【第20節vs福島プレビュー】“負けない福島”から勝点3狙う
- 2018/08/23
- 20:47
5週間の中断期間が明け、ホームで4位の福島とぶつかる。選手はクラブ創設10周年の記念する特別ユニフォームを着用してゲームに臨む。ハーフタイムには花火の打ち上げもある。
中断明け初戦では昨年、FC東京U-23に逆転負けを喫してこれが失速の契機となった。今年は勝って、巻き返しの第一歩にしたい。
7月21日の第19節・藤枝戦を0-0で引き分けて中断期間に入った。現時点で6勝2分10敗の15位。残り14試合。首位の琉球を勝点15、2位の沼津を同12で追い、上位進出を目指す。
中断期間には、安達亮監督の提案で8月1-3日に高岡スポーツコアでミニキャンプを行うなどしてハードなトレーニングを積んできた。「やりたかったトレーニングは計画通りにできた」と監督は言う。
テーマに挙げているプレーの質向上に加え、2巡目の対戦に備えてシステムやメンバー構成、戦い方のオプションを増やすことに取り組んだ。課題である守備面は、ボールを奪うところから始めて意識を高めてきたという。安達監督は「より攻撃的に戦えるように準備してきた。ボールを持っている時だけでなく、相手ボールの時に積極的に襲い掛かるような守備もできるようになってきている」と自信ありげだった。
現場の選手、スタッフは「後半戦だけの順位でトップになる」との目標を共有している。これが達成できれば終盤に昇格争いに加われるかもしれない。だが、そのためにはハイペースで勝点を伸ばす必要があり、接戦をものにして勝利を重ねなければならない。「勝ち切る」だけの強さが求められる。
奇しくも今節で対戦する福島は4月15日の第7節から12戦負けなし(3勝9分)で、負け数2はリーグ最少。「負けない福島」に土を付けられるかどうか。これまでのトレーニングの成果を試すには格好の対戦相手といえる。キャプテンのDF今瀬淳也は「内容、結果ともに求められる重要な一戦。練習してきたことを発揮しなければいけない。自分たちがボールを持つ時間を長くし、相手からはできるだけ早くボールを奪いたい」と話した。
福島は2年目の田坂和昭監督のもと、「密集」をテーマに掲げ、局面に人数をかけてテンポよくボールをつなぎゴールに迫る攻撃的なサッカーを目指している。指導者S級ライセンス取得が田坂監督と同期の安達監督も「福島はボールを動かすのがうまい。工夫してトレーニングしていることがゲームからもうかがえる」と話す。
引き分けが10試合と多いが、そのうち0-0は3試合で、先制点を奪って追い付かれたのが4試合、追い付いたのが3試合。前節まで7試合連続して得点を挙げており、総得点はカターレと同じリーグ10位タイの21。けっして得点力が貧弱なわけではない。昨年よりも守備の粘り強さが増し、失点をリーグ4位の18(カターレは32)に抑えていることで勝点を拾えるようになっている。
カターレと前回対戦した5月3日の第9節も、押され気味だったが無失点でしのぎ、終了間際にMF橋本拓門がFKを直接決めて勝利を収めている。
福島はルーキーのFW武颯がチームトップの6得点をマークしている。ボランチの位置から積極的に攻撃参加するニウドが5得点で続き、FW樋口寛規とMF田村翔太が3得点を挙げている。サイドハーフでもプレーできる星広太がサイドバックに入り、攻撃に変化と厚みを加えているのも今季の特長。
福島、カターレともボールを保持してリズムをつくりたい。どちらが先に主導権を握るかに注目したい。
中断明け初戦では昨年、FC東京U-23に逆転負けを喫してこれが失速の契機となった。今年は勝って、巻き返しの第一歩にしたい。
7月21日の第19節・藤枝戦を0-0で引き分けて中断期間に入った。現時点で6勝2分10敗の15位。残り14試合。首位の琉球を勝点15、2位の沼津を同12で追い、上位進出を目指す。
中断期間には、安達亮監督の提案で8月1-3日に高岡スポーツコアでミニキャンプを行うなどしてハードなトレーニングを積んできた。「やりたかったトレーニングは計画通りにできた」と監督は言う。
テーマに挙げているプレーの質向上に加え、2巡目の対戦に備えてシステムやメンバー構成、戦い方のオプションを増やすことに取り組んだ。課題である守備面は、ボールを奪うところから始めて意識を高めてきたという。安達監督は「より攻撃的に戦えるように準備してきた。ボールを持っている時だけでなく、相手ボールの時に積極的に襲い掛かるような守備もできるようになってきている」と自信ありげだった。
現場の選手、スタッフは「後半戦だけの順位でトップになる」との目標を共有している。これが達成できれば終盤に昇格争いに加われるかもしれない。だが、そのためにはハイペースで勝点を伸ばす必要があり、接戦をものにして勝利を重ねなければならない。「勝ち切る」だけの強さが求められる。
奇しくも今節で対戦する福島は4月15日の第7節から12戦負けなし(3勝9分)で、負け数2はリーグ最少。「負けない福島」に土を付けられるかどうか。これまでのトレーニングの成果を試すには格好の対戦相手といえる。キャプテンのDF今瀬淳也は「内容、結果ともに求められる重要な一戦。練習してきたことを発揮しなければいけない。自分たちがボールを持つ時間を長くし、相手からはできるだけ早くボールを奪いたい」と話した。
福島は2年目の田坂和昭監督のもと、「密集」をテーマに掲げ、局面に人数をかけてテンポよくボールをつなぎゴールに迫る攻撃的なサッカーを目指している。指導者S級ライセンス取得が田坂監督と同期の安達監督も「福島はボールを動かすのがうまい。工夫してトレーニングしていることがゲームからもうかがえる」と話す。
引き分けが10試合と多いが、そのうち0-0は3試合で、先制点を奪って追い付かれたのが4試合、追い付いたのが3試合。前節まで7試合連続して得点を挙げており、総得点はカターレと同じリーグ10位タイの21。けっして得点力が貧弱なわけではない。昨年よりも守備の粘り強さが増し、失点をリーグ4位の18(カターレは32)に抑えていることで勝点を拾えるようになっている。
カターレと前回対戦した5月3日の第9節も、押され気味だったが無失点でしのぎ、終了間際にMF橋本拓門がFKを直接決めて勝利を収めている。
福島はルーキーのFW武颯がチームトップの6得点をマークしている。ボランチの位置から積極的に攻撃参加するニウドが5得点で続き、FW樋口寛規とMF田村翔太が3得点を挙げている。サイドハーフでもプレーできる星広太がサイドバックに入り、攻撃に変化と厚みを加えているのも今季の特長。
福島、カターレともボールを保持してリズムをつくりたい。どちらが先に主導権を握るかに注目したい。
- 関連記事
-
- 第20節 富山×福島 福島・福島・田坂和昭監督の会見コメント★質疑内容を追加
- 第20節 富山×福島 富山・安達亮監督の会見コメント★質疑内容を追加
- 【第20節vs福島プレビュー】“負けない福島”から勝点3狙う
- ■決め切れずスコアレスドロー
- 【第19節vs藤枝プレビュー】中位進出へ敵地で勝利狙う