【第1節vs相模原プレビュー】時は来た。第一歩を勝利で飾れ
- 2019/03/08
- 22:37
カターレ富山のJリーグ11年目、J3で5年目のシーズンが幕を開ける。安達亮監督のもと昨季5月からの継続的な強化によって力をつけており、上位進出に期待がかかる。昨季終盤の充実したゲーム内容や、選手補強による戦力アップを考えると悲願のJ2復帰は夢ではない。
昨季最終節の琉球戦で劇的な勝利を挙げたのが12月2日。オフを挟んで1月17日にチームが再始動し、約8週間のトレーニングを経て初戦の相模原戦を迎える。昨季からの積み重ねがあるだけに仕上がりは上々だ。安達監督は「どうやって点を取る、どうやって守るといった、やりたいサッカーの共通理解はできている。あとは実行できるかどうか。結果を手にするためには質の高さと決定力を発揮しなければならない」と話した。
躍進のためには得点力向上が欠かせない。昨季の1試合平均得点は1.28でリーグ7位タイだった。攻撃を重視したスタイルで挑むからには同1位の2.19を挙げた昨年の琉球のようにゴールを量産して攻め勝つのが理想。コンビネーションを使った崩しなど攻撃のバリエーションは広がっており、決定機を増やして得点につなげられるか注目。昨季の得点源だったセットプレーにもさらに磨きがかかっており頼りになりそうだ。
多くの試合でボールを支配する時間が長くなるとみられ、パスミスからカウンターで失点するケースをいかに抑制するかがカギになる。GK榎本哲也は「このサッカーをやっていくなら必ずミスはでる。しかし怖がらずにボールを受けなければいけない。ミスはみんなでカバーすればよい。あと1mを詰め切る、正しいポジショニングをとるといったことで失点を防いでいきたい」と話した。
スタイルが確立されているだけに、ライバルチームは1巡目の対戦から対策を講じてくるだろう。前線から激しくプレスをかけられた時に、正反対に引いて守りを固められた時に、相手を上回るプレー精度やオプションを繰り出せるか。たゆまぬ成長が必要だ。
新戦力の加入によって選手層は底上げされている。彼らの個性と調子、ゲームの流れを捉えた安達監督の采配も楽しみのひとつ。
「開幕戦に勝ったら自信がつく。結果にこだわらなければいけない」と話すのはMF佐々木陽次。榎本も指摘したように、パスサッカーが機能するには選手一人ひとりが動いてパスコースをつくり怖がらずにボールを受けることが大前提。勝利を飾って自信をつけ、チームの戦いを軌道に乗せたい。佐々木陽は「開幕戦はどのカテゴリーのどんなチームも想定よりうまくは運べないもの。しかし、うまくいかなくても必ず自分たちのペースで進む時間はある。そこでチャンスをものにしたい」と語った。
対戦する相模原は昨季9位。長野や新潟を指揮した経験のある三浦文丈氏が新たに監督に就任し、選手も約3分の2が入れ替わっている。元日本代表のMF稲本潤一や東京Vなどで活躍したDF富澤清太郎ら経験豊富なベテランが加入し、侮れない戦力を擁している。昨季リーグ2位の17得点を挙げた長身FWジョン・ガブリエルにカターレがどう対応するかが焦点のひとつになりそうだ。
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カターレ通信では今季もJ3での戦いをレポートして参ります。
取材に基づき観戦の一助となる情報の提供に努めますのでお付き合いください。
昨季最終節の琉球戦で劇的な勝利を挙げたのが12月2日。オフを挟んで1月17日にチームが再始動し、約8週間のトレーニングを経て初戦の相模原戦を迎える。昨季からの積み重ねがあるだけに仕上がりは上々だ。安達監督は「どうやって点を取る、どうやって守るといった、やりたいサッカーの共通理解はできている。あとは実行できるかどうか。結果を手にするためには質の高さと決定力を発揮しなければならない」と話した。
躍進のためには得点力向上が欠かせない。昨季の1試合平均得点は1.28でリーグ7位タイだった。攻撃を重視したスタイルで挑むからには同1位の2.19を挙げた昨年の琉球のようにゴールを量産して攻め勝つのが理想。コンビネーションを使った崩しなど攻撃のバリエーションは広がっており、決定機を増やして得点につなげられるか注目。昨季の得点源だったセットプレーにもさらに磨きがかかっており頼りになりそうだ。
多くの試合でボールを支配する時間が長くなるとみられ、パスミスからカウンターで失点するケースをいかに抑制するかがカギになる。GK榎本哲也は「このサッカーをやっていくなら必ずミスはでる。しかし怖がらずにボールを受けなければいけない。ミスはみんなでカバーすればよい。あと1mを詰め切る、正しいポジショニングをとるといったことで失点を防いでいきたい」と話した。
スタイルが確立されているだけに、ライバルチームは1巡目の対戦から対策を講じてくるだろう。前線から激しくプレスをかけられた時に、正反対に引いて守りを固められた時に、相手を上回るプレー精度やオプションを繰り出せるか。たゆまぬ成長が必要だ。
新戦力の加入によって選手層は底上げされている。彼らの個性と調子、ゲームの流れを捉えた安達監督の采配も楽しみのひとつ。
「開幕戦に勝ったら自信がつく。結果にこだわらなければいけない」と話すのはMF佐々木陽次。榎本も指摘したように、パスサッカーが機能するには選手一人ひとりが動いてパスコースをつくり怖がらずにボールを受けることが大前提。勝利を飾って自信をつけ、チームの戦いを軌道に乗せたい。佐々木陽は「開幕戦はどのカテゴリーのどんなチームも想定よりうまくは運べないもの。しかし、うまくいかなくても必ず自分たちのペースで進む時間はある。そこでチャンスをものにしたい」と語った。
対戦する相模原は昨季9位。長野や新潟を指揮した経験のある三浦文丈氏が新たに監督に就任し、選手も約3分の2が入れ替わっている。元日本代表のMF稲本潤一や東京Vなどで活躍したDF富澤清太郎ら経験豊富なベテランが加入し、侮れない戦力を擁している。昨季リーグ2位の17得点を挙げた長身FWジョン・ガブリエルにカターレがどう対応するかが焦点のひとつになりそうだ。
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