第8節 富山×秋田 マッチレポート■強襲にのまれ惨敗
- 2018/04/30
- 02:46
【第8節 富山1―4秋田 ▽得点者:前半15分・田中、同24分・久富、同35分・田中、同42分・田中(以上秋)、後半24分・OG(富)】
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
前半だけで4点を失う惨敗。ロングボールから球際の強さとコンビネーションで攻めてくる秋田を止めることができなかった。際立ったのは秋田の強さと、カターレのもろさ。負けを認めて出直すしかない。
立ち上がりから秋田に勢いがあった。カターレがキックオフしたボールをDFラインまで下げたところにFW田中智大が全力疾走で襲い掛かりフィードをブロックしたのは象徴的だった。5分には押し込んで、MF前山恭平のシュートがゴールのわずかに右を通過。各選手の動きにキレがあり、相手に脅威を与えた。
この流れのままに15分に先制点を挙げる。FKからのこぼれ球の行方を予測して少し離れた位置から走り込んだ田中が決めた。
24分にはゴールキックを起点にしてスリートップの連係で2点目を奪取。前山からの浮き球で裏に抜けたMF久富賢がGKと1対1になり、3試合連続となるゴールを流し込んだ。35分にもGKからのロングフィードでできた混戦に、後方からMF山田樹が飛び込み、さらに続いた田中がボールを持ち出して3点目。競り合いでの強さに加え、次の展開が見えているかのような迷いのない動きにカターレは翻弄された。フィジカル、戦術の両面で継続的に鍛錬してきた成果なのだろう。
42分にCKから田中が頭で押し込みハットトリックを達成。J3において今季1人目であり、自身初、クラブ初の快挙を前半だけで成し遂げた。
後半はカターレが反撃を試み、秋田は無難に守りを固めた。カターレはボールを保持する時間が長くなり、GK永井堅梧がハーフライン近くまで上がってビルドアップに参加。サイドからのクロスを中心に据えて得点を目指した。同24分にCKからのこぼれ球を拾ってFW苔口卓也がDF谷奥健四郎へ入れたボールがオウンゴールを誘って1点を返す。その後も、MF椎名伸志が右から股抜きで相手をかわしてゴールに迫り、MF新井瑞希は左からカットインして惜しいシュートを放つなどチャンスをつくったが、2点目は奪えなかった。
後半はゴール裏のカターレサポーターからのコールがやんだ。前半で大量失点したふがいなさに対する、選手への、あるいは指揮官への、あるいはクラブへの、抗議か、あるいは叱咤激励なのか。同30分を過ぎると、スタジアムの一部から少年たちの声で「カターレ富山」が連呼され、ほかの観客も手拍子で続いた。
今節が開幕から8試合目で、シーズン全32試合の4分の1を消化。一進一退の状況が続き、まだ浮上への道筋はついていない。転機とするべく次節のアウェイ福島戦(5月3日)に備える。
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
前半だけで4点を失う惨敗。ロングボールから球際の強さとコンビネーションで攻めてくる秋田を止めることができなかった。際立ったのは秋田の強さと、カターレのもろさ。負けを認めて出直すしかない。
立ち上がりから秋田に勢いがあった。カターレがキックオフしたボールをDFラインまで下げたところにFW田中智大が全力疾走で襲い掛かりフィードをブロックしたのは象徴的だった。5分には押し込んで、MF前山恭平のシュートがゴールのわずかに右を通過。各選手の動きにキレがあり、相手に脅威を与えた。
この流れのままに15分に先制点を挙げる。FKからのこぼれ球の行方を予測して少し離れた位置から走り込んだ田中が決めた。
24分にはゴールキックを起点にしてスリートップの連係で2点目を奪取。前山からの浮き球で裏に抜けたMF久富賢がGKと1対1になり、3試合連続となるゴールを流し込んだ。35分にもGKからのロングフィードでできた混戦に、後方からMF山田樹が飛び込み、さらに続いた田中がボールを持ち出して3点目。競り合いでの強さに加え、次の展開が見えているかのような迷いのない動きにカターレは翻弄された。フィジカル、戦術の両面で継続的に鍛錬してきた成果なのだろう。
42分にCKから田中が頭で押し込みハットトリックを達成。J3において今季1人目であり、自身初、クラブ初の快挙を前半だけで成し遂げた。
後半はカターレが反撃を試み、秋田は無難に守りを固めた。カターレはボールを保持する時間が長くなり、GK永井堅梧がハーフライン近くまで上がってビルドアップに参加。サイドからのクロスを中心に据えて得点を目指した。同24分にCKからのこぼれ球を拾ってFW苔口卓也がDF谷奥健四郎へ入れたボールがオウンゴールを誘って1点を返す。その後も、MF椎名伸志が右から股抜きで相手をかわしてゴールに迫り、MF新井瑞希は左からカットインして惜しいシュートを放つなどチャンスをつくったが、2点目は奪えなかった。
後半はゴール裏のカターレサポーターからのコールがやんだ。前半で大量失点したふがいなさに対する、選手への、あるいは指揮官への、あるいはクラブへの、抗議か、あるいは叱咤激励なのか。同30分を過ぎると、スタジアムの一部から少年たちの声で「カターレ富山」が連呼され、ほかの観客も手拍子で続いた。
今節が開幕から8試合目で、シーズン全32試合の4分の1を消化。一進一退の状況が続き、まだ浮上への道筋はついていない。転機とするべく次節のアウェイ福島戦(5月3日)に備える。
- 関連記事
-
- ■第9節・福島戦 終了間際に失点し3連敗
- 【第9節vs福島プレビュー】敵地連敗ストップへ。流れ引き寄せたい
- 第8節 富山×秋田 マッチレポート■強襲にのまれ惨敗
- 第8節 富山×秋田 試合後の選手コメント★追加しました
- 第8節 富山×秋田 秋田・杉山弘一監督の会見コメント★質疑内容を追加