第10節 富山×YS横浜 マッチレポート■今季初の複数得点で待望の連勝
- 2015/05/07
- 08:57
【第10節 富山2―0YS横浜 ▽得点者:前半7分・大西(富)、同42分・中西(富)】
カターレは2013年11月の第38-39節(水戸戦・東京V戦)以来の連勝を飾った。加えて2試合連続の無失点は同年9月の第32―33節(愛媛戦・北九州戦)以来。今季初の1試合複数得点で、2014年4月の第10節・松本戦以来となるホームでの複数得点だった。昨季の苦戦ぶりを示す数字でしかないが、負の連鎖を断ち切る第一歩は記された。
中2日の連戦だが両チームとも前節と同じスターティングメンバーで臨んだ。カターレは開始早々の7分、この日最初のチャンスを得点に結びつける集中力をみせた。左サイドでFW苔口卓也を経由して受けたMF北井佑季がドリブルで仕掛けて深い位置からクロスを送り、2人が飛び込んでファー側のMF大西容平が体で押し込んだ。
その後はパスをつないで攻撃を組み立てようとするYS横浜に対し、カターレがしっかり守りながら速攻で追加点を狙う展開。YS横浜も前半は悪くない内容で、何度かゴールに迫る場面をつくった。同22分には3人のパスワークで左サイドを崩し、サイドバック小澤光のクロスにMF友澤剛気がニアで合わせたがGK江角浩司に阻まれた。
カターレは同18分にDF日高拓磨が浮き球で相手DFを交わしてクロスを入れ、北井が頭で合わせるも決め切れず。同32分にFW中西倫也の落としからMF吉川拓也がボレーで狙うがゴール上に外れた。好機はあるのに決められない嫌な流れができつつあったが、同42分に相手GKの判断ミスから追加点が生まれた。相手のクリアボールを吉川がノートラップでゴール前に蹴り返すと、走り込んだ中西と相手GK、DF2人の真ん中でバウンドしてGKの頭上を越え、中西が難なくヘディングで決めた。
後半は終始カターレペースで進んだ。中盤のボール争奪戦で上回ってショートカウンターで次々に好機をつくった。同30分過ぎにはMF木本敬介が右サイドを突破してクロス、MF馬渡隼暉が走り込んでPKを得た。ホームデビュー戦だった地元出身の18歳・馬渡が自らボールを抱えてセットするとスタジアムが沸いた。自身からキッカーに名乗りでたそうだ。しかし、YS横浜のGK高橋拓也が意地をみせてセーブ。馬渡は「蹴らせてもらったのに(外してしまった)、あそこは決めなければいけない。慎重になり過ぎたのかもしれない」と振り返った。
カターレは3点目を奪えなかったが、選手交代をしながら攻め続けてそのまま押し切った。同じ完封勝利でも防戦一方だった前節・長野戦とは異なり、後半は安心してみていられる内容だった。岸野靖之監督は「相手に助けられているのも多くある」と断りながらも、「守備の仕方が少しだけ整理されつつあるのかなとは思う」と話した。チームの始動から守備の再建に取り組んできた成果が出始めているようだ。堅守が本物か、タレントぞろいのJリーグU-22選抜を迎える次節に注目しよう。
カターレは2013年11月の第38-39節(水戸戦・東京V戦)以来の連勝を飾った。加えて2試合連続の無失点は同年9月の第32―33節(愛媛戦・北九州戦)以来。今季初の1試合複数得点で、2014年4月の第10節・松本戦以来となるホームでの複数得点だった。昨季の苦戦ぶりを示す数字でしかないが、負の連鎖を断ち切る第一歩は記された。
中2日の連戦だが両チームとも前節と同じスターティングメンバーで臨んだ。カターレは開始早々の7分、この日最初のチャンスを得点に結びつける集中力をみせた。左サイドでFW苔口卓也を経由して受けたMF北井佑季がドリブルで仕掛けて深い位置からクロスを送り、2人が飛び込んでファー側のMF大西容平が体で押し込んだ。
その後はパスをつないで攻撃を組み立てようとするYS横浜に対し、カターレがしっかり守りながら速攻で追加点を狙う展開。YS横浜も前半は悪くない内容で、何度かゴールに迫る場面をつくった。同22分には3人のパスワークで左サイドを崩し、サイドバック小澤光のクロスにMF友澤剛気がニアで合わせたがGK江角浩司に阻まれた。
カターレは同18分にDF日高拓磨が浮き球で相手DFを交わしてクロスを入れ、北井が頭で合わせるも決め切れず。同32分にFW中西倫也の落としからMF吉川拓也がボレーで狙うがゴール上に外れた。好機はあるのに決められない嫌な流れができつつあったが、同42分に相手GKの判断ミスから追加点が生まれた。相手のクリアボールを吉川がノートラップでゴール前に蹴り返すと、走り込んだ中西と相手GK、DF2人の真ん中でバウンドしてGKの頭上を越え、中西が難なくヘディングで決めた。
後半は終始カターレペースで進んだ。中盤のボール争奪戦で上回ってショートカウンターで次々に好機をつくった。同30分過ぎにはMF木本敬介が右サイドを突破してクロス、MF馬渡隼暉が走り込んでPKを得た。ホームデビュー戦だった地元出身の18歳・馬渡が自らボールを抱えてセットするとスタジアムが沸いた。自身からキッカーに名乗りでたそうだ。しかし、YS横浜のGK高橋拓也が意地をみせてセーブ。馬渡は「蹴らせてもらったのに(外してしまった)、あそこは決めなければいけない。慎重になり過ぎたのかもしれない」と振り返った。
カターレは3点目を奪えなかったが、選手交代をしながら攻め続けてそのまま押し切った。同じ完封勝利でも防戦一方だった前節・長野戦とは異なり、後半は安心してみていられる内容だった。岸野靖之監督は「相手に助けられているのも多くある」と断りながらも、「守備の仕方が少しだけ整理されつつあるのかなとは思う」と話した。チームの始動から守備の再建に取り組んできた成果が出始めているようだ。堅守が本物か、タレントぞろいのJリーグU-22選抜を迎える次節に注目しよう。
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- テーマ:Jリーグ
- ジャンル:スポーツ
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