第31節 富山×沼津 マッチレポート■健闘光るも逆転負け
- 2018/11/12
- 11:11
【第31節 富山1―2沼津 ▽得点者:前半20分・前嶋(富)、後半40分・熱川(沼)、同45+3分・藤原(沼)】
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
ともに最後までゴールを目指した好ゲーム。沼津が残り5分を切ってからの逆転劇で6試合ぶりの勝利を飾った。カターレは後半途中まで優勢だったが勝ち切れなかった。上位クラブを相手にして、チームの成長と課題がはっきりと示された。
立ち上がりは沼津が勢いよく押し込む。連敗阻止と久しぶりの勝利を目指す意欲が伝わってきた。右サイドハーフ前澤甲気が流動的に動いて攻撃にアクセントをつけた。
しかし、この日のカターレはしっかり守って早々にペースをつかんだ。前半14分、右サイドでMF佐々木陽次からのパスをMF木村裕がヒールで落とし、走り込んだMF柳下大樹のクロスがゴール前を横切る。以降はカターレの時間が続き、この流れで同20分にMF前嶋洋太が先制点を挙げた。相手選手よりわずかに早くこぼれ球に触って左サイドから中央へとドリブルで突き進み、シュートが相手に当たってゴールインした。
前嶋は3試合連続の得点。これはクラブ記録タイで、過去には朝日大輔(2011年J2第27-29節)、苔口卓也(2011年J2第32・7・33節)、白崎凌兵(2013年J2第37-39節)がマークしている。
セカンドボールを拾ってゴールにつなげたように、ポイントだった球際で互角以上に戦った。相手のロングボールに対しても、ツーシャドウが戻ってこぼれ球の回収をサポートするなど隙なく対応。パスミスも少なかった。前半42分には二次、三次と厚みのある攻めを繰り出し、CKからも追加点の好機をつくった。
後半に入るとさらにボールがテンポよく動くようになって主導権を完全に掌握。相手コートでのプレー時間が長くなり、次々にCKを得てゴールに迫った。後半9分、DF今瀬淳也のロングスローをニアでDFルーカス・ダウベルマンが競り、オウンゴールになりそうなシーンがあったが相手DFが頭で際どくかき出す。同26分にはダウベルマンのロングフィードから前嶋を経由し、途中出場のFW吉岡雅和が抜け出したがシュートは上に外れた。
追加点を奪って勝負を決めようとする攻撃的な姿勢を貫き、相手に後半は1本もシュートを打たせず時間は進む。過去に圧倒されてきた沼津からの初勝利がみえてきた。しかし後半28分にアクシデントが発生。MF椎名伸志が相手選手との接触プレーで右ひざを痛めて交代を余儀なくされた。
直後に沼津は左サイドを崩して途中出場のFW青木翔大がシュートを放ち、これを境に息を吹き返す。後半40分、こちらも途中出場だったMF染谷一樹の左からのクロスに右サイドバック熱川徳政が頭で合わせて同点に追い付いた。
カターレは同46分にFKからの二次攻撃で今瀬の左クロスから柳下がヘディングシュートを放ったがクロスバーに弾かれる。5分のアディショナルタイムに入り、沼津が右サイドで得たFKから勝ち越し点を奪取。キッカーのDF砂森和也が弧を描く柔らかいボールを左足で供給し、DF藤原拓也が頭で決めた。
カターレは今回のゲームでも確かな進歩を示した。しかし勝てなかった。「やっていることはけっして間違っていない。残り3試合も自分たちがトレーニングしてきたことをしっかり出したい」と安達亮監督。ゴールラインを駆け抜けるつもりで、さらなるパワーアップを目指す。
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
ともに最後までゴールを目指した好ゲーム。沼津が残り5分を切ってからの逆転劇で6試合ぶりの勝利を飾った。カターレは後半途中まで優勢だったが勝ち切れなかった。上位クラブを相手にして、チームの成長と課題がはっきりと示された。
立ち上がりは沼津が勢いよく押し込む。連敗阻止と久しぶりの勝利を目指す意欲が伝わってきた。右サイドハーフ前澤甲気が流動的に動いて攻撃にアクセントをつけた。
しかし、この日のカターレはしっかり守って早々にペースをつかんだ。前半14分、右サイドでMF佐々木陽次からのパスをMF木村裕がヒールで落とし、走り込んだMF柳下大樹のクロスがゴール前を横切る。以降はカターレの時間が続き、この流れで同20分にMF前嶋洋太が先制点を挙げた。相手選手よりわずかに早くこぼれ球に触って左サイドから中央へとドリブルで突き進み、シュートが相手に当たってゴールインした。
前嶋は3試合連続の得点。これはクラブ記録タイで、過去には朝日大輔(2011年J2第27-29節)、苔口卓也(2011年J2第32・7・33節)、白崎凌兵(2013年J2第37-39節)がマークしている。
セカンドボールを拾ってゴールにつなげたように、ポイントだった球際で互角以上に戦った。相手のロングボールに対しても、ツーシャドウが戻ってこぼれ球の回収をサポートするなど隙なく対応。パスミスも少なかった。前半42分には二次、三次と厚みのある攻めを繰り出し、CKからも追加点の好機をつくった。
後半に入るとさらにボールがテンポよく動くようになって主導権を完全に掌握。相手コートでのプレー時間が長くなり、次々にCKを得てゴールに迫った。後半9分、DF今瀬淳也のロングスローをニアでDFルーカス・ダウベルマンが競り、オウンゴールになりそうなシーンがあったが相手DFが頭で際どくかき出す。同26分にはダウベルマンのロングフィードから前嶋を経由し、途中出場のFW吉岡雅和が抜け出したがシュートは上に外れた。
追加点を奪って勝負を決めようとする攻撃的な姿勢を貫き、相手に後半は1本もシュートを打たせず時間は進む。過去に圧倒されてきた沼津からの初勝利がみえてきた。しかし後半28分にアクシデントが発生。MF椎名伸志が相手選手との接触プレーで右ひざを痛めて交代を余儀なくされた。
直後に沼津は左サイドを崩して途中出場のFW青木翔大がシュートを放ち、これを境に息を吹き返す。後半40分、こちらも途中出場だったMF染谷一樹の左からのクロスに右サイドバック熱川徳政が頭で合わせて同点に追い付いた。
カターレは同46分にFKからの二次攻撃で今瀬の左クロスから柳下がヘディングシュートを放ったがクロスバーに弾かれる。5分のアディショナルタイムに入り、沼津が右サイドで得たFKから勝ち越し点を奪取。キッカーのDF砂森和也が弧を描く柔らかいボールを左足で供給し、DF藤原拓也が頭で決めた。
カターレは今回のゲームでも確かな進歩を示した。しかし勝てなかった。「やっていることはけっして間違っていない。残り3試合も自分たちがトレーニングしてきたことをしっかり出したい」と安達亮監督。ゴールラインを駆け抜けるつもりで、さらなるパワーアップを目指す。
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