【第3節vsC大阪U-23プレビュー】連勝で加速なるか
- 2018/03/19
- 18:28
今季初勝利を挙げた前節から中3日でC大阪U-23と対戦する。連勝を飾って弾みをつけたい。
今節の4日後の25日にはF東京U-23とアウェイでぶつかる。U-23の3チームとの対戦はJ3を戦ううえでのポイントのひとつ。彼らは将来を期待されるタレント集団であるだけでなく、トップやU-18の日程との兼ね合いでメンバー構成が予想しにくいという戦いづらさがある。カターレは昨季が3勝2分1敗、2016年が4勝1分1敗と勝ち越したが、過去2年に喫した2敗(17年・F東京戦、16年・G大阪戦)はいずれも昇格争いに影響を及ぼす痛恨の黒星だった。
彼らがチームとして成熟する前に1巡目の対戦で叩く、移動を伴うためオーバーエイジの起用を含めメンバー選考に制限がかかるアウェイ(こちらのホーム)で叩く、というのが勝ち越すための基本線だろう。今節は勝っておきたい一戦だ。
しかし、簡単にはいきそうにない。C大阪U-23の開幕・秋田戦のスタメンをみると、ゲームキャプテンを務めるボランチ西本雅崇、J3通算18得点のMF米澤令衣、センターバック森下怜哉をはじめ、J3の出場経験が50試合を超える者が5人にのぼる。指揮も16年から一貫して大熊裕司監督が行い、チームとしてのベースがしっかりしている。戦い方も昨季ルヴァンカップと天皇杯を制したトップチームにならい、縦横にコンパクトに布陣して守りからリズムをつくるスタイルを継続。カターレは昨季、2試合で1得点に抑えられ、いずれも引き分けに終わっている。心してかからなければならない。
C大阪U-23は前節に試合がなく、第1節の秋田戦は0-1で敗れた。秋田はカターレと同じ[3-4-2-1]で堅守速攻のスタイルも近いため、このゲームは今節の参考になるだろう。C大阪U-23は前半33分、裏へのロングフィードを処理したDFのバックパスを秋田のFW田中智大に奪われて失点した。それまでは長崎総科大付高時代に注目されたルーキーFW安藤瑞季を中心に攻めて互角に渡り合っていたが、その後は守りを固めた秋田を攻めあぐねた。守りでも秋田のサイドからのクロスに対し、ゴール前での寄せが甘くシュートまで持ち込まれる場が散見された。修正を図ってくるはずだ。
カターレは前節の藤枝戦でみせた、前線からのプレスと縦へシンプルに攻める基本スタイルを変える必要はないだろう。運動量と球際のバトルで上回って先にゴールをこじ明けてしまえば相手の出方を見ながら余裕を持ってゲームを進められる。開幕2戦で結果を出している、サイド攻撃からのクロスやショートカウンター、セットプレーに今回も期待しよう。
連戦になるカターレはコンディション調整の面で相手よりも不利。メンバー選考には次のF東京U-23戦も視野に入れなければならない。昨年は6月に天皇杯2回戦を挟んでの公式戦3連戦があったが、ほぼ同じ先発メンバーで戦い抜いた。はたして今回はどうか。試合前の発表を楽しみに待ちたい。
★試合前コメント
●浮氣哲郎監督
連戦になるのでまだ疲れは残っていると思うが、選手たちは良い疲労感と捉えてやってくれているようだ。やはり勝点3を取れたことは大きい。いろいろなことに対してポジティブに取り組んでくれている。
(準備期間は短かったが)頭の整理も含めて修正点の改善に努めた。守備では、前節はペナルティーエリアに進入されることが多かったので、プレスのかけ方やポジションに戻るところなどを確認した。
C大阪U-23は組織的でクオリティーも高い。昨季にJ3で経験を積んだ選手も多く、(ある程度仕上がった)2年目のチームと考えたほうがよい。昨年は2度とも勝てなかった。チャレンジャーとして向かっていきたい。

今節の4日後の25日にはF東京U-23とアウェイでぶつかる。U-23の3チームとの対戦はJ3を戦ううえでのポイントのひとつ。彼らは将来を期待されるタレント集団であるだけでなく、トップやU-18の日程との兼ね合いでメンバー構成が予想しにくいという戦いづらさがある。カターレは昨季が3勝2分1敗、2016年が4勝1分1敗と勝ち越したが、過去2年に喫した2敗(17年・F東京戦、16年・G大阪戦)はいずれも昇格争いに影響を及ぼす痛恨の黒星だった。
彼らがチームとして成熟する前に1巡目の対戦で叩く、移動を伴うためオーバーエイジの起用を含めメンバー選考に制限がかかるアウェイ(こちらのホーム)で叩く、というのが勝ち越すための基本線だろう。今節は勝っておきたい一戦だ。
しかし、簡単にはいきそうにない。C大阪U-23の開幕・秋田戦のスタメンをみると、ゲームキャプテンを務めるボランチ西本雅崇、J3通算18得点のMF米澤令衣、センターバック森下怜哉をはじめ、J3の出場経験が50試合を超える者が5人にのぼる。指揮も16年から一貫して大熊裕司監督が行い、チームとしてのベースがしっかりしている。戦い方も昨季ルヴァンカップと天皇杯を制したトップチームにならい、縦横にコンパクトに布陣して守りからリズムをつくるスタイルを継続。カターレは昨季、2試合で1得点に抑えられ、いずれも引き分けに終わっている。心してかからなければならない。
C大阪U-23は前節に試合がなく、第1節の秋田戦は0-1で敗れた。秋田はカターレと同じ[3-4-2-1]で堅守速攻のスタイルも近いため、このゲームは今節の参考になるだろう。C大阪U-23は前半33分、裏へのロングフィードを処理したDFのバックパスを秋田のFW田中智大に奪われて失点した。それまでは長崎総科大付高時代に注目されたルーキーFW安藤瑞季を中心に攻めて互角に渡り合っていたが、その後は守りを固めた秋田を攻めあぐねた。守りでも秋田のサイドからのクロスに対し、ゴール前での寄せが甘くシュートまで持ち込まれる場が散見された。修正を図ってくるはずだ。
カターレは前節の藤枝戦でみせた、前線からのプレスと縦へシンプルに攻める基本スタイルを変える必要はないだろう。運動量と球際のバトルで上回って先にゴールをこじ明けてしまえば相手の出方を見ながら余裕を持ってゲームを進められる。開幕2戦で結果を出している、サイド攻撃からのクロスやショートカウンター、セットプレーに今回も期待しよう。
連戦になるカターレはコンディション調整の面で相手よりも不利。メンバー選考には次のF東京U-23戦も視野に入れなければならない。昨年は6月に天皇杯2回戦を挟んでの公式戦3連戦があったが、ほぼ同じ先発メンバーで戦い抜いた。はたして今回はどうか。試合前の発表を楽しみに待ちたい。
★試合前コメント
●浮氣哲郎監督
連戦になるのでまだ疲れは残っていると思うが、選手たちは良い疲労感と捉えてやってくれているようだ。やはり勝点3を取れたことは大きい。いろいろなことに対してポジティブに取り組んでくれている。
(準備期間は短かったが)頭の整理も含めて修正点の改善に努めた。守備では、前節はペナルティーエリアに進入されることが多かったので、プレスのかけ方やポジションに戻るところなどを確認した。
C大阪U-23は組織的でクオリティーも高い。昨季にJ3で経験を積んだ選手も多く、(ある程度仕上がった)2年目のチームと考えたほうがよい。昨年は2度とも勝てなかった。チャレンジャーとして向かっていきたい。
