第10節 富山×鹿児島 マッチレポート■攻め切れず4連敗
- 2018/05/07
- 11:21
【第10節 富山0―2鹿児島 ▽得点者:前半34分・川森(鹿)、後半45+3分・吉井(鹿)】
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
前半に主導権を握った鹿児島がセットプレーから先制する。カターレは後半に持ち直して攻勢をかけたが得点を奪えず、最後は突き放されて4連敗となった。いくつかターニングポイントがあった接戦だったが、形勢をひっくり返すだけのパワーを発揮できなかった。
気温も暑さを感じる26.6度まで上がり、3連戦の最終ゲームらしく互いに無理をしないスローテンポな立ち上がり。コンパクトな守備陣形をつくり、攻撃時は後方でパスを回しながらにらみ合った。
しかし15分を過ぎたあたりから鹿児島がポゼッション率を高め、多彩な攻撃でチャンスをつくるようになった。16分にMF五領淳樹がFW萱沼優聖とのワンツーで左サイドを突破してクロスにFW川森有真が飛び込む。28分にはMF中原秀人の裏へのパスで川森が抜けてゴールに迫った。30分には左サイドバック藤澤典隆のクロスがニアポストにぶつかり、さらにDFに当たってゴール方向に転がる場面があった。
流れを引き寄せた鹿児島に順当に先制点が入った。左CKからDF田中秀人が頭で折り返し、川森が押し込んだ。今季のカターレはCKに対してゾーンディフェンスで守っている。ゾーンの外から折り返されると、セカンドボールへの反応も遅く、川森にフリーで決められてしまった。
カターレは相手にボールを保持される展開を想定していたとはいえ、ボールを奪ってカウンターに持ち込む機会があまりに少なく、対応がうまくいっていたとはいえないようだ。25分に中盤でのボール奪取から素早く攻め、MF差波優人のクロスをFW遠藤敬佑、MF進藤誠司とヘディングでつなぎゴールネットを揺らしたがオフサイド。前半はシュート0本に終わった。
しかし後半はカターレが反撃に転じる。ツーシャドウを才藤龍治と新井瑞希に変え、MF川上エドオジョン智慧を右ウイングバックに下げた布陣変更が当たった。前線の運動量が上がり、川上が右サイドで仕掛けて攻撃の突破口に。サイドチェンジで左からクロスが入るようになる。セカンドボールも回収して押し込み、CKやロングスローからも得点をうかがった。
同15分に川上が新井とのワンツーから右サイドをえぐる。直後に中央からMF進藤誠司がミドルシュートを放ち、同21分には左からのクロスのこぼれ球を新井がフリーで狙ったがシュートは大きく上に外れた。同41分には新井の左からのクロスに大外から川上が飛び込みヘディングシュートを放ったが決まらない。アディショナルタイムにもCKにDFルーカス・ダウベルマンが頭で合わせたが左に外れた。
後半は苦しい時間帯が続いた鹿児島は最後に追加点を挙げて勝利を飾った。熊本でも活躍した32歳のボランチ吉井孝輔がこぼれ球を拾って攻め上がり萱沼に預ける。ランニングの勢いを緩めずに味方を追い越していったところにリターンのスルーパスが来て流し込んだ。我慢の末に追加点まで奪って勝ち切り、ゲーム運びの点からもチームの成長を感じさせる勝利だった。
J3は来週、試合がない。カターレは天皇杯の県代表決定戦で北信越リーグの新庄クラブと対戦する(13日13時から県総合運動公園陸上競技場)。昨年は4月9日に代表決定戦、同23日に本戦1回戦があり、これを境にチーム状態が上向いた。今年も立て直しのきっかけにしなければならない。
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
前半に主導権を握った鹿児島がセットプレーから先制する。カターレは後半に持ち直して攻勢をかけたが得点を奪えず、最後は突き放されて4連敗となった。いくつかターニングポイントがあった接戦だったが、形勢をひっくり返すだけのパワーを発揮できなかった。
気温も暑さを感じる26.6度まで上がり、3連戦の最終ゲームらしく互いに無理をしないスローテンポな立ち上がり。コンパクトな守備陣形をつくり、攻撃時は後方でパスを回しながらにらみ合った。
しかし15分を過ぎたあたりから鹿児島がポゼッション率を高め、多彩な攻撃でチャンスをつくるようになった。16分にMF五領淳樹がFW萱沼優聖とのワンツーで左サイドを突破してクロスにFW川森有真が飛び込む。28分にはMF中原秀人の裏へのパスで川森が抜けてゴールに迫った。30分には左サイドバック藤澤典隆のクロスがニアポストにぶつかり、さらにDFに当たってゴール方向に転がる場面があった。
流れを引き寄せた鹿児島に順当に先制点が入った。左CKからDF田中秀人が頭で折り返し、川森が押し込んだ。今季のカターレはCKに対してゾーンディフェンスで守っている。ゾーンの外から折り返されると、セカンドボールへの反応も遅く、川森にフリーで決められてしまった。
カターレは相手にボールを保持される展開を想定していたとはいえ、ボールを奪ってカウンターに持ち込む機会があまりに少なく、対応がうまくいっていたとはいえないようだ。25分に中盤でのボール奪取から素早く攻め、MF差波優人のクロスをFW遠藤敬佑、MF進藤誠司とヘディングでつなぎゴールネットを揺らしたがオフサイド。前半はシュート0本に終わった。
しかし後半はカターレが反撃に転じる。ツーシャドウを才藤龍治と新井瑞希に変え、MF川上エドオジョン智慧を右ウイングバックに下げた布陣変更が当たった。前線の運動量が上がり、川上が右サイドで仕掛けて攻撃の突破口に。サイドチェンジで左からクロスが入るようになる。セカンドボールも回収して押し込み、CKやロングスローからも得点をうかがった。
同15分に川上が新井とのワンツーから右サイドをえぐる。直後に中央からMF進藤誠司がミドルシュートを放ち、同21分には左からのクロスのこぼれ球を新井がフリーで狙ったがシュートは大きく上に外れた。同41分には新井の左からのクロスに大外から川上が飛び込みヘディングシュートを放ったが決まらない。アディショナルタイムにもCKにDFルーカス・ダウベルマンが頭で合わせたが左に外れた。
後半は苦しい時間帯が続いた鹿児島は最後に追加点を挙げて勝利を飾った。熊本でも活躍した32歳のボランチ吉井孝輔がこぼれ球を拾って攻め上がり萱沼に預ける。ランニングの勢いを緩めずに味方を追い越していったところにリターンのスルーパスが来て流し込んだ。我慢の末に追加点まで奪って勝ち切り、ゲーム運びの点からもチームの成長を感じさせる勝利だった。
J3は来週、試合がない。カターレは天皇杯の県代表決定戦で北信越リーグの新庄クラブと対戦する(13日13時から県総合運動公園陸上競技場)。昨年は4月9日に代表決定戦、同23日に本戦1回戦があり、これを境にチーム状態が上向いた。今年も立て直しのきっかけにしなければならない。
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