【第15節vs盛岡プレビュー】複数得点を期待。発展途上の勢い示せ
- 2018/06/22
- 18:19
12位の盛岡とぶつかる。14位のカターレは勝点1差で追っており、勝てば順位が入れ替わる。1巡目の対戦は今節を含めて残り3試合。次節の群馬、その次の長野との対戦に弾みをつける白星がほしい。
安達亮監督が就任して約1カ月半、今季の戦いがようやく軌道に乗った感がある。前節のYS横浜戦では退場で10人になった相手に2点差を追い付かれて3連勝は逃したが、監督交代後はまだ負けなし。上向きのベクトルを保ちながら、どこまでチームが良くなるか。今節もふたを開けるのが楽しみだ。
前節は試合がなく、2週間じっくりとトレーニングを積んだ。安達監督は「これまでと同様に、攻撃ではコンビネーションの質の向上、守備ではボールを奪い切ることを目指してやってきた」と話す。戦術が徐々に浸透し、攻守にわたり意図したかたちが出てきているが、「ラストパスやシュート、ボールを奪ってパスをして攻撃につなげるところなど、あと一歩が足りない」と言う。今節は練習した成果を発揮して“狙い通り”のシーンを数多く出現させたい。
近3試合はいずれも複数のゴールを挙げて計8得点をマークしている。09年のJリーグ昇格後に3試合連続して複数得点を記録したのは今回を含めて過去3度(16年のJ3第3・4・6節と同年の第5・21・22節)あるが、まだ4試合連続はない。クラブ記録を更新してチームの成長を示してほしい。そうなれば勝つ確率もぐっと高まる。
今週、長崎から木村裕と吉岡雅和が育成型期限付き移籍で加わった。とも攻撃的なMFでJ2での試合経験も豊富な実力者だ。安達監督は「2人の加入によってチーム内での競争は激しくなる。アタッカーとして、試合に出て、得点に絡む仕事をしてほしい」と話している。
対する盛岡はカターレと同じく4連敗後に2勝1分けと調子を上げつつある。前節は監督交代後の初戦だった長野を3-0で下し、今季初の2連勝を飾った。4バックから3バック(3-4-2-1)へのフォーメーション変更が良いきっかけとなり、3試合連続して無失点に抑えている。
昨季の7月から半年間、盛岡でプレーしたMF差波優人は「(盛岡が勝てるようになったのは)気持ちを一つにして戦っているから。試合映像は見ているが、プレーから気迫が伝わってくる。(GKでチームリーダーの)土井康平さんが大けがをして離脱したことも(チームが団結する)きっかけになっているのだと思う。手ごわい相手だし、難しいゲームになる」と話した。
菊池利三監督が就任した昨季は、前年の神川明彦監督のもとで展開したパスサッカーを生かしながらチームづくりを進めていた印象。2年目の今季は、ロングボールも交えて早めに前線にボールを入れ、攻守にわたり前掛かりに押してくる。トップで起用されている大型FW宮市剛が献身的にハードワークし、同じく身長189㎝と大柄でテクニックもあるレフティーの谷村憲一、岐阜経済大卒のルーキーで2試合連続得点と勢いを感じさせる谷口海斗が2列目から彼をサポートしている。この3人の働きが今節もカギになるだろう。
カターレの盛岡との対戦成績は通算3勝2分2敗。2敗は16年と17年の後半戦にホームで喫したもので、昇格争いにも影響を与えた痛い黒星だった。盛岡は今季まだアウェイで白星がなく、「今節こそ」と燃えているはず。ひるまずに挑まなければならないだろう。
※今節は盛岡から名物「福田パン」などの販売があります。
グルージャのマスコット「キズール」のグッズも販売されるそうです。
https://twitter.com/grulla_staff/status/1008965044544069632
安達亮監督が就任して約1カ月半、今季の戦いがようやく軌道に乗った感がある。前節のYS横浜戦では退場で10人になった相手に2点差を追い付かれて3連勝は逃したが、監督交代後はまだ負けなし。上向きのベクトルを保ちながら、どこまでチームが良くなるか。今節もふたを開けるのが楽しみだ。
前節は試合がなく、2週間じっくりとトレーニングを積んだ。安達監督は「これまでと同様に、攻撃ではコンビネーションの質の向上、守備ではボールを奪い切ることを目指してやってきた」と話す。戦術が徐々に浸透し、攻守にわたり意図したかたちが出てきているが、「ラストパスやシュート、ボールを奪ってパスをして攻撃につなげるところなど、あと一歩が足りない」と言う。今節は練習した成果を発揮して“狙い通り”のシーンを数多く出現させたい。
近3試合はいずれも複数のゴールを挙げて計8得点をマークしている。09年のJリーグ昇格後に3試合連続して複数得点を記録したのは今回を含めて過去3度(16年のJ3第3・4・6節と同年の第5・21・22節)あるが、まだ4試合連続はない。クラブ記録を更新してチームの成長を示してほしい。そうなれば勝つ確率もぐっと高まる。
今週、長崎から木村裕と吉岡雅和が育成型期限付き移籍で加わった。とも攻撃的なMFでJ2での試合経験も豊富な実力者だ。安達監督は「2人の加入によってチーム内での競争は激しくなる。アタッカーとして、試合に出て、得点に絡む仕事をしてほしい」と話している。
対する盛岡はカターレと同じく4連敗後に2勝1分けと調子を上げつつある。前節は監督交代後の初戦だった長野を3-0で下し、今季初の2連勝を飾った。4バックから3バック(3-4-2-1)へのフォーメーション変更が良いきっかけとなり、3試合連続して無失点に抑えている。
昨季の7月から半年間、盛岡でプレーしたMF差波優人は「(盛岡が勝てるようになったのは)気持ちを一つにして戦っているから。試合映像は見ているが、プレーから気迫が伝わってくる。(GKでチームリーダーの)土井康平さんが大けがをして離脱したことも(チームが団結する)きっかけになっているのだと思う。手ごわい相手だし、難しいゲームになる」と話した。
菊池利三監督が就任した昨季は、前年の神川明彦監督のもとで展開したパスサッカーを生かしながらチームづくりを進めていた印象。2年目の今季は、ロングボールも交えて早めに前線にボールを入れ、攻守にわたり前掛かりに押してくる。トップで起用されている大型FW宮市剛が献身的にハードワークし、同じく身長189㎝と大柄でテクニックもあるレフティーの谷村憲一、岐阜経済大卒のルーキーで2試合連続得点と勢いを感じさせる谷口海斗が2列目から彼をサポートしている。この3人の働きが今節もカギになるだろう。
カターレの盛岡との対戦成績は通算3勝2分2敗。2敗は16年と17年の後半戦にホームで喫したもので、昇格争いにも影響を与えた痛い黒星だった。盛岡は今季まだアウェイで白星がなく、「今節こそ」と燃えているはず。ひるまずに挑まなければならないだろう。
※今節は盛岡から名物「福田パン」などの販売があります。
グルージャのマスコット「キズール」のグッズも販売されるそうです。
https://twitter.com/grulla_staff/status/1008965044544069632
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