【第31節vs沼津プレビュー】天敵から初勝利めざす
- 2018/11/09
- 17:14
残り試合が4となり、ホームゲームは今節の沼津戦と、12月2日の最終節・琉球戦のみとなった。沼津は4位につけJ2昇格と同残留争いのカギを握る存在で、琉球は前節に早くも優勝とJ2初昇格を決めた王者だ。終盤にきて調子を上げてきたカターレが力を試し、今季の集大成を示すにはうってつけのカードといえる。お誘いあわせのうえ多くの方に来場いただき、成長したチームと選手の姿を確かめていただきたい。
沼津には過去3試合とも複数得点を許したうえに1点も奪えず負けている。豊富な運動量と球際の強さをベースにした、ロングボールを使うシンプルだが力強い攻め、組織立った堅い守りに圧倒されてきた。「彼らは強い。自分たちに足りないものを持っている」と安達亮監督。彼我の強みと弱みがかち合った必然の負けとみる。自身が指揮を執るようになって初対戦の今回、これまでの取り組みの成果が問われる。
強化に注力してきた攻撃では沼津のプレッシャーをかいくぐるパスの精度やスピード、時に大きな展開を交えて相手をいなす判断力が必要だろう。守りでは、相手のストロングポイントに対して「分かっていたのにやられた」と言うことにならないよう、球際で戦い、セカンド&サードボールを拾う執着心とグループワークが欠かせない。
16年にJFL時代の沼津でプレーしたDF谷奥健四郎は「(当時の)沼津は働きながらプレーする選手が多いこともあってピッチの中でも外でも精神的にしっかりしたチームだった。そういったまとまりの良さは今もあると思う」と話す。そのうえで、「バチバチとしたやり合いにストレスを感じるのではなく、楽しむぐらいにプレーできたら必ず勝てる」と言う。
GK永井堅梧は自信を口にする。前節のG大阪U-23戦では相手のハンドにも見えるプレーが絡みCKから先制点を許したが、3試合連続となる試合終了間際のゴールで追い付き引き分け。逆転勝ちした前々節・鹿児島戦に続き、上位からアウェイで勝点をもぎとった。「沼津は常に上位にいるチームだが、(自分たちの力にも)今までの対戦以上の期待感をもって臨める。セカンドボールを拾っていけば必ず自分たちの時間はつくれる」と話し、これまでの雪辱に燃えている。
沼津は最近5試合が2分3敗で足踏みしている。総失点27は依然としてリーグ最少だが、前半の3失点で敗れた前節の長野戦(●2-3)をはじめ、この5試合で11失点。琉球や群馬、G大阪U-23といった上位との対戦が続いたとはいえ、やや気掛かりな材料だ。連続5試合勝ちなしはJ3参戦2年目にしてのクラブワースト記録。脱出を目指し、入念に守りを再確認して富山に乗り込んでくるはずだ。
昨季からまだ2連敗がないのは驚異的。昨季は最終節まで優勝を争い、今季もずっと上位をキープしてきた彼らの底力にも注目したい。
前節のスタメンをみると、前回カターレと対戦した4月1日の第5節と9人が同じ。昨季はリーグ最多の60得点をたたき出したが、個人リーグ2位の19得点を挙げたFW薗田卓馬(現鹿児島)らが移籍し、今季はまだ36得点にとどまる(カターレ35得点)。FW畑潤基がチームトップの7得点、FW青木翔大が6得点を挙げている。左サイドバックの砂森和也が左足からの正確なキックでアシストを量産しており、カターレも前回は彼のパスから2失点している。同サイドで対峙するカターレのウイングバック柳下大樹も好調なだけに攻防が楽しみ。
※以下の静岡新聞の記事によると
http://www.at-s.com/sports/article/shizuoka/519013.html
沼津はJ2クラブライセンス取得を目指していますが、スタジアムの基準クリアが課題となっており、今季は取得申請を見送ったとのこと。
沼津には過去3試合とも複数得点を許したうえに1点も奪えず負けている。豊富な運動量と球際の強さをベースにした、ロングボールを使うシンプルだが力強い攻め、組織立った堅い守りに圧倒されてきた。「彼らは強い。自分たちに足りないものを持っている」と安達亮監督。彼我の強みと弱みがかち合った必然の負けとみる。自身が指揮を執るようになって初対戦の今回、これまでの取り組みの成果が問われる。
強化に注力してきた攻撃では沼津のプレッシャーをかいくぐるパスの精度やスピード、時に大きな展開を交えて相手をいなす判断力が必要だろう。守りでは、相手のストロングポイントに対して「分かっていたのにやられた」と言うことにならないよう、球際で戦い、セカンド&サードボールを拾う執着心とグループワークが欠かせない。
16年にJFL時代の沼津でプレーしたDF谷奥健四郎は「(当時の)沼津は働きながらプレーする選手が多いこともあってピッチの中でも外でも精神的にしっかりしたチームだった。そういったまとまりの良さは今もあると思う」と話す。そのうえで、「バチバチとしたやり合いにストレスを感じるのではなく、楽しむぐらいにプレーできたら必ず勝てる」と言う。
GK永井堅梧は自信を口にする。前節のG大阪U-23戦では相手のハンドにも見えるプレーが絡みCKから先制点を許したが、3試合連続となる試合終了間際のゴールで追い付き引き分け。逆転勝ちした前々節・鹿児島戦に続き、上位からアウェイで勝点をもぎとった。「沼津は常に上位にいるチームだが、(自分たちの力にも)今までの対戦以上の期待感をもって臨める。セカンドボールを拾っていけば必ず自分たちの時間はつくれる」と話し、これまでの雪辱に燃えている。
沼津は最近5試合が2分3敗で足踏みしている。総失点27は依然としてリーグ最少だが、前半の3失点で敗れた前節の長野戦(●2-3)をはじめ、この5試合で11失点。琉球や群馬、G大阪U-23といった上位との対戦が続いたとはいえ、やや気掛かりな材料だ。連続5試合勝ちなしはJ3参戦2年目にしてのクラブワースト記録。脱出を目指し、入念に守りを再確認して富山に乗り込んでくるはずだ。
昨季からまだ2連敗がないのは驚異的。昨季は最終節まで優勝を争い、今季もずっと上位をキープしてきた彼らの底力にも注目したい。
前節のスタメンをみると、前回カターレと対戦した4月1日の第5節と9人が同じ。昨季はリーグ最多の60得点をたたき出したが、個人リーグ2位の19得点を挙げたFW薗田卓馬(現鹿児島)らが移籍し、今季はまだ36得点にとどまる(カターレ35得点)。FW畑潤基がチームトップの7得点、FW青木翔大が6得点を挙げている。左サイドバックの砂森和也が左足からの正確なキックでアシストを量産しており、カターレも前回は彼のパスから2失点している。同サイドで対峙するカターレのウイングバック柳下大樹も好調なだけに攻防が楽しみ。
※以下の静岡新聞の記事によると
http://www.at-s.com/sports/article/shizuoka/519013.html
沼津はJ2クラブライセンス取得を目指していますが、スタジアムの基準クリアが課題となっており、今季は取得申請を見送ったとのこと。
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