第18節 富山×鳥取 マッチレポート■大変身。粘り強く守り切る
- 2018/07/17
- 14:00
【第18節 富山1―0鳥取 ▽得点者:前半18分・代(富)】
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
前節5失点から見事に変身して1-0で接戦をものにした。安達亮監督は試合後、前節の大敗を重くみて普段よりも守りを重視していたことを明らかにした。トレーニングを通じての意識づけや、ボールを奪いにいく位置をやや下げるといった戦術の微調整を行ったという。選手たちは実戦でそれを遂行し、セットプレーから挙げた1点を守り切った。ゴールを重ねるのとは異なるかたちでチーム力を示したといえるだろう。
MF椎名伸志は「自分たちが目標としているサッカーができていたかといえばそうではないが勝つことができた。良い成功体験になると思う。後半戦はトップの成績を残すつもりなので良いスタートが切れた」と話した。
この日は富山市で最高気温37.0度を記録。18時になっても前半に飲水タイムが設けられるほど暑さは厳しかった。しかし、立ち上がりから両チームともロングボールも使いながらゴールに向かう姿勢をみせる。動きのあるゲームになった。
カターレの守備意識の高さは序盤からプレーに表れていた。前線の選手が攻から守への素早い切り替えでボールを奪って波状攻撃を仕掛ける。DF陣は体を張り、味方にミスがでても必死にカバーしていた。
押し気味に進めると、DF代健司も攻め上がっての厚みのある攻撃から、この日2本目のCKを獲得。このチャンスを生かして18分に先制点を挙げた。右CKから、DF今瀬淳也がヘディングで落とし、さらに代が頭で押し込んだ。
反撃に転じた鳥取は[3-4-2-1]のツーシャドウの一角に入ったMFフェルナンジーニョが後方からボールを引き出して前を向き攻撃の起点になった。しかし攻め込みながらもフィニッシュまでつながらず、前半はシュート0本に終わった。
ハーフタイムをはさみ後半は鳥取がボールを保持しながら攻める。10分過ぎにCKの流れからDF甲斐健太郎の右からのクロスがゴール方向に飛び、ゴール左上に当たった。同25分にはフェルナンジーニョがFWレオナルドとのワンツーでペナルティーエリア左に進入してシュートを放ったが右へ外れた。
カターレは同16分にMF新井瑞希を投入して流れを変えようとするが、鳥取の攻勢は終盤まで続き、30分にMF星野有亮が、38分にはDF井上黎生人のミドルシュートがいずれも枠を捉える。GK永井堅梧が好セーブでチームを救った。
カターレは苦しい状況が続いたが、同29分から出場した特別指定選手になったばかりのFW大谷駿斗(金沢学院大)が最後にスタジアムを沸かせた。50mを5.9秒で走る快足で存在感を発揮し、同41分にMF川上エドオジョン智慧からパスをもらい反転して左足でシュート。同45分にはMF稲葉修土からのロングパスに相手ゴールライン際で追い付いて新井につなぎチャンスメークした。この2つの好機はいずれも鳥取GK北野貴之の好セーブに阻まれて追加点の奪取に至らなかったが、「非常に面白い攻撃のオプションがひとつ増えた」(安達監督)。今後の活躍が楽しみだ
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
前節5失点から見事に変身して1-0で接戦をものにした。安達亮監督は試合後、前節の大敗を重くみて普段よりも守りを重視していたことを明らかにした。トレーニングを通じての意識づけや、ボールを奪いにいく位置をやや下げるといった戦術の微調整を行ったという。選手たちは実戦でそれを遂行し、セットプレーから挙げた1点を守り切った。ゴールを重ねるのとは異なるかたちでチーム力を示したといえるだろう。
MF椎名伸志は「自分たちが目標としているサッカーができていたかといえばそうではないが勝つことができた。良い成功体験になると思う。後半戦はトップの成績を残すつもりなので良いスタートが切れた」と話した。
この日は富山市で最高気温37.0度を記録。18時になっても前半に飲水タイムが設けられるほど暑さは厳しかった。しかし、立ち上がりから両チームともロングボールも使いながらゴールに向かう姿勢をみせる。動きのあるゲームになった。
カターレの守備意識の高さは序盤からプレーに表れていた。前線の選手が攻から守への素早い切り替えでボールを奪って波状攻撃を仕掛ける。DF陣は体を張り、味方にミスがでても必死にカバーしていた。
押し気味に進めると、DF代健司も攻め上がっての厚みのある攻撃から、この日2本目のCKを獲得。このチャンスを生かして18分に先制点を挙げた。右CKから、DF今瀬淳也がヘディングで落とし、さらに代が頭で押し込んだ。
反撃に転じた鳥取は[3-4-2-1]のツーシャドウの一角に入ったMFフェルナンジーニョが後方からボールを引き出して前を向き攻撃の起点になった。しかし攻め込みながらもフィニッシュまでつながらず、前半はシュート0本に終わった。
ハーフタイムをはさみ後半は鳥取がボールを保持しながら攻める。10分過ぎにCKの流れからDF甲斐健太郎の右からのクロスがゴール方向に飛び、ゴール左上に当たった。同25分にはフェルナンジーニョがFWレオナルドとのワンツーでペナルティーエリア左に進入してシュートを放ったが右へ外れた。
カターレは同16分にMF新井瑞希を投入して流れを変えようとするが、鳥取の攻勢は終盤まで続き、30分にMF星野有亮が、38分にはDF井上黎生人のミドルシュートがいずれも枠を捉える。GK永井堅梧が好セーブでチームを救った。
カターレは苦しい状況が続いたが、同29分から出場した特別指定選手になったばかりのFW大谷駿斗(金沢学院大)が最後にスタジアムを沸かせた。50mを5.9秒で走る快足で存在感を発揮し、同41分にMF川上エドオジョン智慧からパスをもらい反転して左足でシュート。同45分にはMF稲葉修土からのロングパスに相手ゴールライン際で追い付いて新井につなぎチャンスメークした。この2つの好機はいずれも鳥取GK北野貴之の好セーブに阻まれて追加点の奪取に至らなかったが、「非常に面白い攻撃のオプションがひとつ増えた」(安達監督)。今後の活躍が楽しみだ
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