第11節 富山×J-22 マッチレポート■3年半ぶりの逆転勝ちで5連戦を締める
- 2015/05/11
- 09:24
【第11節 富山2―1J-22 ▽得点者:前半3分・石毛(J)、同26分・苔口(富)、後半11分・國吉(富)】
カターレが2011年11月16日の第36節・愛媛戦以来の逆転勝ち。2012年第32―34節以来となるクラブ記録タイの3連勝で7位に浮上した。3連勝は09年の2度を含めて4度目。
カターレは開始直後に攻め込んだが、逆に切り返されて3分に先制点を許した。J-22はFW柳下大樹(松本)がボランチの石毛秀樹(清水)からの浮き球を受けて左からドリブルで運びセンタリング、走り込んだ石毛がライナー性のミドルシュートをゴール左に突き刺した。急いで戻った相手DFの手前にできたスペースからミドルを狙う攻めは型通り。シュートの鮮やかさはもちろん、起点となるパスの正確さ、ドリブルのスピードなどJ-22の能力の高さをいきなり見せつけられた。
追うカターレは球際で強さをみせ、ボールを奪うとサイドの裏のスペースを使って数多くチャンスをつくった。12分にFW苔口卓也がペナルティーエリア内に持ち込んでセンタリングするが味方に合わず得点機を逸した。同点に追い付いたのは26分。MF大西容平が左サイドから裏を狙ったロングパスで苔口が抜け出し、GKより先に触って流し込んだ。
勢いに乗って勝ち越しを目指すが、ラストパスの精度を欠いたり、ゴール前で味方同士の呼吸が合わなかったりする場面が目立った。この傾向は試合終了まで続き、スタンドの歓声が何度もため息に変わった。連勝を伸ばすために次節以降の改善が望まれる。
後半はカターレが攻勢を強めた。右サイドに投入したMF木本敬介のスピードやFW中西倫也の高さを生かし、J-22に圧力をかける。同11分、ロングボールに中西が競って得たゴール正面のFKをMF國吉貴博が直接ゴールに蹴り込んで逆転に成功した。17分には右サイドでショートパスをつなぎながら、裏に中西を走らせて一気にスピードアップする緩急の効いたチャンスメークもあった。追加点こそ奪えなかったが好機を次々とつくり、カウンターの応酬となった終盤もしっかり帰陣。5連戦の最後までハードワークし、トレーニングの成果を示した。
岸野靖之監督は選手に「ええかっこしいはいらないと。(格好よくみせようとするのではなく)J-22のやりたいことを抑えるには、どれだけボールに寄せられるか、しつこくやれるか次第だ」と話していた。随所にテクニックを披露する相手に対してもむきにならず、勝つためのプレーを全員でやり切ったといえよう。
J3は3回戦総当たりで、1巡目の対戦は残り2試合。カターレはアウェイでの次節が琉球、ホームでの第13節が福島と骨っぽい相手を残しており、チーム力が問われる戦いが続く。
カターレが2011年11月16日の第36節・愛媛戦以来の逆転勝ち。2012年第32―34節以来となるクラブ記録タイの3連勝で7位に浮上した。3連勝は09年の2度を含めて4度目。
カターレは開始直後に攻め込んだが、逆に切り返されて3分に先制点を許した。J-22はFW柳下大樹(松本)がボランチの石毛秀樹(清水)からの浮き球を受けて左からドリブルで運びセンタリング、走り込んだ石毛がライナー性のミドルシュートをゴール左に突き刺した。急いで戻った相手DFの手前にできたスペースからミドルを狙う攻めは型通り。シュートの鮮やかさはもちろん、起点となるパスの正確さ、ドリブルのスピードなどJ-22の能力の高さをいきなり見せつけられた。
追うカターレは球際で強さをみせ、ボールを奪うとサイドの裏のスペースを使って数多くチャンスをつくった。12分にFW苔口卓也がペナルティーエリア内に持ち込んでセンタリングするが味方に合わず得点機を逸した。同点に追い付いたのは26分。MF大西容平が左サイドから裏を狙ったロングパスで苔口が抜け出し、GKより先に触って流し込んだ。
勢いに乗って勝ち越しを目指すが、ラストパスの精度を欠いたり、ゴール前で味方同士の呼吸が合わなかったりする場面が目立った。この傾向は試合終了まで続き、スタンドの歓声が何度もため息に変わった。連勝を伸ばすために次節以降の改善が望まれる。
後半はカターレが攻勢を強めた。右サイドに投入したMF木本敬介のスピードやFW中西倫也の高さを生かし、J-22に圧力をかける。同11分、ロングボールに中西が競って得たゴール正面のFKをMF國吉貴博が直接ゴールに蹴り込んで逆転に成功した。17分には右サイドでショートパスをつなぎながら、裏に中西を走らせて一気にスピードアップする緩急の効いたチャンスメークもあった。追加点こそ奪えなかったが好機を次々とつくり、カウンターの応酬となった終盤もしっかり帰陣。5連戦の最後までハードワークし、トレーニングの成果を示した。
岸野靖之監督は選手に「ええかっこしいはいらないと。(格好よくみせようとするのではなく)J-22のやりたいことを抑えるには、どれだけボールに寄せられるか、しつこくやれるか次第だ」と話していた。随所にテクニックを披露する相手に対してもむきにならず、勝つためのプレーを全員でやり切ったといえよう。
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- テーマ:Jリーグ
- ジャンル:スポーツ
- カテゴリ:第11節○2-1J-22