【第10節vs鹿児島プレビュー】GW最終決戦
- 2018/05/04
- 16:58
最下位の17位に後退して3連戦の最終ゲームを迎える。対戦するのは三浦泰年監督が率いる6位の鹿児島。現在4戦負けなし(3勝1分)で、この間に10得点をたたき出している。連敗のショックを引きずっていて勝てるような相手ではない。結果を恐れず、一致団結して力を出し切らなければならない。
前節の福島戦の中継映像からは「どんな時も、心ひとつに。おれたちは歌う、富山の歌を」との声援が絶え間なく聞こえてきた。苦しい時にもチームに心を寄せる人々がいる。逆境に立ち向かう勇気をピッチで示したい。
福島戦は堅守速攻のスタイルでハードワークを徹底し、約7割方相手コートでプレーした。15本のシュートを放ち、セットプレーによる攻撃回数も多かった。ゴールを奪えなかったことが悔やまれる。終了間際、相手FKからの一発に沈んだ。ゲーム内容と結果が釣り合わない、勝負の厳しさを思い知らされる1敗だった。
DFルーカス・ダウベルマンが3バックの中央で初先発し、MF椎名伸志がボランチに、MF才藤龍治がウイングバックに入る布陣は十分に及第点。中2日となる今節はさらなるメンバー変更があり得る。
鹿児島は福島と同様にパスをつなぐタイプ。前節はこちらの圧力がまさってパスワークを寸断することに成功したが、今回はどうか。連戦3試合目の疲れが蓄積しているのに加え、鹿児島は後ろでのパス回しが巧み。守備ブロックをつくって我慢を強いられる展開も考えられる。粘り強さと、集中力の持続がカギになる。福島戦のように、良い守りから素早く攻める好循環をつくりだしていきたい。
鹿児島は三浦体制2年目を迎えてパスサッカーに磨きがかかってきた。カターレを指揮した2016年はチャンスをつくるものの得点が伸び悩み、監督自身も「(目指していた)『攻撃的』と言えるまでには至らなかった」と述べたが、今季の鹿児島は指揮官の理想像に近づいているのではなかろうか。2年連続J3得点王のFW藤本憲明が大分に移籍した穴を組織力の向上でしっかり埋めている。
組み立ての際のパスワークにスピード感があり、方向性も縦に比重がかかってきて、ゴールに迫る鋭さを感じる。前節は長野に追い付かれ、2-2の引き分けで4連勝を逃したが、先制点を奪われながらも一時は逆転した。
キーマンはMF五領淳樹。エネルギッシュに前線の広範囲を駆けまわり、チャンスメークとフィニッシュワークのどちらにも関与する。FW川森有真の裏への抜け出しも脅威。ブラジル人FWキリノも控えている。
カターレから今季移籍した2人も元気そうだ。DF平出涼は開幕からフル出場を継続中。FW苔口卓也とのスピード比べが楽しみ。
FW萱沼優聖は前節の長野戦で今季初出場・初先発を果たした。三浦監督はカターレ時代にもFC東京U-23戦で平出にキャプテンマークを託したのをはじめ、古巣相手に燃える選手の意気に期待することがあった。2試合連続の先発出場があり得る。
今節は富山テレビが生中継する。民放による地上波テレビ中継は同局による2014年のJ2第10節・松本戦以来で4年ぶり。その松本戦では中島翔哉、高准翼、苔口がゴールを挙げて3-2で勝ち、開幕からの未勝利をストップしている。今回もカターレの存在感を誇示するような好勝負を期待しよう。
前節の福島戦の中継映像からは「どんな時も、心ひとつに。おれたちは歌う、富山の歌を」との声援が絶え間なく聞こえてきた。苦しい時にもチームに心を寄せる人々がいる。逆境に立ち向かう勇気をピッチで示したい。
福島戦は堅守速攻のスタイルでハードワークを徹底し、約7割方相手コートでプレーした。15本のシュートを放ち、セットプレーによる攻撃回数も多かった。ゴールを奪えなかったことが悔やまれる。終了間際、相手FKからの一発に沈んだ。ゲーム内容と結果が釣り合わない、勝負の厳しさを思い知らされる1敗だった。
DFルーカス・ダウベルマンが3バックの中央で初先発し、MF椎名伸志がボランチに、MF才藤龍治がウイングバックに入る布陣は十分に及第点。中2日となる今節はさらなるメンバー変更があり得る。
鹿児島は福島と同様にパスをつなぐタイプ。前節はこちらの圧力がまさってパスワークを寸断することに成功したが、今回はどうか。連戦3試合目の疲れが蓄積しているのに加え、鹿児島は後ろでのパス回しが巧み。守備ブロックをつくって我慢を強いられる展開も考えられる。粘り強さと、集中力の持続がカギになる。福島戦のように、良い守りから素早く攻める好循環をつくりだしていきたい。
鹿児島は三浦体制2年目を迎えてパスサッカーに磨きがかかってきた。カターレを指揮した2016年はチャンスをつくるものの得点が伸び悩み、監督自身も「(目指していた)『攻撃的』と言えるまでには至らなかった」と述べたが、今季の鹿児島は指揮官の理想像に近づいているのではなかろうか。2年連続J3得点王のFW藤本憲明が大分に移籍した穴を組織力の向上でしっかり埋めている。
組み立ての際のパスワークにスピード感があり、方向性も縦に比重がかかってきて、ゴールに迫る鋭さを感じる。前節は長野に追い付かれ、2-2の引き分けで4連勝を逃したが、先制点を奪われながらも一時は逆転した。
キーマンはMF五領淳樹。エネルギッシュに前線の広範囲を駆けまわり、チャンスメークとフィニッシュワークのどちらにも関与する。FW川森有真の裏への抜け出しも脅威。ブラジル人FWキリノも控えている。
カターレから今季移籍した2人も元気そうだ。DF平出涼は開幕からフル出場を継続中。FW苔口卓也とのスピード比べが楽しみ。
FW萱沼優聖は前節の長野戦で今季初出場・初先発を果たした。三浦監督はカターレ時代にもFC東京U-23戦で平出にキャプテンマークを託したのをはじめ、古巣相手に燃える選手の意気に期待することがあった。2試合連続の先発出場があり得る。
今節は富山テレビが生中継する。民放による地上波テレビ中継は同局による2014年のJ2第10節・松本戦以来で4年ぶり。その松本戦では中島翔哉、高准翼、苔口がゴールを挙げて3-2で勝ち、開幕からの未勝利をストップしている。今回もカターレの存在感を誇示するような好勝負を期待しよう。