県選手権決勝 カターレ×新庄 マッチレポート■若手が躍動。安達体制の初戦飾る
- 2018/05/13
- 17:51
【県選手権決勝 カターレ5―0新庄 ▽得点者:前半12分・前嶋、同36分・前嶋、後半16分・川上、同19分・川上、同26分・才藤(以上カ)】
※動画ニュース(NHK富山のサイト)
早めに先制点を奪い、その後も着実に加点して快勝。安達亮監督のもと4日目の初戦で上々のスタートを切った。県代表として天皇杯に出場する。1回戦は5月27日13時から高岡スポーツコアであり、昨年も対戦した京都府代表で関西リーグの「おこしやす京都AC(前アミティエSC京都)」とぶつかる。
注目されたスタメンは先週のJ3第10節・鹿児島戦から6人が入れ替わり、GK太田岳志が移籍後の公式戦初先発を果たした。フォーメーションは[3-4-2-1]で変わらなかったが、MF佐々木陽次がボランチで起用された。
開始からボールを保持して攻め、新庄は[4-4-2]の守備ブロックをつくって対応。カターレの出足と技術がまさって、新庄にカウンターアタックの機会をあまり与えずに一方的な展開になった。
ウイングバック(WB)にシャドウストライカーが絡むサイド攻撃から得点が生まれる。前半12分、左WB佐藤和樹のアーリークロスのこぼれ球を拾ったMF新井瑞希がシュートし、GKが弾いたボールを右WB前嶋洋太が押し込んで先制。同36分には左サイドで新井を追い越してパスをもらった佐藤がクロスを入れ、前嶋が右足で合わせてリードを広げた。
サイドを起点とする攻撃はこれまで通り。WBに中央に入り込むプレーも好む佐藤と前嶋が起用されたことで変化が生まれ、ツーシャドウの新井と川上エドオジョン智慧との連係もスムーズだった。新井と川上が中盤に下りてボールを受ける機会や、WBを追い越す動きが増えた印象。早いタイミングで相手DF裏にグラウンダーで送るクロスが目立ち、それに飛び込んでいく味方にも勢いが感じられた。
カターレは後半も16分に速攻からFW才藤龍治のクロスに川上が飛び込み3点目。同19分には佐々木陽が攻撃参加してラストパスを送り再び川上が決める。同26分には新井のクロスを才藤が頭で押し込み5点目を挙げた。
新庄は前半、自陣で我慢をしいられる時間が続いたが、ボールを奪うと素早く攻め、遠めからも積極的にシュートを狙った。先制された直後の同13分にはMF平原隼也のミドルシュートが際どくゴールを襲った。
後半も左サイドハーフ竹澤昂樹を起点とした大きな展開や、彼がキッカーを務めるセットプレーからゴールを目指した。終了直前にはカターレのバックパス処理のミスを突き、FW宮越竜大が得点チャンスをつくったがシュートはわずかに右に外れた。
カターレは今回、攻撃の時間が長く、先制点も早い時間帯に挙がったことで、若手を中心とする選手が伸び伸びと力を発揮した。守備については無失点で抑えたものの評価は待たねばならないだろう。次戦は5月19日にアウェイで行われるJ3第11節・鳥取戦。安達監督のもとでの攻守の方向付けと改革に改めて注目だ。
※川上、前嶋、佐藤の3選手の試合後談話がクラブ公式サイトに掲載されています。
※動画ニュース(NHK富山のサイト)
早めに先制点を奪い、その後も着実に加点して快勝。安達亮監督のもと4日目の初戦で上々のスタートを切った。県代表として天皇杯に出場する。1回戦は5月27日13時から高岡スポーツコアであり、昨年も対戦した京都府代表で関西リーグの「おこしやす京都AC(前アミティエSC京都)」とぶつかる。
注目されたスタメンは先週のJ3第10節・鹿児島戦から6人が入れ替わり、GK太田岳志が移籍後の公式戦初先発を果たした。フォーメーションは[3-4-2-1]で変わらなかったが、MF佐々木陽次がボランチで起用された。
開始からボールを保持して攻め、新庄は[4-4-2]の守備ブロックをつくって対応。カターレの出足と技術がまさって、新庄にカウンターアタックの機会をあまり与えずに一方的な展開になった。
ウイングバック(WB)にシャドウストライカーが絡むサイド攻撃から得点が生まれる。前半12分、左WB佐藤和樹のアーリークロスのこぼれ球を拾ったMF新井瑞希がシュートし、GKが弾いたボールを右WB前嶋洋太が押し込んで先制。同36分には左サイドで新井を追い越してパスをもらった佐藤がクロスを入れ、前嶋が右足で合わせてリードを広げた。
サイドを起点とする攻撃はこれまで通り。WBに中央に入り込むプレーも好む佐藤と前嶋が起用されたことで変化が生まれ、ツーシャドウの新井と川上エドオジョン智慧との連係もスムーズだった。新井と川上が中盤に下りてボールを受ける機会や、WBを追い越す動きが増えた印象。早いタイミングで相手DF裏にグラウンダーで送るクロスが目立ち、それに飛び込んでいく味方にも勢いが感じられた。
カターレは後半も16分に速攻からFW才藤龍治のクロスに川上が飛び込み3点目。同19分には佐々木陽が攻撃参加してラストパスを送り再び川上が決める。同26分には新井のクロスを才藤が頭で押し込み5点目を挙げた。
新庄は前半、自陣で我慢をしいられる時間が続いたが、ボールを奪うと素早く攻め、遠めからも積極的にシュートを狙った。先制された直後の同13分にはMF平原隼也のミドルシュートが際どくゴールを襲った。
後半も左サイドハーフ竹澤昂樹を起点とした大きな展開や、彼がキッカーを務めるセットプレーからゴールを目指した。終了直前にはカターレのバックパス処理のミスを突き、FW宮越竜大が得点チャンスをつくったがシュートはわずかに右に外れた。
カターレは今回、攻撃の時間が長く、先制点も早い時間帯に挙がったことで、若手を中心とする選手が伸び伸びと力を発揮した。守備については無失点で抑えたものの評価は待たねばならないだろう。次戦は5月19日にアウェイで行われるJ3第11節・鳥取戦。安達監督のもとでの攻守の方向付けと改革に改めて注目だ。
※川上、前嶋、佐藤の3選手の試合後談話がクラブ公式サイトに掲載されています。
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