第1節 相模原×富山 マッチレポート■勝点1を手に静かに出航
- 2019/03/11
- 10:54
【第1節 相模原0―0富山 ▽得点者:なし】
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
優勢に進めて得点チャンスを数多くつくった。スコアレスドローに終わったものの開幕戦にしては及第点を与えられる結果と内容だろう。だが安達亮監督は「トレーニングしてきたことがなかなか出せなかったのが残念。今後はもっと見ごたえのある試合をやっていきたい」と納得がいかない様子だった。「もっとできる」という自信の裏返しだ。高い水準を目指して妥協しない、その意気やよし。2戦目となる次節は緊張もほぐれて前進が見込まれる。17日のホーム開幕戦が待ち遠しい。
カターレはスタメンに新加入選手4人が入る[4-4-2]の布陣。相模原は[3-4-2-1]のフォーメーションでうち6人が新加入で、元日本代表のMF稲本潤一はベンチスタートだった。
カターレは開始3分、CKの2次攻撃からFW才藤龍治が今季チーム最初のシュートを放った。逆に直後には相模原DFの大きなサイドチェンジから左WB阿部巧にアーリークロスを入れられ、FW大石治寿にフリーでヘディングシュートを打たれる危ない場面があった。
両者とも自陣からパスをつないでビルドアップを試みるが、どちらも主導権を握るまでには至らない。両監督も選手たちも開幕戦ならではの動きの硬さを自覚しながら進めていたようだ。
カターレはボランチの花井聖と碓井鉄平をパスワークの要にして攻撃を組み立て、サイドからを中心にチャンスをつくる。20分に花井のフィードからFW高橋駿太、才藤、再び高橋とボールが渡り左からのシュートがゴールインしたがオフサイドの判定。33分には右SB柳下大樹のクロスをニアのMF佐々木陽次が頭で流し、才藤が飛び込もうとしたがDFに邪魔され触れない。37分は才藤の左からのシュートに対し、左右からの追い越す動きでゴール前に3人が詰めたがGKに押えられた。
ゴールに迫ってはいた。しかし、本来なら安定したボール保持からもっと効果的で多彩な攻めができたはず、というのが安達監督の見解。味方同士の距離感があってパス交換のテンポが思うほどは上がらず、難しい勝負パスを選択してはボールを失ってリズムに乗れなかったようだ。
自陣でのパスミスからピンチを招くシーンも前半は多かった。24分にはGK榎本哲也がDFからのパスをトラップミスして相手の大石に奪われたがシュートが外れて救われた。自陣でのミスを誘うべく相模原が狙っていたのは明らか。弱みをみせると次節以降の対戦相手もつけ込もうとしてくるだろう。改善に努めなければならない。
そのような危ない場面が後半はなくなって、相模原の記録上のシュートを0本に抑えた。警戒していた長身FWジョン・ガブリエルをDF陣がよく抑え、GKの榎本もハイボールへの安定した対応で守りを支えた。
後半はカターレがペースを握って、クロスやCKからゴールを目指した。同44分のCKをDF谷奥健四郎が頭で叩きつけた場面ではGKが弾いたこぼれ球にも味方が詰めていたが決め切れない。ここでは相手のほうに運があった。無得点で終えて、今季初ゴールと初勝利はともにホーム開幕戦へと持ち越した。
昨季は前半だけで3失点する波乱の幕開けだった。比べると、課題も収穫もあって想定の範囲内でゲームを運べた今回は静かではあるが悪くない旅立ちに思える。道のりは長い。
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
優勢に進めて得点チャンスを数多くつくった。スコアレスドローに終わったものの開幕戦にしては及第点を与えられる結果と内容だろう。だが安達亮監督は「トレーニングしてきたことがなかなか出せなかったのが残念。今後はもっと見ごたえのある試合をやっていきたい」と納得がいかない様子だった。「もっとできる」という自信の裏返しだ。高い水準を目指して妥協しない、その意気やよし。2戦目となる次節は緊張もほぐれて前進が見込まれる。17日のホーム開幕戦が待ち遠しい。
カターレはスタメンに新加入選手4人が入る[4-4-2]の布陣。相模原は[3-4-2-1]のフォーメーションでうち6人が新加入で、元日本代表のMF稲本潤一はベンチスタートだった。
カターレは開始3分、CKの2次攻撃からFW才藤龍治が今季チーム最初のシュートを放った。逆に直後には相模原DFの大きなサイドチェンジから左WB阿部巧にアーリークロスを入れられ、FW大石治寿にフリーでヘディングシュートを打たれる危ない場面があった。
両者とも自陣からパスをつないでビルドアップを試みるが、どちらも主導権を握るまでには至らない。両監督も選手たちも開幕戦ならではの動きの硬さを自覚しながら進めていたようだ。
カターレはボランチの花井聖と碓井鉄平をパスワークの要にして攻撃を組み立て、サイドからを中心にチャンスをつくる。20分に花井のフィードからFW高橋駿太、才藤、再び高橋とボールが渡り左からのシュートがゴールインしたがオフサイドの判定。33分には右SB柳下大樹のクロスをニアのMF佐々木陽次が頭で流し、才藤が飛び込もうとしたがDFに邪魔され触れない。37分は才藤の左からのシュートに対し、左右からの追い越す動きでゴール前に3人が詰めたがGKに押えられた。
ゴールに迫ってはいた。しかし、本来なら安定したボール保持からもっと効果的で多彩な攻めができたはず、というのが安達監督の見解。味方同士の距離感があってパス交換のテンポが思うほどは上がらず、難しい勝負パスを選択してはボールを失ってリズムに乗れなかったようだ。
自陣でのパスミスからピンチを招くシーンも前半は多かった。24分にはGK榎本哲也がDFからのパスをトラップミスして相手の大石に奪われたがシュートが外れて救われた。自陣でのミスを誘うべく相模原が狙っていたのは明らか。弱みをみせると次節以降の対戦相手もつけ込もうとしてくるだろう。改善に努めなければならない。
そのような危ない場面が後半はなくなって、相模原の記録上のシュートを0本に抑えた。警戒していた長身FWジョン・ガブリエルをDF陣がよく抑え、GKの榎本もハイボールへの安定した対応で守りを支えた。
後半はカターレがペースを握って、クロスやCKからゴールを目指した。同44分のCKをDF谷奥健四郎が頭で叩きつけた場面ではGKが弾いたこぼれ球にも味方が詰めていたが決め切れない。ここでは相手のほうに運があった。無得点で終えて、今季初ゴールと初勝利はともにホーム開幕戦へと持ち越した。
昨季は前半だけで3失点する波乱の幕開けだった。比べると、課題も収穫もあって想定の範囲内でゲームを運べた今回は静かではあるが悪くない旅立ちに思える。道のりは長い。
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