第23節 富山×群馬 マッチレポート■攻守の詰め欠き3連敗
- 2018/09/17
- 09:18
【第23節 富山0―1群馬 ▽得点者:後半21分・高橋(群)】
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
富山第一高校出身で29歳のMF高橋駿太が決勝点を挙げて、群馬が連勝を4に伸ばした。
カターレは2試合連続して無得点に終わり、5月以来となる3連敗を喫した。来週の第24節は試合がなく、次の第25節・YS横浜戦(9月29日)を目標に建て直しが求められる。
開始直後から攻め込んだのはカターレだった。ボールを保持しながら、新井瑞希の突破力や、4試合ぶりに先発して右ウイングバックに入った川上エドウジョン智慧への大きな展開を使ってペナルティーエリア付近まで進入した。しかし、最終局面で決定的なプレーを繰り出せない。この試合まで2試合連続して無失点を続けている群馬の集中力がまさって、シュートまで持ち込むシーンは少なく、前半のシュートは4本止まりだった。
対する群馬は少ない攻撃機会で鋭くカターレゴールに迫った。前半15分にGKからのロングキックのこぼれ球を拾った高橋がシュートを放つ。同5分過ぎに振り出した雨が次第に強まる中、同30分には高橋がMF碓井鉄平からのスルーパスで左から抜け出して決定機を創出し、クロスにFW小林竜樹が合わせたがGKに阻まれた。同37分にも高橋が裏に抜けてFW大島康樹が左足でミドルシュートを放ち、同42分にはまたしても高橋が右からのアーリークロスに頭から飛び込んでゴールを脅かした。
ハーフタイムが明けると雨も弱まり、仕切り直したカターレが再び攻勢をかける。後半10-15分にかけて立て続けにFKやCKを獲得してチャンスをつくった。
しかし、先制点は群馬へ。同21分に得たこの日3本目かつ後半1本目のCKを起点に、クリアを拾った二次攻撃で風間宏希が右からクロスを入れ、中央でフリーになった高橋が頭で決めた。
カターレは直後に、移籍後初出場のFW瀧谷亮と、FW大谷駿斗を一度に投入。同28分には瀧谷へのロングボールのこぼれ球を左で拾った川上の強いシュートが枠を捉えたが、群馬GK松原修平の好セーブに阻まれた。その後はDFルーカス・ダウベルマンを前線に上げてパワープレーを試みるなどしたが大きなチャンスはつくれなかった。
群馬は順位こそ4位で変わらないが、琉球が敗れたため首位との勝点差が7に縮まった。しっかり守って少ない好機をものにする勝負強さにチームとしての成熟が感じられる。ここぞという時に繰り出すパスやシュートの精度はやはり高かった。対するカターレは細かいパス交換で中央突破を狙うなど攻撃のバリエーションの広がりは示したが、まだ発展途上で得点を奪えなかった。
故郷でチームを勝利に導いた群馬の高橋は富山第一高校卒業後、2007年に山形に加入。出場機会がないまま2年で戦力外となり、09―10年は栃木ウーヴァで関東リーグとJFLでプレー。11-13年はJFLの琉球で活躍し、14年に長野へ移籍してJ復帰を果たした。昨季に群馬へ移り、J2で全42試合に出場して11得点を挙げている。「高校を卒業して県外にでて、地元でプレーする機会もそれほど多くなかった。こうやって年月を経てプレーができ、ゴールが決められてよかった」と話した。
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
富山第一高校出身で29歳のMF高橋駿太が決勝点を挙げて、群馬が連勝を4に伸ばした。
カターレは2試合連続して無得点に終わり、5月以来となる3連敗を喫した。来週の第24節は試合がなく、次の第25節・YS横浜戦(9月29日)を目標に建て直しが求められる。
開始直後から攻め込んだのはカターレだった。ボールを保持しながら、新井瑞希の突破力や、4試合ぶりに先発して右ウイングバックに入った川上エドウジョン智慧への大きな展開を使ってペナルティーエリア付近まで進入した。しかし、最終局面で決定的なプレーを繰り出せない。この試合まで2試合連続して無失点を続けている群馬の集中力がまさって、シュートまで持ち込むシーンは少なく、前半のシュートは4本止まりだった。
対する群馬は少ない攻撃機会で鋭くカターレゴールに迫った。前半15分にGKからのロングキックのこぼれ球を拾った高橋がシュートを放つ。同5分過ぎに振り出した雨が次第に強まる中、同30分には高橋がMF碓井鉄平からのスルーパスで左から抜け出して決定機を創出し、クロスにFW小林竜樹が合わせたがGKに阻まれた。同37分にも高橋が裏に抜けてFW大島康樹が左足でミドルシュートを放ち、同42分にはまたしても高橋が右からのアーリークロスに頭から飛び込んでゴールを脅かした。
ハーフタイムが明けると雨も弱まり、仕切り直したカターレが再び攻勢をかける。後半10-15分にかけて立て続けにFKやCKを獲得してチャンスをつくった。
しかし、先制点は群馬へ。同21分に得たこの日3本目かつ後半1本目のCKを起点に、クリアを拾った二次攻撃で風間宏希が右からクロスを入れ、中央でフリーになった高橋が頭で決めた。
カターレは直後に、移籍後初出場のFW瀧谷亮と、FW大谷駿斗を一度に投入。同28分には瀧谷へのロングボールのこぼれ球を左で拾った川上の強いシュートが枠を捉えたが、群馬GK松原修平の好セーブに阻まれた。その後はDFルーカス・ダウベルマンを前線に上げてパワープレーを試みるなどしたが大きなチャンスはつくれなかった。
群馬は順位こそ4位で変わらないが、琉球が敗れたため首位との勝点差が7に縮まった。しっかり守って少ない好機をものにする勝負強さにチームとしての成熟が感じられる。ここぞという時に繰り出すパスやシュートの精度はやはり高かった。対するカターレは細かいパス交換で中央突破を狙うなど攻撃のバリエーションの広がりは示したが、まだ発展途上で得点を奪えなかった。
故郷でチームを勝利に導いた群馬の高橋は富山第一高校卒業後、2007年に山形に加入。出場機会がないまま2年で戦力外となり、09―10年は栃木ウーヴァで関東リーグとJFLでプレー。11-13年はJFLの琉球で活躍し、14年に長野へ移籍してJ復帰を果たした。昨季に群馬へ移り、J2で全42試合に出場して11得点を挙げている。「高校を卒業して県外にでて、地元でプレーする機会もそれほど多くなかった。こうやって年月を経てプレーができ、ゴールが決められてよかった」と話した。
- 関連記事
-
- ■波乱の展開を制し連敗ストップ
- 【第25節vsYS横浜プレビュー】4試合ぶり勝利なるか
- 第23節 富山×群馬 マッチレポート■攻守の詰め欠き3連敗
- 第23節 富山×群馬 試合後の選手コメント★談話を追加
- 第23節 富山×群馬 群馬・布啓一郎監督の会見コメント★質疑内容を追加