第26節 富山×相模原 マッチレポート■今季初の逆転勝ちで2連勝
- 2018/10/08
- 09:12
【第26節 富山3―2相模原 ▽得点者:前半33分・徳永(相)、同37分・椎名(富)、後半29分・前嶋(富)、同36分・佐々木一(富)、同42分・ガブリエル(相)】
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
攻守が機能して大半の時間で相手を圧倒した。先制点は許したが今季初めての逆転勝ちを収め6月以来の2連勝を飾った。
安達亮監督がベンチに入れなかったが「監督から『自分たちで考えて声を掛け合いながらプレーするのが大事』と伝えられていた。うまくピッチの中で選手同士がコミュニケーションをとれていた」(MF脇本晃成)という。前節に続いてゴールを挙げ勝利に貢献したMF前嶋洋太は「チームとしてやりたいことができていた。これまではそれが結果につながっていなかったが、きょうは勝つことができ、自分たちの成長を感じる試合だった」と話した。順位は14位から、監督交代後の最高位である11位へとジャンプアップ。残り8試合で上位進出を目指す。
カターレが前半から主導権を握って何度もゴールに迫った。相模原が長身FWのジョン・ガブリエルと松本孝平にロングボールを入れてきたが、DF谷奥健四郎を中心に守って攻撃の起点をつくらせない。攻守の切り替えが素早く、中盤のせめぎ合いでも上回ってリズムに乗った。「セカンドボールのところを含め、反応が富山のほうが良かった」と相模原の西ヶ谷隆之監督は振り返っている。
攻撃パターンも多彩だった。開始9分に脇本が中央から運んで左の前嶋に右足アウトでスルーパスを送る。オフサイドにはなったが、4月29日の第8節・秋田戦以来の出場だった脇本の積極的なプレーが攻勢の口火となった。同14分には右サイドでオーバーラップしたDF柳下大樹がMF佐々木陽次のスルーパスで裏に抜けてクロスから好機をつくる。左からはMF新井瑞希がドリブルで切り込み古巣の相模原に脅威を与えた。中と外、前と裏の攻撃ルートを効果的に織り交ぜて、いつ得点が入ってもおかしくない時間が続いた。
同31分にはスルーパスで抜けたFW苔口卓也がマイナス方向に折り返し、MF川上エドウジョン智慧が狙ったが好セーブに阻まれた。
同33分、相模原がCKからのワンチャンスで先制点を奪取。サインプレーからフリーになったMF徳永裕大が決める。しかしカターレは同37分に新井のゴール方向へのクロスにMF椎名伸志が足先で合わせて流し込み、すかさず追い付いた。
カターレの勢いはハーフタイムを挟んでも衰えない。クロスやスルーパスがわずかに合わず、勝ち越せないまま時計が進んだが後半29分に逆転に成功。途中出場で右ウイングバックに入ったMF佐々木一輝が思い切りよく放ったシュートが相手DFに当たってクロスバーを直撃。弾んだボールを前嶋がGKをよく見ながらヘディングで左隅へ押し込んだ。
同36分に今度は佐々木一が3点目。佐々木陽が右サイドのゴールライン際から送ったグラウンダーのクロスをニアの前嶋が流し、佐々木一がワンタッチできっちり決めた。
ここまでは今季ベストゲームとも思える好内容。だが、同42分に相模原のガブリエルに左足のかかとで自身今季14点目をゴールに流し込まれて勝負は風雲急を告げる。相手は福井・丸岡高校OBで身長194㎝のDF梅井大輝が前線に上がってパワープレーで好機をつくり、アディショナルタイムのCKではGK田中雄大も攻撃に参加して執念をみせる。カターレはゴール前で体を張ってしのぎ、際どく逃げ切った。
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
攻守が機能して大半の時間で相手を圧倒した。先制点は許したが今季初めての逆転勝ちを収め6月以来の2連勝を飾った。
安達亮監督がベンチに入れなかったが「監督から『自分たちで考えて声を掛け合いながらプレーするのが大事』と伝えられていた。うまくピッチの中で選手同士がコミュニケーションをとれていた」(MF脇本晃成)という。前節に続いてゴールを挙げ勝利に貢献したMF前嶋洋太は「チームとしてやりたいことができていた。これまではそれが結果につながっていなかったが、きょうは勝つことができ、自分たちの成長を感じる試合だった」と話した。順位は14位から、監督交代後の最高位である11位へとジャンプアップ。残り8試合で上位進出を目指す。
カターレが前半から主導権を握って何度もゴールに迫った。相模原が長身FWのジョン・ガブリエルと松本孝平にロングボールを入れてきたが、DF谷奥健四郎を中心に守って攻撃の起点をつくらせない。攻守の切り替えが素早く、中盤のせめぎ合いでも上回ってリズムに乗った。「セカンドボールのところを含め、反応が富山のほうが良かった」と相模原の西ヶ谷隆之監督は振り返っている。
攻撃パターンも多彩だった。開始9分に脇本が中央から運んで左の前嶋に右足アウトでスルーパスを送る。オフサイドにはなったが、4月29日の第8節・秋田戦以来の出場だった脇本の積極的なプレーが攻勢の口火となった。同14分には右サイドでオーバーラップしたDF柳下大樹がMF佐々木陽次のスルーパスで裏に抜けてクロスから好機をつくる。左からはMF新井瑞希がドリブルで切り込み古巣の相模原に脅威を与えた。中と外、前と裏の攻撃ルートを効果的に織り交ぜて、いつ得点が入ってもおかしくない時間が続いた。
同31分にはスルーパスで抜けたFW苔口卓也がマイナス方向に折り返し、MF川上エドウジョン智慧が狙ったが好セーブに阻まれた。
同33分、相模原がCKからのワンチャンスで先制点を奪取。サインプレーからフリーになったMF徳永裕大が決める。しかしカターレは同37分に新井のゴール方向へのクロスにMF椎名伸志が足先で合わせて流し込み、すかさず追い付いた。
カターレの勢いはハーフタイムを挟んでも衰えない。クロスやスルーパスがわずかに合わず、勝ち越せないまま時計が進んだが後半29分に逆転に成功。途中出場で右ウイングバックに入ったMF佐々木一輝が思い切りよく放ったシュートが相手DFに当たってクロスバーを直撃。弾んだボールを前嶋がGKをよく見ながらヘディングで左隅へ押し込んだ。
同36分に今度は佐々木一が3点目。佐々木陽が右サイドのゴールライン際から送ったグラウンダーのクロスをニアの前嶋が流し、佐々木一がワンタッチできっちり決めた。
ここまでは今季ベストゲームとも思える好内容。だが、同42分に相模原のガブリエルに左足のかかとで自身今季14点目をゴールに流し込まれて勝負は風雲急を告げる。相手は福井・丸岡高校OBで身長194㎝のDF梅井大輝が前線に上がってパワープレーで好機をつくり、アディショナルタイムのCKではGK田中雄大も攻撃に参加して執念をみせる。カターレはゴール前で体を張ってしのぎ、際どく逃げ切った。
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