【第12節vs北九州プレビュー】起死回生の白星かけ激突
- 2018/06/01
- 19:04
今季初の2連勝を目指して北九州と対戦する。安達亮監督の就任から公式戦3連勝中。ここで強敵を下せば勢いがつく。
前節の勝利でようやく最下位を脱出した15位のカターレに対し、北九州も1分3敗の4戦勝ちなしで16位にもがいている。起死回生につながる1勝がほしいのはこちらも同じ。意地と意地とがぶつかり合う好ゲームが期待できそうだ。
先週の天皇杯1回戦は前節の鳥取戦からスタメンを8人も入れ替えて臨んだ。安達監督には実戦でのプレーを通じて選手の特徴を把握する狙いがあった。苦しみながら勝利というノルマも達成し、もくろみ通りに進んだといえる。これまでのテストを踏まえて今節の布陣がどうなるか注目だ。
これまでのゲームから、以前よりもボールを保持しながら攻めるスタイルが見えてきた。「ボールに触る機会が増えるとプレーのリズムもつかみやすい」と言う選手もおり、思い切りのよさ、奔放さが出始めて攻撃にはゴールを生む可能性が感じられる。半面でミスが多く、失点につながりかねないパスミスも散見される。移行期における選手間の意図のずれに加え、調子がまだ本物ではないのが原因だろう。北九州は超J3クラスのアタッカーをそろえており、1つのミスが命取りになりかねない。プレー精度がどこまで改善されているかは流れを引き寄せるうえでのポイントになる。
北九州は天皇杯予選で福岡大に1-1(PK8-9)で敗れたため先週は試合がなかった。前節のG大阪U-23戦は0-4で大敗してこれで公式戦5戦勝ちなし。今節は奮起が求められる。
今季から指揮を執る森下仁之監督は2012-16年に金沢を率いた。14年にJ3で優勝してJ2昇格を果たし、16年には富山県総合運動公園陸上競技場も会場になった入れ替え戦を制してJ2残留を置き土産にした。クラブの礎を築いた功労者だ。その実績と北九州の戦力を考えると、そろそろ巻き返しが始まってもおかしくない。
不振の原因は得点不足。総得点6はリーグ最少(カターレ13点)となっている。甲府や鹿島で活躍したダヴィ、札幌や京都に在籍した身長197㎝のフェホを開幕後に獲得してテコ入れした。今季はまだ3試合の出場だが、ミスターギラヴァンツともいえる33歳のFW池元友樹の勝負強さに期待を寄せている北九州サポーターも多いだろう。
12年にカターレに在籍したMF加藤弘堅が昨季に続いて中盤の底でかじ取り役を務める。前節は[3-5-2]のフォーメーションのアンカーでプレーした。11、12年にカターレでプレーしたDF福田俊介も前節に先発している。昨季はけがの影響などから7試合の出場にとどまり、カターレ戦には出場していない。カターレのクラブ史の中でも活躍が印象に残る選手のひとり。敵にまわすと怖い存在だ。
前節の勝利でようやく最下位を脱出した15位のカターレに対し、北九州も1分3敗の4戦勝ちなしで16位にもがいている。起死回生につながる1勝がほしいのはこちらも同じ。意地と意地とがぶつかり合う好ゲームが期待できそうだ。
先週の天皇杯1回戦は前節の鳥取戦からスタメンを8人も入れ替えて臨んだ。安達監督には実戦でのプレーを通じて選手の特徴を把握する狙いがあった。苦しみながら勝利というノルマも達成し、もくろみ通りに進んだといえる。これまでのテストを踏まえて今節の布陣がどうなるか注目だ。
これまでのゲームから、以前よりもボールを保持しながら攻めるスタイルが見えてきた。「ボールに触る機会が増えるとプレーのリズムもつかみやすい」と言う選手もおり、思い切りのよさ、奔放さが出始めて攻撃にはゴールを生む可能性が感じられる。半面でミスが多く、失点につながりかねないパスミスも散見される。移行期における選手間の意図のずれに加え、調子がまだ本物ではないのが原因だろう。北九州は超J3クラスのアタッカーをそろえており、1つのミスが命取りになりかねない。プレー精度がどこまで改善されているかは流れを引き寄せるうえでのポイントになる。
北九州は天皇杯予選で福岡大に1-1(PK8-9)で敗れたため先週は試合がなかった。前節のG大阪U-23戦は0-4で大敗してこれで公式戦5戦勝ちなし。今節は奮起が求められる。
今季から指揮を執る森下仁之監督は2012-16年に金沢を率いた。14年にJ3で優勝してJ2昇格を果たし、16年には富山県総合運動公園陸上競技場も会場になった入れ替え戦を制してJ2残留を置き土産にした。クラブの礎を築いた功労者だ。その実績と北九州の戦力を考えると、そろそろ巻き返しが始まってもおかしくない。
不振の原因は得点不足。総得点6はリーグ最少(カターレ13点)となっている。甲府や鹿島で活躍したダヴィ、札幌や京都に在籍した身長197㎝のフェホを開幕後に獲得してテコ入れした。今季はまだ3試合の出場だが、ミスターギラヴァンツともいえる33歳のFW池元友樹の勝負強さに期待を寄せている北九州サポーターも多いだろう。
12年にカターレに在籍したMF加藤弘堅が昨季に続いて中盤の底でかじ取り役を務める。前節は[3-5-2]のフォーメーションのアンカーでプレーした。11、12年にカターレでプレーしたDF福田俊介も前節に先発している。昨季はけがの影響などから7試合の出場にとどまり、カターレ戦には出場していない。カターレのクラブ史の中でも活躍が印象に残る選手のひとり。敵にまわすと怖い存在だ。
- 関連記事
-
- 第12節 富山×北九州 北九州・森下仁之監督の会見コメント
- 第12節 富山×北九州 富山・安達亮監督の会見コメント★質疑内容を追加
- 【第12節vs北九州プレビュー】起死回生の白星かけ激突
- 天皇杯1回戦 富山×おこしやす京都 マッチレポート
- 天皇杯1回戦 富山×おこしやす京都 試合後の選手コメント