第13節 富山×YS横浜 マッチレポート■10人の反撃に遭い勝ち損ねる
- 2018/06/10
- 12:04
【第13節 富山2―2YS横浜 ▽得点者:前半5分・遠藤(富)、後半6分・前嶋(富)、同22分・奥田(Y)、同31分・小澤(Y)】
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
2点リードし、相手は退場で10人。3連勝のお膳立ては整っていたが、追い付かれて引き分けに終わった。たら、れば、はいくつもあるが、これが現実。
安達亮監督は「3点目が入ればゲームは決まっただろうが、入りそうで入らなかったシーンが2度ほど続いた時に、『これはいかんな』と思った。選手たちも同じように感じていたと思うが、状況を変えられないのが力のなさ。成長していかなければならない」と話した。次節は試合がない。悔しさをバネに2週間後の第15節・盛岡戦に備えてほしい。
両チームとも3連戦で、天皇杯2回戦から中2日でのゲームだった。3試合連続の先発出場はカターレが5人、YS横浜は8人。ともにパスをつないで攻めようとしたが、疲れの影響もあってかミスが多かった。その中でも互いにゴールを目指す姿勢を強くもっていたことで計4ゴールが生まれた。
カターレは5分、大きなサイドチェンジを受けたMF新井瑞希がペナルティーエリア左で相手選手2人をかわしてマイナス方向のクロスを送り、リーグ戦3試合ぶり出場のFW遠藤敬佑がきっちり合わせて先制点を挙げた。
YS横浜もすぐに反撃し、前半だけで3度の決定機を創出。10分にMF三沢直人が抜け出してGKと1対1になったが、戻ってきたDF今瀬淳也がスライディングでシュートを許さない。17分にはMF奥田晃也が独力で持ち込んで決定機をつくるがシュートがわずかに左へ外れた。44分にはMF吉田明生の斜めのスルーパスに左から走り込んだFW北脇健慈が好機を迎えるがシュートはGKの正面だった。
前半終了間際にYS横浜はボランチの土館賢人が2枚目のイエローカードをもらい退場。ハーフタイムが明けると数的優位に立ったカターレが押し込んだ。後半6分、MF差波優人が、左の大外から裏へ走り込んだMF前嶋洋太に右サイドからフィードを合わせて追加点をアシスト。前嶋はJリーグ初得点をマークした。
2-0になり、安達監督は前線の運動量を維持するため、佐々木陽次を同7分に、進藤誠司を同12分に投入。ペースを落とさず3点目を目指し、次々と3度の決定機をつくったが決められなかった。守って速攻を狙う態勢ととったYS横浜が同22分に1点を返すとゲームに再び緊迫感が戻った。
その1点は中盤の競り合いからボールを拾って素早く展開、DF大泉和也が右サイドからDF裏へ浮き球のパスを送り、奥田がダイレクトに蹴り込んだもの。直後の同24分にカターレが再び決定機を逃すと、31分にYS横浜が同点ゴールを奪取。右サイドからペナルティーエリアに向かって送られたスローインを、DFを背負った選手がスルーするかたちで流し、そこに走り込んだ2人の連係で最後はMF小澤光がゴール左上にしっかり決めた。YS横浜の得点シーンはいずれも鮮やか。彼らの力を認めるべきだろう。
カターレは一時、圧倒的に優位な状況にあったが、イレギュラーな展開に対してうまくゲームを運ぶことができなかった。「1人多い状況を生かしたボールの動かし方もあったかもしれない。全体的にミスパスも多かった」と今瀬が振り返る。差波は「試合を決め切れず、1人少ない相手に勢いを出させてしまったのは間違いなく僕らの力不足。勝たなければいけない試合だった。負けよりもキツイ」と話した。チーム状態が上がるとともに、また新たな課題が突きつけられる一戦となった。
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
2点リードし、相手は退場で10人。3連勝のお膳立ては整っていたが、追い付かれて引き分けに終わった。たら、れば、はいくつもあるが、これが現実。
安達亮監督は「3点目が入ればゲームは決まっただろうが、入りそうで入らなかったシーンが2度ほど続いた時に、『これはいかんな』と思った。選手たちも同じように感じていたと思うが、状況を変えられないのが力のなさ。成長していかなければならない」と話した。次節は試合がない。悔しさをバネに2週間後の第15節・盛岡戦に備えてほしい。
両チームとも3連戦で、天皇杯2回戦から中2日でのゲームだった。3試合連続の先発出場はカターレが5人、YS横浜は8人。ともにパスをつないで攻めようとしたが、疲れの影響もあってかミスが多かった。その中でも互いにゴールを目指す姿勢を強くもっていたことで計4ゴールが生まれた。
カターレは5分、大きなサイドチェンジを受けたMF新井瑞希がペナルティーエリア左で相手選手2人をかわしてマイナス方向のクロスを送り、リーグ戦3試合ぶり出場のFW遠藤敬佑がきっちり合わせて先制点を挙げた。
YS横浜もすぐに反撃し、前半だけで3度の決定機を創出。10分にMF三沢直人が抜け出してGKと1対1になったが、戻ってきたDF今瀬淳也がスライディングでシュートを許さない。17分にはMF奥田晃也が独力で持ち込んで決定機をつくるがシュートがわずかに左へ外れた。44分にはMF吉田明生の斜めのスルーパスに左から走り込んだFW北脇健慈が好機を迎えるがシュートはGKの正面だった。
前半終了間際にYS横浜はボランチの土館賢人が2枚目のイエローカードをもらい退場。ハーフタイムが明けると数的優位に立ったカターレが押し込んだ。後半6分、MF差波優人が、左の大外から裏へ走り込んだMF前嶋洋太に右サイドからフィードを合わせて追加点をアシスト。前嶋はJリーグ初得点をマークした。
2-0になり、安達監督は前線の運動量を維持するため、佐々木陽次を同7分に、進藤誠司を同12分に投入。ペースを落とさず3点目を目指し、次々と3度の決定機をつくったが決められなかった。守って速攻を狙う態勢ととったYS横浜が同22分に1点を返すとゲームに再び緊迫感が戻った。
その1点は中盤の競り合いからボールを拾って素早く展開、DF大泉和也が右サイドからDF裏へ浮き球のパスを送り、奥田がダイレクトに蹴り込んだもの。直後の同24分にカターレが再び決定機を逃すと、31分にYS横浜が同点ゴールを奪取。右サイドからペナルティーエリアに向かって送られたスローインを、DFを背負った選手がスルーするかたちで流し、そこに走り込んだ2人の連係で最後はMF小澤光がゴール左上にしっかり決めた。YS横浜の得点シーンはいずれも鮮やか。彼らの力を認めるべきだろう。
カターレは一時、圧倒的に優位な状況にあったが、イレギュラーな展開に対してうまくゲームを運ぶことができなかった。「1人多い状況を生かしたボールの動かし方もあったかもしれない。全体的にミスパスも多かった」と今瀬が振り返る。差波は「試合を決め切れず、1人少ない相手に勢いを出させてしまったのは間違いなく僕らの力不足。勝たなければいけない試合だった。負けよりもキツイ」と話した。チーム状態が上がるとともに、また新たな課題が突きつけられる一戦となった。
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