【第12節vs琉球プレビュー】初の4連勝へ難関を突破せよ
- 2015/05/15
- 22:42
Jリーグに入会後のクラブ新記録となる4連勝を目指す。対するFC琉球も2連勝中で調子を上げている。加えてアウェイの地・沖縄の暑さも手ごわい敵になりそう。この難関を突破すれば上位勢の背中が見えてくる。
5連戦を4勝1敗で勝ち越したカターレは2日間のオフを挟み13日から今節に向けた練習を再開。攻守の切り替えを意識したミニゲームや、得点力向上を目指すシュート練習などに時間を割いて備えている。
3連勝でクラブ記録に並んだが、MF吉川拓也は「上位に勝って連勝したわけではない。まだ内容が伴っていない」と話す。それでも「勝つことが自信になっている。我慢しなければいけない時間帯など感覚はつかめてきた」。手ごたえをより確かなものにするためにも連勝を伸ばしていきたい。最近2試合は、ボランチ馬渡隼暉がゴール前に走り込むシーンに象徴されるように、チャンスが増え、攻撃の厚みも増している。カターレは複数得点が3試合続いたことがない。ぜひ今節で達成してほしい。
琉球は今節が第1クールの最終戦になる。前節は相模原を1-0で下してアウェイ初勝利を挙げ、2試合連続の完封勝利。第8節・山口戦、第9節・町田戦をいずれも後半アディショナルタイムの失点で落とした悔しさをばねにした。5連戦を同じスタメンで戦ったことが示すように、タフで成熟度の高いチームだ。昨季は9位だったが、3年目を迎えた薩川了洋監督のもとで上位進出を狙っており、連勝でカターレ戦へのモチベーションも上がっていることだろう。熊本などで活躍した33歳のFW中山悟志がチームを引っ張っており、彼のポストプレーやボールキープからの連動が攻撃の主要なパターンになっている。
カターレにとって気掛かりなのは最高気温30度と予想されている試合当日17日の天候だ。15日に富山市は最高気温31.2度を記録した。連休中から北陸でも気温の高い日が続き、選手たちの暑さへの順応は例年よりも進んでいると思われるが、沖縄はすでに夏の空気に包まれている(5月9日が梅雨入りの平年値だが、今年は遅れている)。15日の富山市の湿度は40%前後だったが、同日の那覇市は最高気温こそ29.7度だったが湿度は70%前後もあった。気温と湿度などから算出する「暑さ指数」で比較すると後者のほうが上になる。
琉球は今季これまでホームで3勝1分1敗と好成績を収めている。本州との気候の違いがアウェイチームのパフォーマンスに影響を与えている可能性は否定できない。しかし、岸野靖之監督は「こういう条件を克服するためにシーズン前からトレーニングをしてきた。ここで走れないなら、さらに暑くなる夏を乗り越えられない」と話し、選手を信じてピッチに送り出す。上位進出に向けて再び真価の問われる戦いになる。
FC琉球は2003年に発足し、沖縄県3部からスタート。05年に全国地域リーグ決勝大会で優勝して翌年からJFLで戦い、元日本代表監督のトルシエ氏が一時総監督を務めて話題を集めたこともある。沖縄の地域性を踏まえたクラブとしての目標「7つの誓い」を掲げ、平和の象徴としてのスポーツ文化の普及をそのひとつに挙げている。
本日5月15日は1993年にJリーグ開幕戦が行われた「Jリーグの日」。また、沖縄県が本土復帰して43年になる記念日。
5連戦を4勝1敗で勝ち越したカターレは2日間のオフを挟み13日から今節に向けた練習を再開。攻守の切り替えを意識したミニゲームや、得点力向上を目指すシュート練習などに時間を割いて備えている。
3連勝でクラブ記録に並んだが、MF吉川拓也は「上位に勝って連勝したわけではない。まだ内容が伴っていない」と話す。それでも「勝つことが自信になっている。我慢しなければいけない時間帯など感覚はつかめてきた」。手ごたえをより確かなものにするためにも連勝を伸ばしていきたい。最近2試合は、ボランチ馬渡隼暉がゴール前に走り込むシーンに象徴されるように、チャンスが増え、攻撃の厚みも増している。カターレは複数得点が3試合続いたことがない。ぜひ今節で達成してほしい。
琉球は今節が第1クールの最終戦になる。前節は相模原を1-0で下してアウェイ初勝利を挙げ、2試合連続の完封勝利。第8節・山口戦、第9節・町田戦をいずれも後半アディショナルタイムの失点で落とした悔しさをばねにした。5連戦を同じスタメンで戦ったことが示すように、タフで成熟度の高いチームだ。昨季は9位だったが、3年目を迎えた薩川了洋監督のもとで上位進出を狙っており、連勝でカターレ戦へのモチベーションも上がっていることだろう。熊本などで活躍した33歳のFW中山悟志がチームを引っ張っており、彼のポストプレーやボールキープからの連動が攻撃の主要なパターンになっている。
カターレにとって気掛かりなのは最高気温30度と予想されている試合当日17日の天候だ。15日に富山市は最高気温31.2度を記録した。連休中から北陸でも気温の高い日が続き、選手たちの暑さへの順応は例年よりも進んでいると思われるが、沖縄はすでに夏の空気に包まれている(5月9日が梅雨入りの平年値だが、今年は遅れている)。15日の富山市の湿度は40%前後だったが、同日の那覇市は最高気温こそ29.7度だったが湿度は70%前後もあった。気温と湿度などから算出する「暑さ指数」で比較すると後者のほうが上になる。
琉球は今季これまでホームで3勝1分1敗と好成績を収めている。本州との気候の違いがアウェイチームのパフォーマンスに影響を与えている可能性は否定できない。しかし、岸野靖之監督は「こういう条件を克服するためにシーズン前からトレーニングをしてきた。ここで走れないなら、さらに暑くなる夏を乗り越えられない」と話し、選手を信じてピッチに送り出す。上位進出に向けて再び真価の問われる戦いになる。
FC琉球は2003年に発足し、沖縄県3部からスタート。05年に全国地域リーグ決勝大会で優勝して翌年からJFLで戦い、元日本代表監督のトルシエ氏が一時総監督を務めて話題を集めたこともある。沖縄の地域性を踏まえたクラブとしての目標「7つの誓い」を掲げ、平和の象徴としてのスポーツ文化の普及をそのひとつに挙げている。
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- カテゴリ:第12節△0-0琉球