第20節 富山×福島 マッチレポート■因縁の再開初戦で快勝
- 2018/08/26
- 10:18
【第20節 富山3―1福島 ▽得点者:前半14分・才藤、同17分・柳下、同38分・柳下(以上富)、後半7分・星(福)】
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
昨年は勝利目前で逆転負けした夏の再開初戦を快勝した。あの試合で先制点を決めたDF柳下大樹が2得点。そして今年はしっかり勝ち切った。柳下は「勝てて本当によかった。去年のことがフラッシュバックした。きょうも後半は失点して流れが崩れてしまい苦しい45分だった。去年の二の舞いにならないように、チーム全員で声を掛け合い、守り切れた。去年との違いはみせられたかな」と話した。
今季初先発だった彼の活躍を、安達亮監督は中断期間のトレーニングの成果のひとつとして挙げた。
今季の苦戦は前半だけで3失点した開幕戦から始まった。しかし、5週間のトレーニング期間をはさんで今回は前半だけで3点を奪取。失速した昨季とも、足踏みが続いた前半戦とも異なる幕開けに、今後への期待が高まる。
立ち上がりはカターレが守備ブロックをつくり、福島は自陣でボールを回しながら攻略の糸口を探った。福島は左サイドのFW樋口寛規やワントップの武颯にボールをつけて周囲が絡むかたちが攻撃パターンの軸。遠目からも積極的にシュートを狙う姿勢が目立った。
しかし今回のカターレは攻守ともに集中力が高かった。8分にスローインを起点にMF差波優人がゴール左にフィードし、走り込んだMF佐々木陽次がボレーシュートを放って両チーム通じて最初の決定機を創出。続く14分に左サイドの佐々木陽からのクロスにFW才藤龍治が合わせて先制点を挙げた。DFラインとGKのあいだのスペースにグラウンダーのクロスを入れて決める、今週も練習したかたちが再現された。
この得点をさかのぼると、MF前嶋洋太の攻から守への切り替えに連動してMF椎名伸志が相手のパスをカットし佐々木陽にボールがわたっている。攻守の素早い切り替えも中断期間に意識を高めたところであり、トレーニング成果が表れたシーンに挙げたい。
直後の17分には中盤の左から椎名がFKを素早く逆サイドに展開。走り込んだ柳下が胸トラップでボールを収めてGKの頭上を打ち抜き2点目を奪った。FWでも先発経験のある彼の得点感覚が発揮された。同38分には差波の右からのFKを再び柳下が頭で決め、リードを3点に広げた。
福島はボールを保持するものの、有効な攻撃ルートがなかなか見つけられなかった。前半終了間際にペナルティーエリア内の武に縦パスが入り、こぼれ球を左サイドバックの星広太がシュートしたがGKの正面だった。
後半はフォーメーションを[4-2-3-1]から[4-1-4-1]に変更するなどして修正を図る。MF橋本拓門が1列下がってアンカーに。ワントップの下に樋口とMFニウドが入って中央が厚くなり、2人がDFの裏を狙う動きも交えることで攻撃に迫力が増した。同7分に裏に走った樋口へのボールが起点になり、後半から出場のMF池田昌生がニウドとのワンツーでゴール右に抜け出しシュートを放つ。ニアポストを直撃したこぼれ球を星が頭で押し込み1点を返した。直後にもショートパスをつなぎ4人掛かりで中央突破を狙うなど、好機をつくった。
しかし、カターレはこの時間を耐えて追加点を与えなかった。徐々に相手の変化に順応し、攻撃機会もつくりだすようになった。後半は攻撃に比重を置いてきたニウドにはルーカスがきっちりと対応した。
両チームとも暑さの中で最後までよく走ったが、その後は得点が生まれず3-1で終了。福島は4月7日の第6節・YS横浜戦以来13試合ぶりの黒星を喫した。
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
昨年は勝利目前で逆転負けした夏の再開初戦を快勝した。あの試合で先制点を決めたDF柳下大樹が2得点。そして今年はしっかり勝ち切った。柳下は「勝てて本当によかった。去年のことがフラッシュバックした。きょうも後半は失点して流れが崩れてしまい苦しい45分だった。去年の二の舞いにならないように、チーム全員で声を掛け合い、守り切れた。去年との違いはみせられたかな」と話した。
今季初先発だった彼の活躍を、安達亮監督は中断期間のトレーニングの成果のひとつとして挙げた。
今季の苦戦は前半だけで3失点した開幕戦から始まった。しかし、5週間のトレーニング期間をはさんで今回は前半だけで3点を奪取。失速した昨季とも、足踏みが続いた前半戦とも異なる幕開けに、今後への期待が高まる。
立ち上がりはカターレが守備ブロックをつくり、福島は自陣でボールを回しながら攻略の糸口を探った。福島は左サイドのFW樋口寛規やワントップの武颯にボールをつけて周囲が絡むかたちが攻撃パターンの軸。遠目からも積極的にシュートを狙う姿勢が目立った。
しかし今回のカターレは攻守ともに集中力が高かった。8分にスローインを起点にMF差波優人がゴール左にフィードし、走り込んだMF佐々木陽次がボレーシュートを放って両チーム通じて最初の決定機を創出。続く14分に左サイドの佐々木陽からのクロスにFW才藤龍治が合わせて先制点を挙げた。DFラインとGKのあいだのスペースにグラウンダーのクロスを入れて決める、今週も練習したかたちが再現された。
この得点をさかのぼると、MF前嶋洋太の攻から守への切り替えに連動してMF椎名伸志が相手のパスをカットし佐々木陽にボールがわたっている。攻守の素早い切り替えも中断期間に意識を高めたところであり、トレーニング成果が表れたシーンに挙げたい。
直後の17分には中盤の左から椎名がFKを素早く逆サイドに展開。走り込んだ柳下が胸トラップでボールを収めてGKの頭上を打ち抜き2点目を奪った。FWでも先発経験のある彼の得点感覚が発揮された。同38分には差波の右からのFKを再び柳下が頭で決め、リードを3点に広げた。
福島はボールを保持するものの、有効な攻撃ルートがなかなか見つけられなかった。前半終了間際にペナルティーエリア内の武に縦パスが入り、こぼれ球を左サイドバックの星広太がシュートしたがGKの正面だった。
後半はフォーメーションを[4-2-3-1]から[4-1-4-1]に変更するなどして修正を図る。MF橋本拓門が1列下がってアンカーに。ワントップの下に樋口とMFニウドが入って中央が厚くなり、2人がDFの裏を狙う動きも交えることで攻撃に迫力が増した。同7分に裏に走った樋口へのボールが起点になり、後半から出場のMF池田昌生がニウドとのワンツーでゴール右に抜け出しシュートを放つ。ニアポストを直撃したこぼれ球を星が頭で押し込み1点を返した。直後にもショートパスをつなぎ4人掛かりで中央突破を狙うなど、好機をつくった。
しかし、カターレはこの時間を耐えて追加点を与えなかった。徐々に相手の変化に順応し、攻撃機会もつくりだすようになった。後半は攻撃に比重を置いてきたニウドにはルーカスがきっちりと対応した。
両チームとも暑さの中で最後までよく走ったが、その後は得点が生まれず3-1で終了。福島は4月7日の第6節・YS横浜戦以来13試合ぶりの黒星を喫した。
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