第21節 富山×FC東京U-23 マッチレポート■決め切れず1点に泣く
- 2018/09/02
- 09:57
【第21節 富山0―1F東京U-23 ▽得点者:後半5分・平岡(東)】
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
F東京U-23が今季4勝目となる10試合ぶりの勝利で連敗を4で止めた。カターレはチャンスをつくりながらも無得点に終わって逃げ切りを許し、対F東京U-23は彼らに今季初勝利を献上した第4節に続いて3連敗となった。
カターレはFW才藤龍治が警告の累積で出場停止のため、代わって木村裕がワントップに入った。FC東京U-23は前節の3バックから本来の[4-4-2]にフォーメーションを戻し、ボランチには8月19日にJ1デビューを果たしたばかりの品田愛斗が復帰した。
カターレは開始30秒で得点機をつくった。相手の縦パスをMF差波優人がインターセプトし、木村を経由して左サイドのMF新井瑞希へ。新井がドリブルで仕掛けながらグラウンダーのクロスを送り、MF佐々木陽次が足から飛び込んだがわずかに届かなかった。
FC東京U-23がボールを保持しながら前線へのロングボールも交えて攻略を図り、カターレはしっかり守って素早く攻めるというリズムでゲームが進む。どちらも攻撃途中でミスが出て決定的なチャンスをつくれずにいたが、前半の終わりにカターレが押し込んだ。
38分に新井が左から仕掛けながら放った浮き球のミドルシュートが枠を捉えたが、相手GK廣末陸の好セーブに阻まれる。チャンスが続き、40分には新井が同じようなシチュエーションから今度はニアをグラウンダーで狙ったがGKが止めた。
後半に入って5分、F東京U-23に先制点が挙がった。DFジャキットからのスルーパスで左サイドを突破したMF平岡翼が蹴り込んだクロス性のボールがGKの頭上を越えてファーに決まった。平岡自身が「(キックが)抜けてしまったがゴールに吸い込まれた」と振り返っている。カターレ側からすれば「アンラッキーな失点」。取り返すべく、次々と交代のカードを切って攻勢を強めた。
しかし、これで元気づいたF東京U-23は守りの集中力が高まり、運動量もなかなか落ちない。「ひとつの勝ちを求めて、ハードワークし、球際で戦って今までにない姿を見せてくれた」と安間貴義監督が振り返ったほど。ゴールに迫られても最後は体を張ってしのいだ。
カターレは後半15分、ロングスローからの流れでこぼれ球がゴール左で木村に渡ったが、DFにブロックされた。同41分には差波のスルーパスでMF前嶋洋太がペナルティーエリア左に進入し、クロスにFW大谷駿斗が飛び込んで合わせたがボールは上に外れた。
安達亮監督は試合後の会見で「前節より押し上げが速く、全体がコレクティブというか連動できたシーンが多かった。前節と比べて足りなかったのは得点。それ以外のことは1週間でよく修正できた」「結果がでなかったのは足りないものがあるから。もう少し細部を詰めて次の試合に臨みたい」と述べた。次節は北九州、次々節は群馬と強敵が続く。上位進出に向けての正念場になりそうだ。
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
F東京U-23が今季4勝目となる10試合ぶりの勝利で連敗を4で止めた。カターレはチャンスをつくりながらも無得点に終わって逃げ切りを許し、対F東京U-23は彼らに今季初勝利を献上した第4節に続いて3連敗となった。
カターレはFW才藤龍治が警告の累積で出場停止のため、代わって木村裕がワントップに入った。FC東京U-23は前節の3バックから本来の[4-4-2]にフォーメーションを戻し、ボランチには8月19日にJ1デビューを果たしたばかりの品田愛斗が復帰した。
カターレは開始30秒で得点機をつくった。相手の縦パスをMF差波優人がインターセプトし、木村を経由して左サイドのMF新井瑞希へ。新井がドリブルで仕掛けながらグラウンダーのクロスを送り、MF佐々木陽次が足から飛び込んだがわずかに届かなかった。
FC東京U-23がボールを保持しながら前線へのロングボールも交えて攻略を図り、カターレはしっかり守って素早く攻めるというリズムでゲームが進む。どちらも攻撃途中でミスが出て決定的なチャンスをつくれずにいたが、前半の終わりにカターレが押し込んだ。
38分に新井が左から仕掛けながら放った浮き球のミドルシュートが枠を捉えたが、相手GK廣末陸の好セーブに阻まれる。チャンスが続き、40分には新井が同じようなシチュエーションから今度はニアをグラウンダーで狙ったがGKが止めた。
後半に入って5分、F東京U-23に先制点が挙がった。DFジャキットからのスルーパスで左サイドを突破したMF平岡翼が蹴り込んだクロス性のボールがGKの頭上を越えてファーに決まった。平岡自身が「(キックが)抜けてしまったがゴールに吸い込まれた」と振り返っている。カターレ側からすれば「アンラッキーな失点」。取り返すべく、次々と交代のカードを切って攻勢を強めた。
しかし、これで元気づいたF東京U-23は守りの集中力が高まり、運動量もなかなか落ちない。「ひとつの勝ちを求めて、ハードワークし、球際で戦って今までにない姿を見せてくれた」と安間貴義監督が振り返ったほど。ゴールに迫られても最後は体を張ってしのいだ。
カターレは後半15分、ロングスローからの流れでこぼれ球がゴール左で木村に渡ったが、DFにブロックされた。同41分には差波のスルーパスでMF前嶋洋太がペナルティーエリア左に進入し、クロスにFW大谷駿斗が飛び込んで合わせたがボールは上に外れた。
安達亮監督は試合後の会見で「前節より押し上げが速く、全体がコレクティブというか連動できたシーンが多かった。前節と比べて足りなかったのは得点。それ以外のことは1週間でよく修正できた」「結果がでなかったのは足りないものがあるから。もう少し細部を詰めて次の試合に臨みたい」と述べた。次節は北九州、次々節は群馬と強敵が続く。上位進出に向けての正念場になりそうだ。
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