蹴ってくると、どうしても怖いから下がっちゃうものだが、よく我慢してひとつ手前ではね返せた。それも狙い通りだったと思う。
Q:負けた前節からの1週間はどんな取り組みをしたのか。
シュート練習は増やした。寒かったのでコンディションを壊さないように気をつけた。
今までやってきたことは変えていない。群馬のスカウィングをして、プレッシャーの圧力があり、これはタイトなゲームになると思った。選手にはそれに対して逃げずに真っ向勝負でいくと話した。自分たちのやることの精度を上げていく、パススピードを上げる、ポジションどりを素早く行うなど、相手のスピードに対して自分たちのやり方を変えるのではなく、スタイルを変えずに上回っていこうと言い続けた。
Q:前節はカウンターを食らって失点したが、そういう場面が少なかった。
福島の時は3本ぐらいパスをつながれた。ボールを取りに行ったところでパスをつながれてさらに崩された。きょうはそういうシーンは少なかった。1本目は長いボールが入ってくることが多かったが、そこをつぶせばよいと考えていた。
(群馬と対戦するに当たって)守備の意識は強く持たせた。特に前の6人には、守備のシチュエーションになった時に前節の2倍は走らなければいけないよと。「前に行って相手にロングボールを蹴らせないようにして、蹴られたら前に出た分だけ戻らなければいけない。覚悟してくれ」と。非常によくやってくれた。
Q:前節は前半の最後にCKから失点した。今回も同じようなシチュエーションがあったが失点しなかった。
「勝つためにやらなければいけないことは徹底しないと勝てないよ」とは言った。それはセットプレーに限らない。失点しないように頑張るのだけれども、その頑張り方が大事であり、具体的に整理して頑張ろうときょうのミーティングで伝えた。マークを外さないし負けない。自分のマーク以外のところにボールがいってもプレーは続いており備える。はね返したらラインを上げる。セカンドを拾われたら2次攻撃に備えるといったこと。
マイボールのスローインが落とし穴で、前節はそこでボールを失ってパスをつながれ2点目を失ったし、1失点目につながるCKも実はスローインをきっかけに与えている。時間帯も考えて、意図的に投げるよう、細かいようだがきちんと話した。
★質疑内容を追加しました
●富山・安達亮監督
1-0で勝てたことは良かった。相手がタイトで厳しいプレッシャーを掛けてくる中で、狙い通りに得点できた。完ぺきではなく少しラッキーな部分はあったにせよ、やろうとしていたこと。ツートップが縦関係になって相手のスリーバックの間をすり抜ける狙いだった。良いかたちで点が取れてよかった。
後半は狙い通りの崩しのかたちがあった。そこで決め切れないところが、このチームの“伸びしろ”。ダメなところではない。決められるようになれば安定してゲームを進められるようになる。
守備については相手のロングボールへの対応や球際は良かったと思う。選手が非常にファイトしてくれたし、焦れることなく、最後まで走り抜いてタフに戦ってくれた。
後半は、もう少し自分たちでボールをきちんと持って、もっと安定したゲーム運びをしたかった。相手の勢いもあったし、勝っていなかったぶん「勝ちたい」という気持ちも強くて怖がってしまうシーンが10分、15分と続いた時間帯があった。勝っていけばもっと自信もついて、そういうシーンも減ってくるだろう。自分たちのやりたい、攻撃的なサッカーをする時間が長くできると思う。
良い出来で、ホームでしっかり勝点3が取れて良かった。
Q:今回は長いボールも効果的に交えていた。
ボールをつなぐことの意味は点を取るため。そこがつながっていないとボールを持っているだけで、持たされているともとれる。必ず相手の背後は狙いながらボールを動かしましょうと。相手が強いプレッシャーにくればくるほど裏は空いてくるわけで。常日頃から言っているし、この試合では特に意識させた。
前節でも少しアバウトなボールではあっても、龍治が追い掛けて相手が困ってGKに返したりスローインに逃げたりした場面があった。今回はアバウトなボールであっても相手は嫌だろうから多用してよいとは伝えていた。一方で、ボールを動かせるし、崩していくぞというのも見せながら、どちらも使い分けられるようにしなければいけないと言っていた。
後半は若干、怖がって少し早めにアバウトなボールを入れるシーンが目立ったが、けっして悪いことではない。そういうこともやってくると見せられたのは良かったし、今度はそれを逆手にとってもっとつなぎ倒すゲームがあってもよい。相手の状況を見ながら判断できるチームにしていきたいと思っている。
Q:狙い通りだったシーンをいくつか挙げてほしい。
1点目に駿太が裏に抜けたのは偶然ではなく狙っていたかたち。縦パスに対し、ツートップが縦関係になって1人は引いて、1人は出るかたち。引いた選手に相手の選手が食い付けば空いたスペースを狙う。
リードして後半は相手が前に出てくるから、それをカウンター的に攻めて、前嶋が抜けて陽次がニアに入ったシーンなんかはまさに狙い通りだった。大谷が抜け出したシーンなんかも、スピードのある大谷を使った狙いの通りだった。福島戦も同じようなシーンがあったが、あそこで点を取れたら大谷はもうひとつ成長するだろう。
そして、守備のところが本当に良かった。相手のロングボールに対してタイトに守れた。最初のFKで少し下がり過ぎたので指示を与えたが、その後はラインを高く保てていた。よくできたと思う。相手がロングボールを蹴ってくると、どうしても怖いから下がっちゃうものだが、よく我慢してひとつ手前ではね返せた。それも狙い通りだったと思う。
Q:負けた前節からの1週間はどんな取り組みをしたのか。
シュート練習は増やした。寒かったのでコンディションを壊さないように気をつけた。
今までやってきたことは変えていない。群馬のスカウィングをして、プレッシャーの圧力があり、これはタイトなゲームになると思った。選手にはそれに対して逃げずに真っ向勝負でいくと話した。自分たちのやることの精度を上げていく、パススピードを上げる、ポジションどりを素早く行うなど、相手のスピードに対して自分たちのやり方を変えるのではなく、スタイルを変えずに上回っていこうと言い続けた。
Q:前節はカウンターを食らって失点したが、そういう場面が少なかった。
福島の時は3本ぐらいパスをつながれた。ボールを取りに行ったところでパスをつながれてさらに崩された。きょうはそういうシーンは少なかった。1本目は長いボールが入ってくることが多かったが、そこをつぶせばよいと考えていた。
(群馬と対戦するに当たって)守備の意識は強く持たせた。特に前の6人には、守備のシチュエーションになった時に前節の2倍は走らなければいけないよと。「前に行って相手にロングボールを蹴らせないようにして、蹴られたら前に出た分だけ戻らなければいけない。覚悟してくれ」と。非常によくやってくれた。
Q:前節は前半の最後にCKから失点した。今回も同じようなシチュエーションがあったが失点しなかった。
「勝つためにやらなければいけないことは徹底しないと勝てないよ」とは言った。それはセットプレーに限らない。失点しないように頑張るのだけれども、その頑張り方が大事であり、具体的に整理して頑張ろうときょうのミーティングで伝えた。マークを外さないし負けない。自分のマーク以外のところにボールがいってもプレーは続いており備える。はね返したらラインを上げる。セカンドを拾われたら2次攻撃に備えるといったこと。
マイボールのスローインが落とし穴で、前節はそこでボールを失ってパスをつながれ2点目を失ったし、1失点目につながるCKも実はスローインをきっかけに与えている。時間帯も考えて、意図的に投げるよう、細かいようだがきちんと話した。
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